伊勢市の猿田彦神社には、本殿の裏手に御神田があり、毎年5月5日に御田植祭が執り行われます。
当日は、本殿においての神事に始まり、御神田のお払い、稚児行列、さだひこ太鼓の披露等に続いて神前に早苗をお備えして祈祷を行いお田植えが始まります。五穀豊穣、大漁満足を祈願するもので、鎌倉時代から続いていると言われています。
神社本殿で玉苗を供え御田祭の斎行(さいこう)を奉告されると、神田まで8歳の童女「八乙女(やおとめ)」が玉苗を運び、桃山時代の装束をまとった神社継承家の男8人女8人の植方(うえかた)が一列に並び、一苗一苗を丁寧に挿苗する。囃方(はやしかた)は作業終了まで、笛や太鼓による田楽を奏で、古代から続く悠々とした時が流れていきます。
田植えが終わると神田の中央に恵比寿と大黒が描かれた大きなうちわを持った植方2人が「団扇角力(うちわずもう)」をとる。どちらが勝つかでその年の豊漁、豊作を占い、恵比寿が勝つと豊漁、大黒が勝つと豊作になるといわれています。
猿田彦神社の本殿を右手から撮影しています。神々しいですね。
神田での行事の後、本殿前では、「ハエーヤハエ、ハエーヤハエ」と掛け声をかけながら踊るユニークな豊年踊りが植方らによって行われる。「ハエーヤハエ」は「早く生えてこい」という思いが踊りの掛け声になったといわれている。踊りが終わると団扇角力で使用したうちわを破る「団扇破り」が行われ、参列者らによって一斉に破られる。うちわの紙片をいただけると、お守りになると伝えられています。三重県の無形文化財の指定を受けているお田植祭が、伊勢地方に初夏の知らせとなっているのですね。
今年の御神田における、稲の発育状況をお伝えしていければと思っています。
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