宣長まつり


  4月3日(日)は、花冷えの寒い日になりましたが、松坂城跡では、本居宣長翁を顕彰するお祭りが開催されました。
 松阪市長、観光協会長、本居宣長記念館館長さんなどのご出席をいただき開会セレモニーが行われた後、中日新聞によるクイーン松阪の紹介、宣長エッセイの最優秀賞2名の表彰式、ステージイベントが行われました。


  今年のエッセイ最優秀賞2名は、北海道の高田外亀雄さんと静岡の阿部広海さんでした。高田さんご夫妻と阿部さんは、昨日から松阪に来ていただき、北海道の名付け親「松浦武四郎」の記念館そして本居宣長記念館や松阪商人の館など古い街並みを見学していただきました。
入賞作品:http://www.matsusaka-kanko.com/kanko/pickup/essei/essei-2010-end.html
高田ご夫妻は、山中松阪市長と会えることを楽しみにしていらっしゃいました。北海道でも山中市長のことはテレビで見て話題の人だということです。少しお話ができて喜ばれました。

  くつろぎ処「桜松閣」では、宣長茶会が開かれていました。

  本居宣長記念館では、春の企画展「うつくしい文字 宣長の筆跡」が展示されています。宣長さんの子供の頃からなくなる直前まで、宣長さんが書いた字の大集合になっています。文字は宣長さんの生活シーンをよく表しているようです。

  今年も、吉田館長さんがガイドをして、宣長さんゆかりの地を巡る散策ツアーが行われ、たくさんの方が参加されました。公園内に移築されている鈴屋(旧宅)前を出発して、本居宣長ノ宮?松阪工業高校(堀跡)?旧和歌山街道筋の母親の実家跡?樹敬寺?旧伊勢街道にあった新上屋跡(賀茂真淵と出逢った松阪の一夜として語られる宿跡)?魚町の古い街並みにある宣長の旧宅跡などをエピソードなど説明を聞きながら散策されました。

  吉田館長さんは、「国学の道」と名付けられ、松阪の人たちや観光で来られた方にも親しんでもらいたいと期待されています。単に史跡を巡るだけでなく、街の雰囲気を感じながら散歩そのものを楽しんでもらいたいそうです。

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小津安二郎青春館


  松阪が生んだ映画の巨匠・小津安二郎は、東京の深川で生まれましたが、父の希望により、故郷の松阪で10歳から教育を受けたのち、1年間代用教員をしました。20歳になると憧れであった映画界に進むため、東京・蒲田の撮影所に撮影助手として入り、その後演出部に移り、大久保忠素の助監督となりました。そして、映画界の巨匠といわれるまでになりました。

  自宅が松阪の歓楽街の真ん中にあり、周りの環境は大人社会でとてもませた少年だったようです。近所にあった「神楽座」という映画館が人生に大きな影響を与えたのです。旧制宇治山田中等学校(現・三重県立宇治山田高等学校)に入学しましたが、映画に熱中し、寄宿舎からよく抜け出して映画館に通っていたそうで、その見た映画に魅了され、後に「映画研究クラブ」を結成するなど熱狂的な映画ファンになっていったそうです。あまりにも規則を守らないので、寄宿舎を出され、列車通学になった後も、下級生に列車内でよく映画の話をしたようです。当時、映画に学生が行くことは禁止だったので、かなりの無茶をしてたようです。

  2003年(平成15年)12月12日、生誕100年を迎えたのを記念して、小津安二郎監督の松阪の実家のところに、松阪市と松阪小津組が協力して「小津安二郎青春館」を開設し、青春時代を彷彿させる品物や関係写真などが展示しています。

  小津安二郎監督の映画スタイルは非常に独特で、自分のスタイルにわがままにこだわった監督だったようです。小津映画は雰囲気からして他の映画とは性質が異なり、何か落ち着いた空間美を感じさせる。ゆえに小津映画は見れば見るほど味わい深く、心に優しく残ります。

