あと1か月と少しで2020年も終わり。
今年は気軽に誰かとお会いしたり、遊んだり、旅行へ出かけたりと、これまで当たり前だったことが難しい一年となってしまいました。
今年は特にこの時期に喪中はがきで、ご友人やお世話になった方の不幸を知る機会が多いと思います。
喪中はがきをいただいた際、お悔やみの気持ちとしてお茶の喪中見舞いを選ばれる方も増えています。
お相手の宗教がわからない場合、ご自宅で消費することができるお茶は、宗教問わず安心して贈ることができ、賞味期限も約1年と長いため心遣いにもなります。
当店では、ご予算に応じてお茶のご贈答品をご用意させていただき、当店から発送することも可能です。
店頭にてご注文の場合は、お悔やみのお手紙を持参していただければ一緒に包装・お送りさせていただきます。
遠方からご注文の場合は、お電話かウェブショップにてご注文を承っております。
ご贈答商品の一部は下記ページからもご覧いただくことができます。
●ウェブサイト/ギフトページ
http://www.cha-ju.com/gift.html
●ウェブショップ/ギフトページ
https://chaju-net.com/item-list?categoryId=30964
当店でこの季節人気なのが、水出しができるお茶です。
特に、看板茶「代々伝承 千萬の令」の人気は有難いことです。
松阪の煎茶は、「深蒸し煎茶」といい見た目はとても細かい茶葉。
細かい理由は、松阪の気候に関係があります。
当店のお茶は松阪の山間部、飯南町粥見というところにあります。
太陽の陽の光は、茶葉の光合成を促し、とてもよく育ちます。
一方で、手前に流れる櫛田川からの朝霧により、朝はかぶせ茶のように日光を程よく遮ります。
山や川の大地の恵みも相まって、とてもゆっくりと肉厚な茶葉となります。
ここで育つ茶葉は、普通蒸しの煎茶にするとお茶の成分が十分出ません。
そのため、深蒸しし茶葉の繊維を壊すことで、美味しい茶葉になるのです。
水出し茶に特別な道具は必要ありません。急須やポットがあれば簡単に作ることができますので、是非お試しください。
本日25日、当店オリジナルブランド商品の一部が今シーズンの初売りとなりました。
■【代々伝承・千萬の令(深蒸し煎茶)】
■【伊勢のほまれ(蒸し製玉緑茶)】
■【かりがねゴールド(茎茶)】
代々伝承 千萬の令
昨年よりも1週間ほど遅れての販売開始です。
4月に入ってからの涼しさが茶の葉の生育を遅れさせて、非常にゆっくりと育ってきました。そのため今年の新茶販売が遅れたというわけです。
でもその分例年以上に甘みが強く非常にまろやかな風味が特徴で、水色(お茶を淹れたときのお湯の色)は鮮やかでとても深い色合い。
蒸し製玉緑茶 伊勢のほまれ
10日~1週間ほど前に仕上げ加工を終了し、部位ごとに焙煎温度を変えて火入れし、そのまま冷蔵庫で数日寝かせ、常温に戻した状態で部位を合わせて、再び一晩寝かせています。
昨日完成品の拝見(試飲)をしましたが、一口味わった瞬間緊張感と疲労感から解き放たれました。
一年間分の茶葉の仕込みであるため、毎年最初に拝見する日が最も大切な日であり今シーズンの1年間を占う日でもあったため、手間をかけている分思い通りに仕上がると満足感いっぱいで、嬉しさも最高潮です。
●上記3商品をご予約いただいておりましたお客様には、昨日出荷させていただきました。
●ふるさと納税返礼品も上記商品3点セット【1-43】をお申込みの方には本日発送をさせていただいております。
*【1-44】/【1-45】/【2-7】の商品につきましては、それぞれかぶせ茶、ほうじ茶が新茶に変わり次第お送りさせていただきます。(6月初旬~10日頃)
また八十八夜新茶はお陰様で予備分も含め、金銀ともに完売となりました。昨年よりも大幅に増え大台も超え、多くの方々に飲んでいただけたと思うと、こちらも感慨深いです。感謝申し上げます。
まだこれからかぶせ茶、あがり粉茶、刈り下、ほうじ茶、玄米茶などの仕込みは続きます。あと半月です・・・。
6代目当主
ほうじ茶は熱いお湯で淹れる。が常識でした。
しかし、暑い夏、お湯を沸かすのも暑い。冷めるまでに時間もかかる。
ということで、今年は水で淹れてみました。
しかも、手軽なティーバッグで。
棒ほうじ茶の甘く香ばしい薫りが水で味わえるのか…?と半信半疑で淹れてみましたが、見事に美味しい薫りと味。
しかも、他のお茶は撹拌(濃いお茶が下に溜まるため、円を書くように回して揺らす)が必要でしたが、この水だし棒ほうじ茶は、撹拌せずに綺麗な黄金色に。
もちろん、茶葉でも大丈夫です
5月15日(月)
本日より当店の最高級煎茶「逸品煎茶・宣長」と「極上煎茶・氏郷」の新茶の販売を開始致します。
どちらも県内外から高品質な茶葉の原料を仕入れ、2種類以上の全く異なる品種の茶葉をブレンドした茶葉となっております。
例えばワインでも多種のブドウの品種があるように、茶の木にも幾つかの品種が存在します。人間にも個性があるのと同様に、たくましくて病気にも強い品種、病気には弱いが非常に繊細な風味を持っている品種、また早咲き遅咲きとか、また風味や水色(すいしょく)にも個性が出ます。
こういった違う個性(特徴)を持つ品種をブレンドすることによって、それぞれのいいところを引き出し、逆にそれぞれが持っていないものを補い合うと、また違う魅力を持ったお茶に変わります。欧州ワイン、スコッチウィスキーと同じですね。
「宣長」と「氏郷」はそういった魅力を持ったお茶に仕上がっており、お湯の温度を60~70℃という低温で淹れていただくと、やわらかな薫りが漂い、お口に含み舌の上で転がすと深いコクと旨味、上品な甘みが感じられます。
毎年同じ風味になるようにブレンドし仕上げてはいますが、今年は気温が上がらないまま八十八夜を迎え、お茶の市場も品薄高値で苦労しました。
そして今年も良いお茶ができました!
ゆっくりした時間の中で、ごゆるりとお愉しみください。
「逸品煎茶・宣長」
100g 平袋 2,160円(税込)
100g 缶入 2,360円(税込)
(淹れ方)茶葉の量 5~6g
お湯の量 120ml
お湯の温度 60~70℃
抽出時間 60秒
「極上煎茶・氏郷」
100g 平袋 1,620円(税込)
100g 缶入 1,750円(税込)
(淹れ方)茶葉の量 5~6g
お湯の量 120ml
お湯の温度 60~70℃
抽出時間 60秒