夫婦岩の大注連縄


  初夏の伊勢市二見が浦は、気持ちいい潮風が吹く絶好の参拝日和です。夫婦岩の注連縄が、5月5日に張り替えられたばかりで、新しくなっているのが目を引きます。


  潮が引いていて、岩まで歩いて行けそうですが、神様の逆鱗に触れそうで恐れ多いです。
 夫婦岩は、沖合い660mの海中に鎮まる興玉神石の鳥居とされており、日の出の遥拝所として古くからしられています。夫婦岩の間からの日の出は、5月から7月頃で、ちょうど今の時期ですから早起きしてご来光を拝みましょう。

  夫婦岩の男岩と女岩を結ぶ大注連縄は、『結界の縄』と称され大注連縄の向こうを常世神(とこよのかみ)が太平洋の彼方から寄り付く聖なる場所、そして手前を俗世という隔たりを表しています。この大注連縄は、文保年間(1317?1319年)には張られていたということで、現在も氏子の人たちにより年3回、5月5日、9月5日、12月の第3日曜日に大注連縄の張替え神事が行われています。

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