伊勢本街道 奥津宿


  津市美杉町奥津は、伊勢本街道の宿場町として賑わい、旅籠が多かったようです。今は、過疎化の波にあらわれていて、お年寄りが多くなり活気がないようですが、町を盛り上げようと暖簾をかけておもてなしをされています。江戸時代、宣長さんもこの宿に寄ったことが「菅笠日記」にあらわされています。

  伊勢奥津駅は、JR名松線の終着駅ですが、2009年10月の台風により、この伊勢奥津と津市白山町の家城間が、土砂崩れにより不通となり、バスによる代行運転しています。このため、現在、伊勢奥津駅には、列車の発着がありません。かつては、SLが活躍していたので、給水塔が残されているのが印象的です。

  JR東海は、運行が不通となっているJR名松線の家城―伊勢奥津間(17.7キロ)について、利用客の減少と山間部のため、今後の災害も予想されることから、廃止を決めていましたが、三重県が土砂崩れを防ぐ治山事業に取り組み、津市が水路整備を行って安全が確保されれば、JR東海は線路の復旧工事を行う方針を示しました。全線開通は、2016年度になるということで、かなり時間がかかるようです。早く、列車から風光明媚な山や川、村里の景色を見たいですね。


  今は、津市役所の出張所との併用ですが、列車が発車するようになって、人々の往来が戻ってくるといいですね。松阪から約1時間の小旅行に出かけてみると、懐かしい里山と宿場町を見ることができます。

  伊勢本街道 奥津宿 のれん街として約50軒が参加して、かつての屋号を記した暖簾をかけています。たとえば“元こうや”とは、紺屋のことで染物を扱っていました。”ぬしや”は、よろずやで今ふうに言えば百貨店、デパートです。“まねきや”・“かすけ”など、文字やイラストも個性があり、見比べながら歩くと時の経つのも忘れてしまいます。


  魚の暖簾のかかった家にいたおばあちゃんは、昔に魚を売る商売をしていたことを丁寧に話してくれました。とても優しいおもてなしていただきました。

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天鈿女命?椿岸神社


  三重県鈴鹿市の椿大神社別宮である椿岸神社(つばききしじんじゃ)は、猿田彦大神の妻神である天鈿女命(あめのうずめのみこと)がお祀りられています。芸道の祖神としてだけでなく、縁結び、夫婦円満の神様として信仰されています。

  「アメノウズメノミコト」は、古事記では「天宇受売命」、日本書紀及び古語拾遺では「天鈿女命」と記されています。
 古事記によると、天照大御神が天岩屋戸に籠もり世界が暗闇になったとき、天宇受売命は、天香具山の日陰蔓(ひかげのかずら)を襷(たすき)にかけ、真拆葛(まさきのかずら)を髪に纏い、天香具山の笹の葉を束ねて手に持ち、天岩屋戸の前に桶を伏せてこれを踏み鳴らし、神懸かりして、胸乳をかき出し裳の紐を陰部まで押し下げ歌舞をし、神々の笑いを誘ったことにより、天照大神の心を動かし、岩戸開きにいたったことから芸の祖神といわれています。
 また、天孫降臨に際しては、天照大御神、高木神から、あなたはか弱い女であるが、向き合った神に対して気おくれせず圧倒できる神であるからと言われて、天八衢(あめのやちまた)にいる神(猿田彦神)に名を問う役を命ぜられ、見事に聞き出し、天孫降臨に貢献しています。そして、天児屋命(あめのこやねのみこと)・布刀玉命(ふとだまのみこと)らとともに、合わせて5つの部族の首長を加えて天下りし、天鈿女命は「猿女君」(さるめのきみ)らの祖神であるとある。


  天鈿女命とういう女神は、天照大御神を太陽と見立てて、太陽の活力の復活を願い、冬至の日における太陽再生儀式に携わる猿女君の姿の投影ともいわれ、祭祀の儀礼の起源とされています。また古事記、日本書紀に見られる「笑う」は、単純な笑いではなく、悪魔を退散させるなどの呪術的所作であるとされる。天鈿女命は、日本書紀では「気後れしない神」、また古語拾遺では「睨み勝つ神」として描かれており、特異、特別な顔面を持つ神と思われますが、一般的には、宮中に奉仕し、主として「神楽」のことに携わった女性で、神楽や芸能の神とされている。なお、天宇受売命の「宇受売」は、「かんざし」の意味で、髪飾りをして神祀りを行う女神、更には神懸った女性の神格化とする説があります。

  椿岸神社の境内には、小さな川が流れていて「かなえ滝」があります。この滝を携帯電話で撮影して、待受け画面にすると恋愛運がアップするらしいです。
 また、椿の花をかたどった「椿恋みくじ」がありますので、引いてみてください。これには、伊勢物語に出てくる恋の和歌一首と、恋愛アドバイスが書かれています。さらに、椿さんや巫女さんのチャームまで入っていて、巫女さんのチャームにあたると縁起がいいので、お守りとして大切の身に着けておくといいようです。

  三重県内で「椿岸神社」以外で天鈿女命をお祀りしているのは、伊勢の猿田彦神社の別宮「佐瑠女神社」です。ともに「鎮魂の神」「芸能の祖神」として、俳優(わざおぎ)芸事をはじめ、あらゆる芸道の向上、また、 縁結び・夫婦円満の守護に霊験あらたかとして、信仰されています。お時間を作って両神社をご参拝いただくことをお勧めします。

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今、必要なのは!


