二見興玉神社は、729年?749年頃に創建されたと言われる、猿田彦大神と宇迦御魂大神を祀る神社である。人々は「夫婦岩」と呼ばれる二つの岩を鳥居に見立てて、沖合い700メートルに鎮座する「興玉神石(おきたましんせき)」と呼ばれる猿田彦大神ゆかりの霊石を拝し、さらに夫婦岩の間からのぼる朝日を天照大神として拝んできた。
境内のあちこちで蛙の像を見かけます。蛙は猿田彦大神の道案内をしたとされ、古来より交通安全、善導の守護神として広く信仰されてきたという。「若返る」「無事帰る」などの祈願を請け、また、ご利益のあった人々が蛙の像を奉納するといいます。
二見興玉神社は、古来から伊勢神宮に参拝する際に、海の水に浸かり身体を清める、禊(みそぎ)(沐浴)をする場所なのである。現在では無垢鹽草(むくしおぐさ)=(海草アマモ)で身を清めるお祓いを受ける「浜参宮」が一般的だが、海の水に浸かり禊をする人々も少なくない。
良縁、夫婦・家庭円満のお導きのあるパワースポットです。
ー浜参宮ー
古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしであった。それに代わるものとして、二見興玉神社で無垢塩祓いを受ける。これに使う幣は、二見の海で採れる海草でできている。
神宮式年遷宮のお木曳行事やお白石持ち行事への参加者は浜参宮を行う慣習が今も残っています。
ー御 神 徳ー
猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げ、また垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され五十鈴川の川上に導かれました。この為に古来より善導の神として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰され、魂を導き甦(よみがえ)らせる御神威により甦りの神と称され、別名興玉の神とも称えられております。また古来より、土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されております。
宇迦御魂大神は、稲の霊の神と云われ、食糧を司る神、後に衣食住産業の守護神として仰がれております。
倭姫命が、天照大御神の御鎮座の地を捜し求めているときにこの場所で、二度振り返って見たことから二見となったと言い伝えられています。
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