静岡県富士宮市の朝霧高原にある白糸の滝は、富士の雪解け水を大量に湧出する井の頭の水源から約10キロ下流にある滝です。数ある日本の滝の中でこれほど美しく、幅の広い大きな滝は見事です。
滝の元となる川はそれほど大きなものではなく、 本滝の横にカーテンのように広がる滝は、高さ二十メートル幅はなんと、百メートルもあり、富士山の噴火で出来た地中の溶岩の層を流れ通ってきた水が、その岩の隙間から流れ落ちてるというもので、これも他ではあまり見る事がないとても珍しいものです。
木々が生い茂った岩の間から落ちる水の様子は、とても不思議で新鮮な感じがします。広く大きな水のカーテンが、光りながらサラサラと爽やかな音を立て落ちるのです。虹がかかって夢のような雰囲気がしています。
柔らかく光る水が絹の糸のようにも見えます。広く大きく豪快、それでいて繊細、そんな両面を見せくれる、白糸滝の名に相応しいとても優しく美しい滝です。
富士山の雪解け水が流れてくる水量は毎秒1.5トン。幅200メートル、高さ20メートルの崖から絹糸を垂らしたように流れるるので、マイナスイオンたっぷりで、すごく浄化作用が強いパワースポットです。
1936年に国の名勝と天然記念物に指定され、日本観光百選の滝の部門で1位になっています。1990年には、「日本の滝百選」にも選ばれている日本でもっとも有名な滝の一つです。日本三大名瀑は、「那智の滝」「華厳の滝」とこの「白糸の滝」か「袋田の滝」でしょうか。
白糸の滝のすぐ上には岩窟があり、そこには「お鬢水(おびんすい)」という水が湧いている。このお鬢水で源頼朝は髪のほつれを直したと伝えられている。また、このお鬢水は富士講の霊場の1つでもあります。
巻狩りに来た、源頼朝は、細く糸を垂らしたように流れる女性的な美しい滝に思いを寄せて「この上にいかなる姫やおはすらん おだまき流す白糸の滝」と詠んでいます。 おだまきとは、つむいだ麻糸を巻いて空洞の玉のようにしたものです。
いつもたくさんの観光客やカメラマンが訪れています。天気や時間によっていろいろな表情を見せてくれる優美な滝ですね。
白糸の滝に行く途中にある音止めの滝は、豪快な水しぶきとゴオーッと轟くような大音が印象的な男性らしい滝です。
この滝の大きな音は、その昔曽我兄弟が父の仇を討つための密談をしてた時、あまりの音のうるささに思わず”黙れ”と言ったところ、滝の音が一瞬止まったという言い伝えがあり、それで音止めの滝となったそうです。
この音止滝と白糸の滝の対照的なセットがこの場所を一層いいパワースポットにして癒してくれます。
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