内宮 おはらい町


  伊勢神宮、内宮の宇治橋から約800m続く鳥居前町をおはらい町と呼んでいます。伊勢地方独特の切り妻入りの建物が立ち並び、みやげものや食事処の店が軒を連ねて大勢の人でにぎわっています。

  古くから伊勢参りの人達に食事やお土産を提供してきた町ですが、御師(おんし)と呼ばれる寺社に属した参詣者のお世話をする人が神官に代わり神楽をあげたことから「おはらい町」と呼ばれた所以であるといわれています。「旧慶光院」もありますし、おはらい町の建物のほとんどがが古い日本の様相をしていますので、歴史を感じながらの散策がオススメです。

  伊勢の風習に朔日参りがあります。明治のころから続いていて、毎月1日に早起きし、神宮にお参りすることで、無事に1か月過ごせたことを感謝し、新たな月の無事を祈る意味があります。このひの早朝には、おはらい町やおかげ横丁で、特別なお菓子やメニューがいただけたり、午前3時くらいから朝市が催されますが、朝粥が人気ですよ。


  近年、郵便局がレトロに作り替えられました。

  銀行もおもむきがあります。

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夜の神様 月読宮 


  近鉄・五十鈴川駅から約10分で、月読宮に歩いて行けます。内宮と外宮を結ぶ御幸道路沿いのこんもりとした森に4柱の神様がお祀りされています。月讀宮(つきよみのみや)、月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の四宮が一列に並んで建てられています。

  大昔、月読宮の辺り一帯は五十鈴川の川原であったといわれています。月読宮は現在地から北に向かった二光の森に祀られていましたが、仁寿二年(852)の大洪水に遭遇し現在の地に奉納されました。月読の森には四社が並び祀られ、向かって右から二つ目が月読宮で御祭神は天照大神の御弟神にて月の神様として月の世界を支配し水の干満を支配する水利農耕の神様です。向かって右側のお宮は月読尊の荒御魂をお祀りされています。足利氏の末世にいたり造替遷宮が行われず中絶となったため月読宮に合祀され、明治六年に御神殿を造立することができ荒御魂をお迎えし復旧しました。向かって左から三つ目は天照大神の御父神、伊佐奈岐命をお祀りする伊佐奈禰宮、向かって左端の社の御祭神は天照大神の御母神、伊佐奈禰命をお祀りする伊佐奈禰宮でした。戦国時代に造替遷宮を行うことができず伊佐奈岐宮に合祀されていましたが、明治六年に復旧しました。


  月読尊は、外宮の別宮に祀られている月夜見尊と同神で、天照大御神の御弟神になります。さらに、こちらの月讀宮では、その月讀尊の荒御魂、御父神のイザナギノミコトとイザナミノミコトも祀られています。天照大御神のご家族の神様ということになりますね。ところで、一番下の弟のスサノオノミコトは、伊勢神宮の125にも及ぶどの社にも祀られていません。
 黄泉の国から戻った、イザナギノミコトが、禊をしている時、最後にうまれた三柱の神々は、左の目をお洗いになった時に出現したアマテラスオオミカミ(天照大御神)、右の目をお洗いになった時に出現したツクヨミノミコト(月読命)、鼻をお洗いになった時に出現したスサノオノミコト(須佐之男命)です。
 イザナギノミコトは、「わたしは、これまで多くの子を生んだが、一番最後に貴い三人の子どもたちを得た。」とお喜びになられました。そして、ご自分の首にかけていた玉の首かざりをゆらゆらと鳴らせながらアマテラスオオミカミに授け、「あなたは、天を支配しなさい。」とおしゃっいました。次にツクヨミノミコトに「あなたは、夜の国を治めなさい。」といい、スサノオノミコトには、「あなたは、海原を治めなさい。」とおっしゃいました。
 月読宮は、天照大神を祀る内宮のような太陽パワーではなく、疲れたり、傷ついたものを回復させる夜の力なのでしょう。

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伊勢本街道 奥津宿


  津市美杉町奥津は、伊勢本街道の宿場町として賑わい、旅籠が多かったようです。今は、過疎化の波にあらわれていて、お年寄りが多くなり活気がないようですが、町を盛り上げようと暖簾をかけておもてなしをされています。江戸時代、宣長さんもこの宿に寄ったことが「菅笠日記」にあらわされています。

  伊勢奥津駅は、JR名松線の終着駅ですが、2009年10月の台風により、この伊勢奥津と津市白山町の家城間が、土砂崩れにより不通となり、バスによる代行運転しています。このため、現在、伊勢奥津駅には、列車の発着がありません。かつては、SLが活躍していたので、給水塔が残されているのが印象的です。

  JR東海は、運行が不通となっているJR名松線の家城―伊勢奥津間(17.7キロ)について、利用客の減少と山間部のため、今後の災害も予想されることから、廃止を決めていましたが、三重県が土砂崩れを防ぐ治山事業に取り組み、津市が水路整備を行って安全が確保されれば、JR東海は線路の復旧工事を行う方針を示しました。全線開通は、2016年度になるということで、かなり時間がかかるようです。早く、列車から風光明媚な山や川、村里の景色を見たいですね。