  小津映画のテーマは「親子」だったのです。日本の一般的な家庭の何でもない日常を描いた。その飾らないストーリーと、絵画的ともいえる頑固なスタイルが、人気を得ることになったのだと思われます。ハリウッドでも高い評価です。
  大震災に見舞われ「絆」が大切にされるようになりました。小津映画はそういう意味においても価値が高い。若い世代のためにも、戦後間もない日本家庭の生活感を伝える遺産として、もっと紹介されていってほしいですね。


  青春館は、参宮街道(旧伊勢街道)に面しており、大正ロマンを感じる造りです。一度お立ち寄りください。

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卯月、朔日参り


  新年度が始まる4月1日。東北地方関東大震災と寒かった3月だったので、イベントが中止になり入社式などの式典は縮小され、日本に元気がなくなってしまったようです。
 卯月の「う」は、「初」「産」を意味するので、1年の循環の最初とされ、年度初めになったのでしょう。これからの1年を実りあるものにするため一人ひとりが元気を出しましょう。地球全体の平安に祈りを捧げます。

  内宮の宇治橋を渡った正面にある桜はほぼ満開です。このところの暖かさで遅れていた草花の開花も進むことでしょう。たくさん花が咲いて日本中がパッと明るくなり、活気が戻ってきてほしいですね。

     清々しい朝の青空に桜の花が映えます。

  2012年12月のマヤの暦について論議が出ていますが、伊勢神宮だけでなく、マヤ文明も太陽信仰です。彼らは、太陽にただ恩恵を受けているから感謝をし、祈っているわけではありません。古来より太陽の黒点の数を観測し、天気の予報をしたり統計を取ったりしてみんなが平穏に暮らせるように努力してきました。私たちもよく考えて行動する時が来たのです。


 今朝の内宮は、快晴で冷たいピリッとした空気で気持ちが引き締まりますが、広い敷地の御正宮、荒祭宮などいくつかの宮を巡ってくると暖かい気持ちになりました。願いを行動にして未来を創っていきましょう。

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エナジー列島!中央構造線


  3月11日に東北地方関東大震災に見舞われましたが、世界でも有数のエナジーフィールドを持つ日本列島で最大規模の断層と言われるのが、中央構造線です。この断層に周辺には、日本の多くの聖地があります。
 断層というとやはり地震のことを思います。断層が動けば被害をもたらす大きな揺れを伴うこともあります。大自然には情がありません。しかし、地球という大フィールドから見れば「普通の営み」なのです。

  中央構造線は、九州の阿蘇山から四国の石鎚山そして紀伊半島では、高野山、三輪山、櫛田川沿いを伊勢、二見が浦へ。それから伊良湖岬から天竜川を通り諏訪へ至り、東へ向かい大宮市の氷川神社から鹿島神宮で太平洋へ出る赤いラインが日本最大の断層です。大地から、地球の巨大なエネルギーがいいレベルで放出されていると考えられています。
 その中央構造線を歩いたのが空海です。遍路で有名な「四国八十八か所」。中央構造線に沿って空海由来の真言密教の寺と鉱山が多くあります。空海の右手の錫しゃく杖じょうは、鉱山師の持つ錫杖と同じといいます。
  

  高野山開山にあたり、空海を導いたのが、「丹生都比売(にうつひめ)」。丹生は「辰砂」。辰砂は「水銀朱」といわれ、水銀の原料である。紀伊半島には、丹生のつく名が多く存在します。
  金の出るところに水銀は必ずあるという。反対に、水銀のあるところに必ず金があるとはいえない。修験者たちは、不老不死の薬・錬金術的存在「丹生( 辰砂・水銀)」を求めて、山に入った。山のどこに行けば、どんな薬草があるか。どこに辰砂があるか。各所を歩いた結果、中央構造線である断層部に注目したのです。

