松阪市街の参宮街道、日野町交差点から紀州への分岐点から約1kmほど行くと通称、近鉄道路を越えた先から旧道に入ると古い町並みを見ることができます。
歴史を調べても特別町並と関係ある事柄が見つからないでですが、町並は江戸末期から明治にかけての町並がそっくり残っている感じがします。それも活きている町並なので、保存対策をして立派な伝統的な町並を残したいものです。
この古い町並は、道路拡張などの開発から免れ、江戸末期に建築されたと思われる建物もあり、2階部分には虫籠窓が穿たれ、両妻部には袖壁が張り出している。1階部分には出格子が端正に保たれている旧家もあって、電柱が無ければ往時の姿そのままともいえる町並が残されています。
松阪城下の外環部に位置していて、和歌山街道を松阪に通う要人や旅人、さらには伊勢神宮へ参る人々なども頻繁に通り、また周囲に肥沃な農村地帯を抱え、穀物をはじめ木綿や煙草が栽培されていた。そのようなことからも商人が数多く集結したのだろう。この町並みの中に「朝日製菓」という和菓子屋さんが今もありますが、甘味以外にバケットやサンドイッチなどベーカリーも売っていて味もいいですよ。