  今回の東北地方太平洋沖地震の被害の大きさに、皆様も心を痛めておられることでしょう。「現地に行き、支援活動に加わりたいです」「ボランティアの募集をさがしている」という気持ちを持っている方が多数いらっしゃると思います。現時点では、現場が大変混乱していて、ボランティアに行くことは、かえって迷惑となる可能性が高いようです。先遣隊の情報収集や行政からの情報を確認してから行くことにしましょう。
 信じられないような光景を目の当たりにして、自然のパワーに前にひざまずくしかありませんが、人間として一人一人の知恵や勇気を集めて困難を切り開いていくことが大切と思います。今こそ、みんなの絆が必要です。
 現地に行かなくてもできる励ましや募金など、被災者のために何かを考えて慈善行動しましょう。

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東北で地震


  11日午後2時46分、東北太平洋でマグニチュード8.8の巨大地震が発生しました。(その後、マグニチュード9.0に上方修正)宮城県栗原市で、震度7の烈震を記録し北海道から近畿地方まで広い範囲で揺れを感じ、特に宮城県、福島県、岩手県では、震度6以上で甚大な被害が出ています。また、大津波警報が発令され、仙台新港では、10mの大津波が観測されました。三陸海岸の陸前高田市は、町全体が壊滅するほどの津波に襲われるなど、各地に大津波の被害が出ています。北海道から沖縄まで大津波警報と津波警報が発令されています。
 この地震は、強大な余震も伴っていて、関東から東北にかけて1000人以上の死者と行方不明が出ていて、大変な状況になっています。
 亡くなら多くの人に哀悼の意を、災害にあわれた方には、心からお見舞い申し上げます。困っている方々に何をすべきか考えましょう。これからも自然との共存を考えていきたいと思います。

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参宮街道 月本追分?六軒茶屋


  松阪市六軒町は、伊勢音頭に「明日はお立ちか、お名残おしゅうや、六軒茶屋まで送りましょう。六軒茶屋の曲がりとで・・」と歌われた町です。
  三渡川の南側にある「いがごへ追分」は、参宮街道と初瀬(はせ)街道の追分である。初瀬街道は伊勢と大和・京方面を結ぶ街道で、初瀬(長谷)から名張、青山峠を越え、いがごえ追分で伊勢街道へ通じる。
 道標の銘文には「やまとめぐりかうや道」「右いせみち六軒茶屋」「大和七在所順道(やまとしちざいしょじゅんみち)」とある。大和七在所順道とは大和国(奈良県)の七つの名所・寺社だけではなく、畿内の河内・和泉・摂津・山城の名所・寺社を巡る道です。


  三渡川は、川を渡るとき伊勢湾の潮の干満により通過地点が3ヶ所(上の渡、中の渡、下の渡)あったためこの地名が付けられました。
 道の反対側には、大阪の人が二反半の田を付けて寄進したといわれる、文政元年(1818)建立の常夜燈があり、常夜燈の反対側の空き地のところに伊勢講の常宿として繁盛した旅籠磯部屋があったようです。 

  月本追分は現在の松阪市中林町の枝郷にあり、参宮街道と奈良街道との分岐点である。現在の月本の道標は江戸時代後期に建てられたもので、東面に「月本おひわけ」、西面に「右さんぐうみち」、北面に「右いかご江なら道」、南面に「左やまと七在所順道」と刻まれている。この道標は高さ3.1mで参宮街道最大のものである。
 この追分には角屋、村田屋、錦屋などの立場茶屋や煮売屋があり、近くには古くから月読社が勧請されており、月読社の本の集落という意味で「月本」という名前が付いたと言われている。


  二つの街道が合流する月本の追分では、役人の常駐する立場があり、旅人を相手にする旅籠や支度店が軒を並べており大変な賑わいを呈していたようです。
 天保年間に建立されのちに明治3年11月に再建された常夜燈(高さ6m)が今も残っており、往時の名残をとどめています。

  このあたりには、たくさんの道標や石燈籠を見ることができますので、歴史を感じながらの散策にいいところです。20年前に第61回神宮御遷宮を記念して地元の人が建てた道標と燈籠があります。

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  庚申堂と山の神そして道標が並ぶ参宮街道(伊勢街道)です。


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