椿大神社のお札


  鈴鹿下しの吹く寒さ厳しい椿さんに今年最後のお参りをしてきました。

  神棚におく来年のお札をいただこうと社務所をのぞくとたくさんのお守りがあるのにびっくりしました。病気除けのものが多いのですが、心の病というのもありますね。

  12月の平日で寒い日には、お参りに来る人がまばらで、ゆっくりと参道を歩き、大きな木の中のご神気を感じることが十分できます。お正月になると初詣の方で参道がいっぱいなのとは対照的です。

  天鈿女命をお祀りする、椿岸神社の赤の社殿が印象深く感じます。

   かなえ滝の写真を携帯電話の待受けか、壁紙にしていると恋愛運がアップして願いがかなうとされています。素敵な恋愛をされたい方、どうぞご利用ください。

  縁結びや夫婦円満の神とされる天鈿女命は、天岩戸の前で踊ったことから芸道の神と尊ばれています。女性の強い味方ですね。


  建屋におおわれて、扇塚があります。扇は、古来神を招ぎ奉るものとして芸道を志す人の心のよりどころとされていましたので、古くなった扇を感謝の心を込めて、この塚に納めにいらっしゃいます。


  まだ、紅葉の残る参道も間もなくお正月の準備がされ大勢の参拝客をお迎えすることになります。今年、一年の無事を感謝してまいりました。


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式年遷宮の苦難


  神宮における式年遷宮は、飛鳥時代の天武天皇が定め、持統天皇の治世の690年に第1回が行われました。その後、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や幾度かの延期などはあったものの約1300年にわたって行われている一大イベントです。6年ほど前から平成25年の62回の式年遷宮へ向けて行事が行われていて、現在、新社殿の建設が始まっています。

  第62回式年遷宮にあたり、全国に奉賛会が設立され、募財が行われています。今回の総予算はなんと550億円。そのうち330億円は神宮司庁が20年かけて遷宮資金として積み立てたもので、残りの220億円を広く国民から募っています。前回の平成5年の時は、380億円だったので、170億円もUPしているのはどうしてなの?

  この式年遷宮が20年に1回ということに深い意味があります。これは「伝統技術や儀式、その作法や芸能を守るための20年」なんです。たとえば宮大工さんが内宮などの正殿や御垣、鳥居なんかを作るのですが、これが100年に1回だと、前にやった人がいなくなって技の継承ができない。
 20年ごとに遷宮すれば、20才代で初参加、40才代で中核人材として参加、そして60才代で頭領として正殿建築を率いる。これを繰り返すと1300年間、伝統の技、一流の技能が承継できるということでしょう。宮大工だけじゃなく、木細工や機織り、絹作り、料理方法などなど、内部の装飾や小物もすべて作り直すわけで、多種多様な伝統技術を絶やさず次の世代に伝えることができるのです。


  式年遷宮が120年間も中断した時代がありました。室町時代の応仁の乱から戦国時代へ突入するころは、修理だけの仮遷宮を続けていたため、ご本殿の萱(かや)の屋根も腐り、千木、鰹木が地に落ち、祭典の奉仕も危険な状態になり内宮も外宮も荒廃していました。

  荒れ果てた神宮の姿を見るに見かねた僧尼・清順(せいじゅん)が、1551年(天文20年)「大神様に申し訳ない、微力ながら私が勧進したい」と申し出ました。しかし、最初、神宮は、「ありがたい申し出だが、式年遷宮は朝廷がなさること、尼僧の力を借るわけには参らぬ」と断ったそうです。
 結局は外宮が承諾し、内宮も協力を願うことになったので、尼僧たちは、か弱い女性の身で諸国を勧進して歩いたのです。その姿に感銘した天皇や織田・豊臣氏は「慶光院上人」の号や紫衣のほか、造営費3万石と、これからも先例のように遷宮をしなさいという朱印状を寄進した。これによって、遷宮は復活したのです。

 造営に使用される御用材は全て檜(ひのき)で、総材積は約8,500立方メートル(檜1万本程度)。昔は、神宮林といわれる内宮の山のものを使い、その後、大台ケ原から切り出されていましたが、現在は、木曽の山々(長野県、岐阜県)の国有林から調達されています。

