御城番屋敷は紀州藩士の長屋


  松坂城二の丸跡近くの櫓跡から見下ろすと南に延びる石畳の通りに面して両側に東側10戸、西側9戸からなる長さ約90mの2棟の長屋が連なる一画がみえる。通称御城番屋敷です。
 石畳通りを挟んで、前庭、家、後庭の構成で、整然と並んでいて、現在、東側がリニューアル工事中です。

 蒲生氏郷公によって開府された松坂城は、江戸時代に、紀州家の所管になり、御城番が置かれることになった。城づとめの武士達の組屋敷や長屋で、その家屋敷も含めてその一画が、略当初のまま現代まで残り維持されているというのは、全国でも珍しいことです。明治になり、武士階級が離散するなかにあって、合資会社苗秀社をつくり、ここに住んできた自分達の生活環境と気概を守り維持してきた人達にゆかりのある人達が今も生活している。一部は、市が買い取り公開されていますので、当時の暮らしぶりを見ることができます。国の指定重要文化財ですので、生きた文化財として大切に保存したいものです。

  お城跡の裏門から下りて御城番屋敷へくると江戸時代にタイムスリップした気分になれます。松阪を訪れる観光やウォーキングの人たちがたくさん見学に来るようになり、門跡を出た石畳の入口には、お休み処とお城の下には立派なトイレも作られました。天気のいい日にゆったりと散策できます。

  城の裏門の入り口に二つ立っている常夜灯の一つは、旧伊勢街道(参宮街道)の津市藤枝町にあったものを昭和初期に移転されました。これは、津の新玉講(伊勢参りのための講)が文政6年(1823年)にお伊勢参りをする人たちのために寄付したものです。

  もうひとつの常夜灯は、旧伊勢街道(参宮街道)の松阪市を流れる櫛田川の早馬瀬河原の渡し場にあったものです。書家の三井親和が書いて彫られているように、江戸干鰯問屋仲間が安永9年(1780年)に寄進したものです。

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