南紀白浜のアドベンチャーワールドには、双子のパンダが3組いて、8頭も見ることができることをご存知でしょうか。去年の8月11日に生まれた可愛い子供パンダの元気な姿も見学できます。仲良く好物の笹を食べているのは、2008年9月13日に生まれた双子のメスの梅浜(メイヒン)とオスの永浜(エイヒン)で、とっても仲良しです。
お母さんパンダの良浜(ラウヒン)は、2000年9月に白浜で生まれた日本パンダです。梅浜と永浜が初めての出産で、今回2度目で連続双子の快挙ですね。お昼寝が好きなようで、昨年8月に生まれた赤ちゃんパンダのオスの海浜(カイヒン)とメスの陽浜(ヨウヒン)が走り回っていてもぐっすりです。
アドベンチャーワールドでは、1994年(平成6年)より中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部としてジャイアントパンダ自然繁殖のための日中共同研究を世界に先がけ進めていて、これまでに11頭がこの白浜で生まれて育っています。そして、4頭は、中国での繁殖研究のため、成都市ジャイアントパンダ繁育研究基地(四川省)へ送られています。
寒い時期でもパンダを見に来る人は大勢いらっしゃいますが、親子パンダ以外は外での公開もありますので、すぐそばで見ることができるのが嬉しいです。
日本には現在、神戸の王子動物園とアドベンチャーワールドを合わせて9頭のジャイアントパンダが飼育されているが、そのうち、実に8頭がアドベンチャーワールド内で飼育されている。地元の白浜町では「パンダの町白浜」をPRしています。また和歌山県は、南紀白浜空港を「南紀白浜パンダ空港」に命名することを計画中です。
上野動物園が中国から借り受ける2頭のパンダが、2月21日に上野動物園に到着する予定であることが分かりました。上野動物園では2008年4月に「陵陵(リンリン)」が死亡してからパンダが不在だったのですが、およそ3年ぶりにパンダを迎えることになると中国国際放送局が報じました。
名前はオスが「比力(ビーリー)」、メスが「仙女(シエンニュ)」両方とも5歳。
パンダは21日未明に四川省のパンダ保護研究センターを出発、上海を経由して午後9時ごろ成田空港に到着し、同日深夜に上野動物園に運ばれる予定です。新しい環境に慣らした後、3月下旬から公開される見通しだそうです。春からは、東京でも見ることができます。
お腹一杯になって、器用に木の上で寝る赤ちゃんパンダを見ているとはらはらしますが、愛くるしい姿にとても癒されますね。
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