日本のお土産売上トップの赤福餅は、江戸時代の1707年(宝永4年)に皇大神宮前の五十鈴川ほとりで販売されたと言い伝えられている。商品名の赤福は、まごころ(赤心)をつくすことで素直に他人の幸せを喜ぶことが出来る(慶福)という意味の「赤心慶福」(せきしんけいふく)に由来するとしている。名前の「赤」にちなんで包装も商品名のロゴも赤いが菓子自体の色は小豆色であり赤ではない。
おはらい町、五十鈴川のほとりにある本店では、今朝も若い乙女が赤福餅をせっせと手作りしていました。寒い早朝からいくつものお社をお参りをして疲れた体には、熱いほうじ茶と美味しいあんこと餅によって癒されます。
「赤福のれん」300年続いく伝統の味に感謝です。
赤福餅の姿は、五十鈴川の清流にちなんで、白い餅でせせらぎの石を上にのせた漉し餡を指で押して二すじの波形を作って水の流れを表現しています。正岡子規は、「到来の赤福餅や伊勢の春」と詠まれました。
今朝は、朔日餅も販売されていたので、早朝から多くの人が訪れているようです。赤福本店の建物は明治に造られて以来、130年以上大切にされています。 伊勢らしい切妻屋根は間口を広げるために高くし、正面に掲げた横書きの大きな看板には金色で赤福の二文字。妻入りの軒先にかかる海老茶色ののれんをくぐると、朱塗りのかまどから湯気が立ち昇っています。
赤福本店の店頭には、朱塗りの竈(かまど)が据えてあります。この独特な形の竈・三宝荒神(さんぽうこうじん)と呼ばれるそうです。由来は、昔、伊勢参宮の時、足の弱いご婦人らに愛用された三人乗りの馬の鞍「三宝荒神」を造詣化したものだそうです。三宝荒神には別の意味もあり、三宝を守る火の神を「三宝荒神」といい、これを竈の神さまとして祀っているとのこと。店で出す番茶は、この竈で沸かした湯を使い、おもてなしの象徴でもある竈ですね。
二月の朔日餅(ついたちもち)は、「立春大吉餅」でした。黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福で、一つは、大粒の黒大豆とこし餡を餅生地で包み、もう一つは、こし餡と大豆を包んだ餅生地にきな粉をまぶしましたものでした。しっかりした餅とあんこの風味がとてもいい感じで、美味しくいただきました。
ごちそうさまでした・・・。また、食べたいです。
赤福のテレビCMで長年、赤太郎という侍をイメージしたマンガのキャラクターが登場し「伊勢の名物・赤福餅はええじゃないか」とよく放映されていました。東海、関西では知らない人はいないのでは・・・。近頃はあまり目にしなくなったような気がしますので、懐かしく見ていただければ幸いです。
http://www.youtube.com/watch?v=MbUVT4NTscU&feature=player_embedded
「立春」(二月四日)は、二十四節気の“元日”。前日の大晦日(二月三日)には、豆をまいて一年の邪気を打ちはらい、また新しい年を健康に過ごせるよう祈りましょう。
包装紙の伊勢千代紙について、宮中や大奥から伝承されている文化を朔日餅の包装紙としてつつみ世の千代の繁栄を祈っているようです。
赤福のれんは、順風満帆とはいかない時期がありました。2007年10月に消費期限及び製造日、原材料表示偽装事件が日本中を駆け巡り大変驚きました。
2007年10月19日から2008年2月5日まで全店で営業を休止しました。2008年のお正月は、赤福餅が食べれないという今までにない経験をしましたが、今は、経営改善や意識改革によって、以前よりおいしくなった赤福餅が食べれるようになってよかったです。子供のころは、一箱全部食べれたら日本一幸せと思ってました。
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