鈴鹿市にある椿大神社は、昭和10年、内務省の調査により、この神社が日本のすべての猿田彦大神を祀る神社の総本社に認定されました。
『延喜式』神名式に伊勢国鈴鹿郡、椿大神社と記される式内小社。そして伊勢国一宮とされる。ご神体である入道ヶ嶽・椿ヶ嶽の麓で伊勢平野をはるかに見渡す地に鎮座しています。
創祀は、社伝では垂仁天皇二十七年。前年に皇大神宮を定めた倭姫命が神託によりこの地に猿田彦大神と、その相殿神として瓊々杵尊(天孫降臨した皇孫)・栲幡千々姫命(瓊々杵尊の母神)を社殿を建てて祀らせたとする。
猿田彦大神は、天孫降臨にあたって天の八衢で皇孫を出迎え道案内を行った神で、導きの神、また別名を岐神(ふなどのかみ)といい、境界の神として信仰を集めています。『日本書紀』に記される魁偉な容貌から、天狗の原型ともいわれる。
猿田彦大神のご神徳は、往古より天照大神の幽契による御旨を地上に実施される地祇の根本の神、即ち地球国土の神として、地球上に生きとし生けるものの平安と幸福を招く「みちびきの祖神」とあがめ奉り、御神徳として、 特に地まつり(地鎮祭)・方災解除・厄祓・土地家屋敷国土の御守護が霊験あらたかとされ、「清めの御砂」をもって地鎮祭・家屋敷の祓い清めを行い獅子舞神事による天下泰安の方除厄除祈祷は1300年の伝統があります。
大神の別名は、「興玉の神」と称え奉り、神々のミタマを奮い起こす導きの神として、先達・延命長寿・縁結び・安産等の御神徳あらたかです。又、大神は「道祖の神」として人類はもとより地上に生命あるものかくあるべしと教え諭し、 家内安全・無病息災・交通安全・警備・商工業の隆昌発展・進学・就職等人間生活の開運を導きになり、又「船玉の神」として、大漁満足・航海・航空・旅行安全の守り神としても篤き崇敬を受けています。
大神はその広大無辺の御神徳に因んで別名を「大行事権現」「衢の神」「土公神」「佐田彦大神」「千勝大神」「精大明神」「塞神」「岐神」「大地主神」「白髭大明神」「供進の神」「山の神、庚神様」「道別大明神」「椿大明神」と称え奉られています。
今年のお正月は、寒波の影響で境内にうっすら雪が残っていて、とても静かで厳かな雰囲気です。
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