参宮街道 月本追分?六軒茶屋


  松阪市六軒町は、伊勢音頭に「明日はお立ちか、お名残おしゅうや、六軒茶屋まで送りましょう。六軒茶屋の曲がりとで・・」と歌われた町です。
  三渡川の南側にある「いがごへ追分」は、参宮街道と初瀬(はせ)街道の追分である。初瀬街道は伊勢と大和・京方面を結ぶ街道で、初瀬(長谷)から名張、青山峠を越え、いがごえ追分で伊勢街道へ通じる。
 道標の銘文には「やまとめぐりかうや道」「右いせみち六軒茶屋」「大和七在所順道(やまとしちざいしょじゅんみち)」とある。大和七在所順道とは大和国(奈良県)の七つの名所・寺社だけではなく、畿内の河内・和泉・摂津・山城の名所・寺社を巡る道です。


  三渡川は、川を渡るとき伊勢湾の潮の干満により通過地点が3ヶ所(上の渡、中の渡、下の渡)あったためこの地名が付けられました。
 道の反対側には、大阪の人が二反半の田を付けて寄進したといわれる、文政元年(1818)建立の常夜燈があり、常夜燈の反対側の空き地のところに伊勢講の常宿として繁盛した旅籠磯部屋があったようです。 

  月本追分は現在の松阪市中林町の枝郷にあり、参宮街道と奈良街道との分岐点である。現在の月本の道標は江戸時代後期に建てられたもので、東面に「月本おひわけ」、西面に「右さんぐうみち」、北面に「右いかご江なら道」、南面に「左やまと七在所順道」と刻まれている。この道標は高さ3.1mで参宮街道最大のものである。
 この追分には角屋、村田屋、錦屋などの立場茶屋や煮売屋があり、近くには古くから月読社が勧請されており、月読社の本の集落という意味で「月本」という名前が付いたと言われている。


  二つの街道が合流する月本の追分では、役人の常駐する立場があり、旅人を相手にする旅籠や支度店が軒を並べており大変な賑わいを呈していたようです。
 天保年間に建立されのちに明治3年11月に再建された常夜燈(高さ6m)が今も残っており、往時の名残をとどめています。

  このあたりには、たくさんの道標や石燈籠を見ることができますので、歴史を感じながらの散策にいいところです。20年前に第61回神宮御遷宮を記念して地元の人が建てた道標と燈籠があります。

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  庚申堂と山の神そして道標が並ぶ参宮街道(伊勢街道)です。


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