  松阪の郊外の多気町丹生もまた、中央構造線の断層があるところです。奈良時代には、有数の水銀の生産地で、奈良の大仏さんの建立にこの地から運ばれ、伽藍の完成でこの地は大いに繁栄しました。空海(弘法大師)は、唐から帰国して6年後の弘仁元年(810年)、ここに立ち寄り、5年後の815年に、神宮寺のお堂・七堂伽藍を建立したといいます。

  当時の水銀抗は、山の頂から中心部に向って斜めに掘り進んでいて、坑道は鉱脈の部分のみを採掘した「狸掘り」という方法であったようです。現存する旧抗はおおよそ100箇所近くあると言われ中でも最も大きいのが現存する洞口といいます。
 室町時代から段々衰退に向っていったが、丹生水銀から射和軽粉・松阪商人・江戸の伊勢店とその活力が伝えられていったとも言われている。
 昭和40年代になって、斜距離で地下165mまで掘り下げ豊富な鉱脈が発見され掘り出されたが、今は中止されたままで、丹生の水銀は今も地下に眠っているようです。


  今も坑道跡と製錬器が残されていますので、見ることができます。丹生のお大師さんにお参りして、「まめや」という地元の野菜など食材を使ったバイキングスタイルのレストランも人気ですので、お訪ね下さい。立梅用水沿いにアジサイがたくさん咲く6月がおすすめです。

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春、見つけました!


  今日の午前中、今年2月7日に国の史跡に指定された松坂城跡の石垣を通りかかると桜の蕾が大きくふくらんでいるのが見られました。そして一つ二つ桜の花が咲いているのを見てけましたよ。このところ暖かくなってきたので、春がすぐそばまで来ているのを実感しました。大地震と津波そして原子力発電所の大災害に被災された東北への応援をしようと市役所へ募金してきた帰りでしたので、桜前線が北上するとともに復興が進み希望が見えるようになり、日本中が元気になることを願っています。今、日本は、戦後最大の危機ですから、必死で助け合いましょう。みんなつながっています!


  各地で桜まつりなどが自粛される中、松阪市では、今週の日曜日に本居宣長翁を顕彰する「宣長まつり」が松阪城跡を中心に予定通り開催されることになりました。日本を明るく元気にしようという思いでみなさん楽しんでいただきたいので、宣長さんも大好きだった桜が少しでも多く咲いてくれるといいですね。

  本居宣長記念館に立ち寄り、吉田館長さんにお会いして、少し打ち合わせをしている中で、宣長さんの桜への思いと日本人についてお話を聞くことができました。「しきしまのやまと心を人とはば、朝日ににほふ山ざくらばな」は、戦時中に日本人の死に対する潔さに使われたことが残念で、宣長さんの思いとは違うことをいろんなところで説明しているそうです。
  宣長さんは、桜の散ることと、人の人生の終わりは似ていると感じていたようで、とりわけ日本人には、桜の花が合うと思っていたようです。館長さんは、ただ、満開の桜の花を見るのではなく、緑の葉が青々として、その後、葉が落ち寒い冬を耐え、蕾がふくらみ花が咲くという成長があるという思いを持ちつつ花見をしてもらいたいと言われました。

  4月3日の宣長まつりでは、松阪公園(松坂城跡)において「宣長エッセイ」の表彰、今年度「クイーン松阪」の発表、ステージイベント、青空バザー、お茶会が行われ、本居宣長記念館では、鈴の屋で「宣長さんミニ講座」と昨年初めて企画され、好評を得ました吉田館長がガイドをして宣長さんゆかりの地を歩く「国学の道」巡りが午後3時からスタートします。
 松阪公園内の本居宣長旧宅を出発し、本居宣長ノ宮や樹敬寺、宣長が賀茂真淵(かものまぶち)と運命の出会いをした新上屋跡(しんじょうやあと)、魚町の旧宅跡などを約1時間半かけてたどる予定です。この機会に是非参加してください。

  宣長さんを知ることは、「もののあわれ」がわかることです。

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