毎年、神宮神苑で伊勢の国華会さんが特設花壇で菊の花を展示して、見事な大輪や珍しい菊が参拝者を楽しませています。菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。
平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の中で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。
江戸時代になると、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行し大衆化したようです。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。
伊勢菊は、古典菊と言われていて、特に松阪で発達した菊は、縮れた花びらが垂れ下がって咲きます。松阪撫子と似た趣がありますね。
繊細で幽玄な美しさがあります。黄色の花はまるで錦糸玉子みたいやな!
菊の展示が始まると神宮神苑の木々の葉に紅葉を見ることができます。
五十鈴川の水が冷たくなり、晩秋から本格的な冬を迎えていくと、豊かな自然が残る神苑の風景が1年で一番色鮮やかな季節です。
大きな地図で
癒しの旅、歴史散策、神社スポット、寺院スポット、巡礼の旅、グルメな旅
三重県松阪市白粉町357-5
TEL 0598-23-0663 FAX 0598-23-0664
癒しの旅について等、お問い合わせありましたらお気軽にご連絡ください。 highlandybb@ybb.ne.jp TEL 0598-23-0663
ヒーリングツァー ホームページ http://healingtour.jp
★☆★☆大きい写真のブログも見てください・・・
http://healingtour.blog116.fc2.com
☆★☆★☆facebookで交流しましょう! 高岡良治
http://www.facebook.com/profile.php?id=100002213764767#!/profile.php?id=100002213764767