四五百森(よいほのもり)に鎮座する本居宣長ノ宮の御祭神は、秋津彦美豆櫻根大人こと本居宣長翁と相殿神 神霊能真柱大人こと平田篤胤翁です。
明治初年、川口常文等が本居宣長翁を神として祀る運動を起こし、明治8年山室山の本居宣長翁の奥墓の傍に社字を建て、山室山神社と号し祭祀したのが創祀です。明治22年に現松坂市役所所在地に遷座、明治36年県社に昇格、大正4年現在の鎮座地に遷座。昭和6年本居神社に改称。平成7年社号を本居宣長ノ宮に改称。全国的にも珍しい氏子の居ない神社ですが、受験シーズンには地元だけでなく市外からも受験生と家族が訪れます。
実在した偉人を祀るというのは、大昔で言うと菅原道真(天神)や平清盛(首塚)、近世の日本だと徳川家康(日光東照宮)や上杉謙信(上杉神社)、乃木希典(乃木神社)など、どちらかというと武士・軍人が多いのかもしれません。武士以外だと鹿児島の唐芋神社とかでしょうか。中国で言うと孔子廟や関帝廟になるんでしょうかね。大別すると、魂を鎮める系統と、功績をたたえる系統があるように思いますが、本居宣長ノ宮は、もちろん功績をたたえる系統でしょう。
1959年4月に建てられた、宣長の歌碑
「しきしまのやまとこころをひととはばあさひににほう山さくらばな」
1970年11月に牧戸正平氏より寄進された石の駅鈴
学問の神様として今もなお敬愛されており、合格祈願、七五三、初詣などで多くの参拝客が訪れている
とても静かで癒されるお宮さんです。隣にある松阪の産土神の松阪神社とお参りください。
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三重県松阪市白粉町357-5
TEL 0598-23-0663 FAX 0598-23-0664
四五百森・本居宣長ノ宮
松阪公園から堀坂山
快晴で空気の澄んだ晩秋から初冬は、松阪公園の紅葉と堀坂山の景色に癒され、元気が出てきます。
堀坂山は、山頂に富士権現が祀られているので「伊勢富士」と呼ばれているそうですが、松阪市内を流れる坂内川から見る山型は富士山にも似ておりとても美しいです。松阪市民やハイカーから親しまれ、日の出を見に登山される方やハイキングに訪れる人がたくさんいて。市の中心からも近く小中学校の遠足にも登られています。
松阪公園にあるもみじをはじめ銀杏など広葉樹は、紅葉真っ盛りで、人気の少ない園内は静かで心穏やかになります。
かって三層の天守閣や櫓があった立派な石垣や礎石が残っていますが、戦国の世を想像できないような非現実的な空間です。
公園内には、明治45年に図書館として建てられた木造2階建てられた松阪市立歴史民俗資料館があります。松阪商人の名を天下に知らしめた“伊勢白粉”と“松阪木綿”の諸資料や松阪に関係深い企画展は見ものです。現在は、明治時代に伊藤博文に重用された「矢土錦山」展が開催中です。
建物は国登録有形文化財。
前回の企画展は、「ホイアンの七郎兵衛」でしたが、ベトナムダナン市から関係者や僧侶が訪れ、山中市長や市民と国際交流しました。私にも参加の機会を頂き、今後の松阪とベトナム・ホイアン、ダナンとの関係を継続そして深めていきたいと感じました。
秋の深まりが感じられる松阪公園の散策にお出かけください。
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職人町?清光寺
松阪市中町にある浄土宗、三緑山清光寺。749年(天平21年・天平感宝元年・天平勝宝元年)創建。知恩院の末寺で、松阪城を建設した武将・蒲生氏郷の菩提寺でもあります。元禄4年(1691)現在地に移り、度重なる社殿消失後を経て、現本堂は、明治43年(1910)建立。本尊(阿弥陀如来坐像:国指定重要文化財)及び脇侍は、京都から遷座したものといわれています。
本堂の賽銭箱の前に牛のご焼香台があると思って近づいてよく見ると象のようです。牛に惹かれて松阪だからとつい勝手な想像をしてしまいました。
1956年(昭和31年)10月15日に参宮線六軒駅で発生した列車衝突事故で亡くなった42名の追悼碑が境内にあります。
いつも綺麗に掃除が行き届いています。
美味しいうなぎ専門店「大口屋」さんとの境界に建っています。
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好くカエル
