東は三重県鳥羽市の神島から、西は淡路島の舟木石神座までの東西200キロメートルに及ぶとされる「太陽の道」は、春分と秋分の日に太陽が通るラインのことで、このライン一帯には古墳、神社、寺が並んでいるというのです。
1980年2月にNHKが、「知られざる古代 謎の北緯34度32分をゆく」という特集番組を制作し、放送してからよく知られるようになりました。
松阪市内では、斎宮から櫛田神社に入って大河内神社、堀坂山、宇気郷(うきさと)を通り美杉へと通ります。
松阪と伊勢平野を代表する山といえば、堀坂山です。堀坂峠からの登山道には、大日如来像があり、古代より太陽崇拝の山と思われます。
大日如来は、大乗仏教の仏様で太陽神に起源をもち,宇宙の根元とされ,あらゆる仏,菩薩(ぼさつ)の本地です。
昔も今も変わらない動きをするものと言えば太陽、月、星。。。基準とできるモノは天空に求めるしか無かった時代があり、時計も日時計で、これらを利用して、古代人が生活をしていたということでしょう。それにくらべ現代文明のなんとありがたいことか考えさせられます。被災地の復旧が進まない生活のご苦労や輪番停電による不便さに自然の驚異と原子力問題など発展からの負の遺産を実感しています。しかし、人類は進化し続けなくてはいけないのですから、ネガティブ志向にならないで前向きに乗り越えて行きましょう。毎日、太陽は昇り、地球に恵を与えてくれます。
松阪の山間部にある隠された名所といわれる「うきさとむら」は、”ふれあい”をモットーに、遊んで体験して学べるまさに「おいしい」ところ。市街地から車で、約30分ほど行った「うきさとむら」は、夏でも夜は涼しく、自然を十二分に満喫できます。また、お休み処の物産館には季節の山菜と薬草の天ぷらや、地鶏の焼き鳥、モロヘイヤうどんなどなど、地元産品を使った素朴な料理が味わえたり、藍の生葉染めや茶染め・桃染め、あまごつかみにコンニャク作り、陶芸教室などいろんな体験学習ができる施設もあり充実しています。宿泊も可能ですので、自然をたっぷり堪能してください。
堀坂山の麓、伊勢寺地区の堀坂川近くに「すいせん栽培」をしているところがあります。まだ、新しく小さいので、来年の成長が楽しみです。小さな花たちがたくさん集まると華やかになり、元気をもらいます。
すいせん栽培からすぐ近くに烏戸集会所があり、すぐ上を伊勢自動車道が通っています。そこに常夜灯と道標があり「左 ほっさか」「右 よこたき」としるされています。
よこたきは、浄土宗のお寺で、奈良時代の僧行基の開基と伝え、もとは国分寺の一寺で奥の院と称されました。境内には「横瀧観音」と称される聖観音を祀る観音堂があり、寺宝のひとつとして琵琶が伝えられている。昔、一人の盲人が琵琶を抱いて当寺に登り、17日間その開眼を祈願したが、なんの利益もなく、「滝とてもすくなる滝か横滝の堂も仏も同じ木のきれ」と恨みの詩を詠じ、門を出ようとするとき、御堂の内から盲人の名を呼ぶ声があり、振り返ったらパッと両眼が開いた。盲人はその霊験に感激し、持っていた琵琶を仏殿に奉納して立ち去ったと伝えられている。
いまも境内にある霊泉は眼病に効くといわれ、毎月14日に供養が行われている。また、本堂の大提灯に「萬人開眼供養」とあり、堂内には「め」の字などが描かれた眼病平癒の奉納額が所狭しと並べられています。
毎月14日が命日ですので、眼病で困っている方は、お参りに行かれるとご利益があると思います。
今年の春分の日は、あいにくの天気で真上を通る太陽を見ることができませんでした。次に通る秋分の日に見れたらいいですね。
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