初午さんの名物


  初午は寒くて雪花が散るとよくいわれますが、今日はそれ以上の寒さのようです。お参りに道行く人も寒いを連発していました。真冬に戻ったような天気にびっくり!「梅は咲いたか、桜はまだかいな・・・」春のぬくもりが待ち遠しい気持ちです。

   初午大祭で欠かせないものがあります。一つは、「さるはじき」です。これは、”厄をはじきさる”ということから恒例のものとなっています。大小いくつかの種類があります。また、ショッピングセンター「マーム」では、中央広場に高さ10m以上もある、ジャンボさるはじきを見ることができます。みなさんも厄をはじき飛ばしていい年になるように縁起かつぎをしてみましょう。




  初午名物の一つが、”ねじりおこし”で、原材料は、水飴、黒糖、赤糖、いら2種類、米ぬか、黒胡麻、青海苔などを混ぜて板状にし、ねじって固めたものです。祝儀の「おひねり」を模したもののようです。お買い求めは、中町にある老舗駄菓子店の「あいや」さんがおすすめですよ。

  明日の余福祭の日には、戦前と戦後の一時期、初午大祭の名物であった「宝恵駕籠(ほえかご)道中行列」が復活3年目を迎え、市内を行きます。午後3時に八雲神社を出発して日野町ファミリーマート横から駅前通りに出て、三重信用金庫日野町支店前→ゆめの樹商店街→浜口農園前→和田金前→岡寺山継松寺に午後5時到着予定です。華やかな振り袖姿の行列を見物にお出かけください。



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春を呼ぶ初午大祭


  松阪に春を呼ぶ「初午大祭(はつうまたいさい)」が始まりました。3月の最初の午の日の本日の前後3日間行われています。今年は3月4日(金)が午の日で、本日になりますので、3月3日のひな祭りの日が、宵宮となりました。いつも、初午の日は寒くなるといわれていますが、今年も凍えるような日になりました。

  初午大祭でお参りする岡寺山継松寺は、県内で厄除けをする最大の寺院ですので、たくさん方がお参りに来ますが、19歳の女性の振袖姿での参拝が目を引きます。継松寺は、聖武天皇の勅願により行基が創建したと言われています。

   聖武天皇42歳の厄年の際に、継松寺のご本尊如意輪観世音菩薩を宮中にお奉りし祈願した後、再び松阪に安置したことから厄除け観音としてこの地域の厄年の参拝者が多く訪れるようです。
 伝説によると、洪水によりお堂は流失した時、ご本尊を拾い上げた二見の漁師が弁財天のお告げを聞いて出家し継松法師となりお寺を再建したことから継松寺と名付けられるようになったようです


  いつから始まったのか、厄を落とすということでハンカチなど身に着けているものを置いて、振り返らずに外に出ると厄が落ちるといわれています。
  このハンカチ落しについて、お寺さんはおすすめしていませんが、今年もハンカチを入れるかごが2か所あり、もう溢れそうになっていました。これを整理するのが大変なんでしょうね。


  百数十店の露店が出てにぎやかですが、さすがに夜は冷えこんできて早々に店じまいししまうところもありました。高校生や若者は遅くまで路上に座り込んで祭りを謳歌しているようでした。トラブルが起こらないか心配してしまうのは年のせいでしょうか。確かに子供のころはうれしかった記憶がありますよね。

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猿田彦大神と猿女君 


 猿田彦神社の境内にある佐瑠女神社(さるめじんじゃ)は、芸能の祖神、「わざおぎ(俳優)の神」として「たましずめ・たまふり(鎮魂)」の鎮魂の元祖と称されている天宇受売命(あまのうずめのみこと)がご祭神です。
  アメノウズメノミコトは、日本神話に登場する女神。「岩戸隠れ」のくだりなどに登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子と言える。古事記では天宇受賣命、日本書紀では天鈿女命と表記されています。

