幸福と長寿に老伴


  松阪市中町にある「柳屋奉善」さんの「老伴(おいのとも)」は、最中の様に見えるこのお菓子ですが、最中の皮は片面のみで中には羊羹に近いものが流し込まれ、表面は糖蜜で固められています。最中の皮の表面には、中央に鴻、両側には「延」「年」の文字が刻まれ幸福と長寿を表していると言われています。


  最中の模様は、中心に鴻(おおとり)、両側に「延年」の文字を刻み込んで幸福と長寿を表現しています。

  「老伴」は、天正3年(1575年)に作られた商品で、当時は、「古瓦」という商品名であったそうですが、松阪の豪商で茶人で国学者でもあった三井高敏公(松阪三井家7代目、明治18年(1885)歿、63才)は、白楽天の詩集から「老伴」(永遠に付合えるお菓子)と呼んだことから、現在の名前に改名されたということです。


  よいほモール商店街にある「柳屋奉善」さんは、創業430年以上という、松阪開府以来の老舗です。今は近代的な建物で、お菓子の販売と茶房、多目的ホールもあります。

  お店の前には、松阪撫子が綺麗に咲いていました。

  お店で販売されている「鈴もなか」もよく知られていて、他所へのお土産につかわれています。これは、松阪の国学者の本居宣長翁が、大変な鈴の愛好家で、勉学に疲れると古鈴を鳴らして癒していたことから、駅鈴の形をした「鈴もなか」が作られたようです。

  伊勢湾で取れた新鮮な青海苔入りの餡と小豆を混ぜた白餡の2種類があります。詰め合わせの箱には、万古焼の鈴がついていて、宣長翁のように鳴らして楽しめます。

  ほかに、明治天皇が伊勢神宮に御参拝の時(1869年3月)、御皇室より命を受け、御成婚の祝い菓子として献上された和菓子「桐葉山」や宣長飴、松阪牛パイそれに洋菓子の販売をされていますので、ぜひ、お立ち寄りください。

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