二見興玉神社は、729年?749年頃に創建されたと言われる、猿田彦大神と宇迦御魂大神を祀る神社である。人々は「夫婦岩」と呼ばれる二つの岩を鳥居に見立てて、沖合い700メートルに鎮座する「興玉神石(おきたましんせき)」と呼ばれる猿田彦大神ゆかりの霊石を拝し、さらに夫婦岩の間からのぼる朝日を天照大神として拝んできた。
境内のあちこちで蛙の像を見かけます。蛙は猿田彦大神の道案内をしたとされ、古来より交通安全、善導の守護神として広く信仰されてきたという。「若返る」「無事帰る」などの祈願を請け、また、ご利益のあった人々が蛙の像を奉納するといいます。
二見興玉神社は、古来から伊勢神宮に参拝する際に、海の水に浸かり身体を清める、禊(みそぎ)(沐浴)をする場所なのである。現在では無垢鹽草(むくしおぐさ)=(海草アマモ)で身を清めるお祓いを受ける「浜参宮」が一般的だが、海の水に浸かり禊をする人々も少なくない。
良縁、夫婦・家庭円満のお導きのあるパワースポットです。
ー浜参宮ー
古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしであった。それに代わるものとして、二見興玉神社で無垢塩祓いを受ける。これに使う幣は、二見の海で採れる海草でできている。
神宮式年遷宮のお木曳行事やお白石持ち行事への参加者は浜参宮を行う慣習が今も残っています。
ー御 神 徳ー
猿田彦大神は、天孫瓊瓊杵尊(てんそんににぎのみこと)が天照大神より三種の神器を授かり天降られるとき、天(あめ)の八衢(やちまた)にお迎えして途中の邪悪を祓いながら道案内を申し上げ、また垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の御鎮座の地を求められたときも御神徳を示され五十鈴川の川上に導かれました。この為に古来より善導の神として開運招福、家内安全、交通安全の守護神として信仰され、魂を導き甦(よみがえ)らせる御神威により甦りの神と称され、別名興玉の神とも称えられております。また古来より、土地を領する地主神と云われ、土地の邪悪を祓い清め災厄を除く福寿の神として信仰されております。
宇迦御魂大神は、稲の霊の神と云われ、食糧を司る神、後に衣食住産業の守護神として仰がれております。
倭姫命が、天照大御神の御鎮座の地を捜し求めているときにこの場所で、二度振り返って見たことから二見となったと言い伝えられています。
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北国街道 長浜
滋賀県北近江、長浜の町を南北に貫く北国街道は、かつて江戸日本橋を起点とした五街道に次ぐ重要な道で、多くの武将や旅人の往来、荷物の運搬でにぎわったといわれています。なかでも、長浜城の大手門から岐阜の谷汲山華厳寺へと通じる谷汲街道と北国街道との交差点あたりは、江戸時代からの町の中心地。
来年のNHK大河ドラマ「江?姫たちの戦国?」に決まっていますが、放送に合わせて「江・浅井三姉妹博覧会」が1月15日から開催されますので、一度は見に行きたいものです。
黒壁スクエア・・・明治33年、第百三十銀行長浜支店が建造されました。洋風土蔵造りに黒漆喰の壁という和洋折衷の様相から「黒壁銀行」の愛称で庶民に親しまれていましたが、昭和末期、建物は解体の危機にあい市民の手で街づくりに活かそうと古い町並みが保存され、平成になりアーケードの商店街との調和がなされてきました。
「黒壁銀行」は、平成元年から原形復旧が行われ、世界中のガラス作品を集めたガラスの殿堂「黒壁ガラス館」としてよみがえりました。その周囲にはガラス工房、ステンドグラスや世界のガラス芸術を展示するギャラリーなどガラスの魅力にこだわった施設をはじめ、郷土料理、土産物店、作陶ができる店など多種多彩な約30の店が集まり、ノスタルジックな趣が漂うガラスの町「黒壁スクエア」を形成しています。
北近江の街づくりをした豊臣秀吉は、琵琶湖が一望の長浜城を築城し、楽市楽座で長浜を活気ある城下町を作り上げた。その秀吉公を祀るのが豊国神社。お社には、秀吉公と共に恵比須様が祀られ、毎年1月十日戎で賑わいます。豊太閤にも参拝しましょう。ここは、太閤殿にあやかることのできるパワースポットです。
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