  天照皇大神の孫であるニニギノミコトが天孫降臨し、高天原から高千穂へ降り立つまでの道先案内をしたのが猿田彦です。この彼に出会ったときに、天のご一行様の中から、最初に「そなた何ものぞ?」と話しかけたのが、佐瑠女=アメノウズメです。そして、猿田彦は、道先案内を命じられることになるわけです。ともにニニギノミコトを高千穂まで、お連れします。その後、アメノウズメはサルタヒコの名を明かしたことからその名を負って仕えることになり、猿女(サルメ)君の祖神で妻になったと言われています。


  天宇受売命は、元気でおおらかな女性の鏡とされ、生涯の美しさを求める女性、自立して誇りを持ち自ら生きようとする人にとって極めて大切な神であり、「 縁結び 」の女神としての信仰もあつい。

 伊勢市の猿田彦神社にお祀りされている猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げ、また垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され五十鈴川の川上に導かれました。この為に古来より善導の神として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰され、魂を導き甦(よみがえ)らせる御神威により甦りの神と称されおります。また古来より、土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されております。

  お賽銭箱のすぐ横に、可愛いおみくじが置いてあります。おみくじをひいたり、恋愛祈願したりしに、神社めぐりする女性が多いのでしょうか?男の人もひくかもしれませんね・・・。インターネットでも縁結び神社関連のページのアクセスが多いようです。佐瑠女神社、恋みくじは、200円。

  本殿の堅魚木・欄干をはじめ、佐瑠女神社神殿、大鳥居、手水舎の柱などは、 すべて八角になっています。今度、参拝にいかれたらじっくりとご覧になってください。


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  猿田彦神社では、大神の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、以来、永く玉串大内人(たまくしおおうち んど)という特殊な職掌に任ぜられ、伊勢の神宮に奉仕してきました。大神の 御神徳を仰ぐ崇敬者は全国に広く、方位除、地祭、土地開発、開業、災除、家 業繁栄、交通安全、病気平癒、開運などの御祈祷が連日行われています。

  拝殿正面の中央には、昔の神殿跡を印し、方角を刻んだ八角の「方位石(=古殿地)」があります。八角は方位を意味し、方位除のご神徳がある猿田彦神社にちなんだものでしょう。


弥生の朔日餅


   伊勢「赤福」の3月1日は、朔日餅の日ですね。本日のおもてなしは、春の足音が感じられる「よもぎ餅」とお雛様にちなんだ「あられ茶」のおもてなしでした。

  栞によると、古来、よもぎは「魔除草」と呼ばれ、久しく食されてきました。昔、三月三日に蓬餅をお雛様にお供えしたのは、香り高く繁殖力の強いよもぎを餅にして子孫繁栄・無病息災を祈るためです。
 三月の「よもぎ餅」は、よもぎの持つ色と香りをそのまま練り込んだ餅生地で、つぶ餡を包んでいます。
 女児のすこやかな成長を祈る上巳(じょうし)の節句(桃の節句)にちなんだ餅菓子です。
  なるほど、弾力のあるお餅とまろやかな粒あんのコラボは、どんな厄介もはね飛ばすでしょうね。くせになる美味しさでした。


  焙じた番茶に色とりどりの香ばしいあられを浮かべたお茶は、見た目がにぎやかで、上品で独特の味でした。伊勢や松阪周辺では、田舎あられをお茶碗に入れ、お茶をかけて食べる習慣があります。

  赤福本店の店頭には、朱塗りの竈(かまど)を据えてあります。この独特な形の竈・三宝荒神(さんぽうこうじん)は、むかし伊勢参宮の折、お足の弱いご婦人らに愛用された三人乗りの馬の鞍「三宝荒神」を造詣化したものだそうです。三宝荒神には別の意味があり、三宝を守る火の神を「三宝荒神」と言い、これを竈の神さまとして祀っていて、赤福本店で出す番茶は、この竈で沸かした湯を使っています。130年続くのれんの下にある、おもてなしの象徴でもある竈ですね。