  今は、津市役所の出張所との併用ですが、列車が発車するようになって、人々の往来が戻ってくるといいですね。松阪から約1時間の小旅行に出かけてみると、懐かしい里山と宿場町を見ることができます。

  伊勢本街道 奥津宿 のれん街として約50軒が参加して、かつての屋号を記した暖簾をかけています。たとえば“元こうや”とは、紺屋のことで染物を扱っていました。”ぬしや”は、よろずやで今ふうに言えば百貨店、デパートです。“まねきや”・“かすけ”など、文字やイラストも個性があり、見比べながら歩くと時の経つのも忘れてしまいます。


  魚の暖簾のかかった家にいたおばあちゃんは、昔に魚を売る商売をしていたことを丁寧に話してくれました。とても優しいおもてなしていただきました。

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天鈿女命?椿岸神社


  三重県鈴鹿市の椿大神社別宮である椿岸神社(つばききしじんじゃ)は、猿田彦大神の妻神である天鈿女命(あめのうずめのみこと)がお祀りられています。芸道の祖神としてだけでなく、縁結び、夫婦円満の神様として信仰されています。

  「アメノウズメノミコト」は、古事記では「天宇受売命」、日本書紀及び古語拾遺では「天鈿女命」と記されています。
 古事記によると、天照大御神が天岩屋戸に籠もり世界が暗闇になったとき、天宇受売命は、天香具山の日陰蔓(ひかげのかずら)を襷(たすき)にかけ、真拆葛(まさきのかずら)を髪に纏い、天香具山の笹の葉を束ねて手に持ち、天岩屋戸の前に桶を伏せてこれを踏み鳴らし、神懸かりして、胸乳をかき出し裳の紐を陰部まで押し下げ歌舞をし、神々の笑いを誘ったことにより、天照大神の心を動かし、岩戸開きにいたったことから芸の祖神といわれています。
 また、天孫降臨に際しては、天照大御神、高木神から、あなたはか弱い女であるが、向き合った神に対して気おくれせず圧倒できる神であるからと言われて、天八衢(あめのやちまた)にいる神(猿田彦神)に名を問う役を命ぜられ、見事に聞き出し、天孫降臨に貢献しています。そして、天児屋命(あめのこやねのみこと)・布刀玉命(ふとだまのみこと)らとともに、合わせて5つの部族の首長を加えて天下りし、天鈿女命は「猿女君」(さるめのきみ)らの祖神であるとある。


  天鈿女命とういう女神は、天照大御神を太陽と見立てて、太陽の活力の復活を願い、冬至の日における太陽再生儀式に携わる猿女君の姿の投影ともいわれ、祭祀の儀礼の起源とされています。また古事記、日本書紀に見られる「笑う」は、単純な笑いではなく、悪魔を退散させるなどの呪術的所作であるとされる。天鈿女命は、日本書紀では「気後れしない神」、また古語拾遺では「睨み勝つ神」として描かれており、特異、特別な顔面を持つ神と思われますが、一般的には、宮中に奉仕し、主として「神楽」のことに携わった女性で、神楽や芸能の神とされている。なお、天宇受売命の「宇受売」は、「かんざし」の意味で、髪飾りをして神祀りを行う女神、更には神懸った女性の神格化とする説があります。

  椿岸神社の境内には、小さな川が流れていて「かなえ滝」があります。この滝を携帯電話で撮影して、待受け画面にすると恋愛運がアップするらしいです。
 また、椿の花をかたどった「椿恋みくじ」がありますので、引いてみてください。これには、伊勢物語に出てくる恋の和歌一首と、恋愛アドバイスが書かれています。さらに、椿さんや巫女さんのチャームまで入っていて、巫女さんのチャームにあたると縁起がいいので、お守りとして大切の身に着けておくといいようです。

  三重県内で「椿岸神社」以外で天鈿女命をお祀りしているのは、伊勢の猿田彦神社の別宮「佐瑠女神社」です。ともに「鎮魂の神」「芸能の祖神」として、俳優(わざおぎ)芸事をはじめ、あらゆる芸道の向上、また、 縁結び・夫婦円満の守護に霊験あらたかとして、信仰されています。お時間を作って両神社をご参拝いただくことをお勧めします。

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今、必要なのは!


  今回の東北地方太平洋沖地震の被害の大きさに、皆様も心を痛めておられることでしょう。「現地に行き、支援活動に加わりたいです」「ボランティアの募集をさがしている」という気持ちを持っている方が多数いらっしゃると思います。現時点では、現場が大変混乱していて、ボランティアに行くことは、かえって迷惑となる可能性が高いようです。先遣隊の情報収集や行政からの情報を確認してから行くことにしましょう。
 信じられないような光景を目の当たりにして、自然のパワーに前にひざまずくしかありませんが、人間として一人一人の知恵や勇気を集めて困難を切り開いていくことが大切と思います。今こそ、みんなの絆が必要です。
 現地に行かなくてもできる励ましや募金など、被災者のために何かを考えて慈善行動しましょう。

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