奈良県吉野郡上北山村、川上村と三重県多気郡大台町旧宮川村に跨っている大台ケ原は、頂上が平坦な複数の山からなる東西5 kmほどの台地状です。深田久弥によって「日本百名山」の一つとされています。日本百景、日本の秘境100選にも選ばれていて、最高点の日出ヶ岳は標高1694.9 mで三重県の最高峰です。
大台ケ原には、雄大な眺望を求めて、近畿圏を中心に年間十数万人もの人が訪れます。そんな多数の登山者に対して気象や動植物の紹介、また季節によって刻々と変化する山の自然情報の提供などを大台ヶ原ビジターセンターが行っています。
「苔むす森を再び」を合言葉に、近年、荒廃が進む大台ヶ原の大自然の再生にも力を入れていて、多くの人々に山の大切さと自然の恵みなども理解してもらえるようスタッフたちが努力しています。冬期閉鎖があるため4月中旬から11月末までが開館されています。
大台ヶ原は、日出ヶ岳や大蛇?など主要な展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2つに分けられますが、貴重な大自然を残すために“西大台”は、日本国内で唯一の「利用調整地区」として入山者数の制限や利用のルールが設けられ、入るには事前に入山手続きが必要です。
大台ケ原のハイキングコースで、一般向けの“東大台”は、コースの整備がされていて、道中には案内板や動植物等の解説板が設置されており、歩きやすいコースとなっています。
周遊コース:約9km 所要時間:約4時間
東大台コースの見どころ:日出ヶ岳→正木峠→牛石ヶ原→大蛇?→シオカラ谷
もうひとつのエリア“西大台”はモスフォレストと呼ばれる苔の多い林や広大なブナ等の原生林が広がり、静寂で神秘的な雰囲気を体感できるエリアですが、貴重な大自然を残すために入山規制があり、事前に入山手続きが必要です。
周遊コース:約10km 所要時間:約5時間
古代から苔むす原生林であったものが、近年は生態の変化や人の手により山が荒らされたりで大自然の一部が荒廃してきています。
1959年(昭和34年)に紀伊半島を襲った伊勢湾台風は、それまで地表を覆っていた森林を破壊し、その木々が流出したことによりそれまで地面に自生していたコケ類が衰退したため代わってササ類が繁茂し始めました。笹を主食とするニホンジカの数が増え、針葉樹の実生や樹皮までも採食するといった複合的な要因によって現在も環境変化が続き貴重な自然が失われていくのも世の流れでしょうか。人間の力で自然をコントロールすることは、大変難しことでしょう。
大自然との共存が課題ですね。
紀伊山地のもっとも険しい山々が連なる場所につくられたのが大台ヶ原ドライブウェーは、尾根づたいを縦断する道の跡を遠くから見ることができます。どうやってこんな場所に道路をつくったのだろう?大変だっただろうと思われます。現在、昨年の台風で一部道路が崩れているため迂回路が作られています。
悠久の時を感じる大台ケ原の山々は、素晴らしいです!
古代から変わらない山と空に感動しました!
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