  NHKのスタッフが取材に来ていて、いつ放送かわかりませんが、伊勢神宮と赤福を特集するようです。きっと見る人を歴史と伝統が魅了することになりますよね。


  伊勢・内宮のお祓い町にある赤福本店は、伊勢らしい切妻屋根が高く、正面に掲げた横書きの大きな看板には金色で赤福と創業宝永四年のシンプルですが、重厚な文字がかかっている老舗です。お伊勢参りの後には一息つきたい処です。

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北海道の名付け親「松浦 武四郎」


  松阪市小野江町出身の「松浦武四郎」翁は、北海道の名付け親として、最近、北海道各地で記念碑が建てられるようになってきました。人権や観察眼、健脚、地図作製能力、アイヌの風俗画などで素晴らしい能力を発揮しました。。教科書の片隅にも載っていないことが残念ですが、間宮林蔵をしのぐ偉人といっても過言ではありません。

   江戸時代末期の北方探検家の松浦武四郎翁は、アイヌの人達と共に生活しながら探検を続けました。差別心を持たない人権感覚に優れた官僚として、北海道の地名の多くを考え、アイヌ語に漢字を当てはめていった業績は今もなを生き続けています。

  晩年は、松前藩の圧力や政府のアイヌ融和政策に反発し、辞任してしまったため、政府からは、あまり良く見られなかったようですが、正義をつらぬいた姿は、素晴らしいと思います。そして、余生は、三重県と奈良県の県境にある「大台ケ原」の開拓をし、登山道をつけたり地図を完成させてりして貢献しました。地元では、大台ケ原に顕彰の登山をされています。


  2月27日(日)は、1988年2月に亡くなった、松浦武四郎翁を偲ぶ「武四郎まつり」が、松阪市の松浦武四郎記念館で行われました。当日は、北海道のアイヌの方たちも参加され伝統の民族舞踊を披露していただきました。

  松浦武四郎翁は、旅に生きた人生を締めくくるかのように、東京・神田五軒町の住まいをついのすみ家として選び、その東側に、8年の歳月をかけて書斎を設けました。一畳だけで完結した空間はかつてなく「自らの創作である」と自負していたそうです。
  写真は、この「武四郎まつり」から公開されることになった書斎「一畳敷」の複製品が、松浦武四郎記念館内におかれたものです。全国巡回展として「松浦武四郎と一畳敷」展を開催していた住宅設備機器大手のINAXに山中光茂・松阪市長が譲渡を要請し、移設が実現したようです。

  松浦武四郎翁は、知人に頼み、京都・渡月橋の橋げたや遷宮後の伊勢神宮用材など、有名な寺社仏閣などから91点の材料を集めて造ったという。屋根はススキぶきで、天井には龍の絵が描かれている。一畳の書斎を明治の評論家、内田魯庵は「好事の絶頂」と絶賛したという。
 武四郎翁は、は著書「木片勧進」で「後世に残すためではなく、全国各地を歩き、さまざまな人々と交流した思い出のためで、自分が死んだら一畳敷の木材で死体を焼き、骨は大台ケ原に埋めてほしい」と記している。しかし、松浦家は極めて珍しい書斎のため、遺志には従わずに残した。現在は国際基督教大(東京都三鷹市)で国の登録有形文化財として大切に保存されている。
 INAXが昨年6月から大阪と名古屋、東京で開いたギャラリーの展示用に造った複製品で、幅1・2メートル、奥行き2メートル、高さ1・8メートル。床の間や障子、天井は本物そっくりに造られています。


 松尾芭蕉翁(伊賀市)、本居宣長翁(松阪市)とともに、三重県が生んだ偉人のひとり松浦武四郎翁は、北海道の探検に始まり、全国各地をすみずみまで旅をした人物で、武四郎の歩いた道をつなげば、日本地図ができ上がるとまでいわれたほど、その調査は日本全国に及んでいます。
  旧三雲町は、松浦家で代々大切に保存され、寄贈を受けた武四郎ゆかりの資料を展示する博物館として、「松浦武四郎記念館」を、平成6年(1994年)に開館させています。ぜひ、一度探検にお出かけください。

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