  今回の第62回式年遷宮も既に心の込もった浄財が寄せられていますが、リーマンショックの経済不況や大震災のなか、氏神や神話も知らない世代に向かって遷宮の意義を説き、奉賛金を募るのは決して平易な道ではないことでしょう。未来の伊勢神宮に伝統が継がれていくことを願っています。

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多岐原神社の氣


  皇大神宮(内宮)の摂社である多岐原神社は、すぐ下を清流の宮川が流れていて、自然豊かな静かな場所に鎮座しています。

  第11代垂仁天皇の皇女、倭姫命が、御杖代として天照坐皇大御神を奉戴して、宮川下流の磯宮を発ち、上流の方に御鎮座の地を求めて行くと、砂をも流す急流の瀬があり困っていた時、真奈胡神が出迎え、ご案内して無事にお渡しすることができました。そこで倭姫命は、そのところに真奈胡神をまつる御瀬社を祀ったと伝えられています。


 お社のまわりには巨木があり、とてもさわやかな気持ちにさせてくれます。

  社のそばのご神木は、ヒノキのようです。境内や参道はきれいに整備と掃除がされています。地元の方たちが大切にされていることがわかります。

  摂社ではありますが、伊勢神宮ゆかりがあるだけに、式年遷宮が行われるようです。社の隣に新敷地があります。瀧原宮が管理されていて、神官さんがお参りに来られているそうです。

  社前を旧熊野街道が通り、その道を150m程で宮川の三瀬の渡しに出ます。昔から人の往来があって、旅人達は、道中の安全や願い事をしてお参りしていったことでしょう。

  境内のモミジが赤く色ずき巨木とのコントラストが何とも言えずありがたい気持ちにさせてくれました。現在の多岐原神社は、寛文3年(1663)、大宮司大中臣精長によって再建されたと文献にありますので、350年の時を経ても新鮮な感じのする神社です。

 神社から宮川を挟んだ向かいにある尖った山が印象的です。「ごうど山」

   すぐそばを高速道路の「紀勢道」が通っていて橋が見えます。

  昔の旅人は、お伊勢さんから熊野詣でに行くため、宮川を渡し船に乗り、多岐原神社にお参りしてこの先の三瀬坂峠を越えて、瀧原宮そして熊野へ参拝をしました。

  今もハイキングで熊野古道を歩く方がたくさんいらっしゃいますので、親切に案内板が立てあります。

  昔の旅は、命がけといわれますが本当に大変だったとつくづく思います。

 神様をお祀りするところは、何所も気がいいですね。この多岐原神社のあるところは山に囲まれ、川が流れるとっておきの場所です。本当いい気分にさせてくれます。

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松阪牛発祥地物語


  松阪市飯南町深野に「松阪牛発祥地」の碑が立っています。この地区には、櫛田川の流れに沿うように松阪と吉野、和歌山を結ぶ和歌山街道(伊勢街道)が整備され人々や交通の往来が昔から多くありました。
 松阪牛のルーツは、江戸時代に但馬地方から紀州の農村に連れて来られ、農耕用に調教された牛たちなんです。その紀州地方で成長した後に松阪地方へと入って来たのが、松阪牛の発祥といわれています。
 この牛は松阪近辺では「新牛」と呼ばれ、おとなしくて働き者だったため、農家に大切に扱われていました。

  深野は
山紫水明・人心豊かな土地柄なれども
耕地に恵まれず,古くから
木地・蚕・和紙 等を
生計の一助としてきましたが
近代の文明開化・西欧食文化の変遷を
先取りした先駆者の指導により
邑(むら)を挙げて,和牛肥育と販路の拡大に
誠意を尽くしてきました。
今では,世界のブランド
「松阪牛発祥の地」
      として,有名であります。


  黒船がやってきて、開国されて、明治になると欧米文化の広がりによって、牛肉の需要が激増して、日本人にも普及し始めました。
 松阪においてもそれまで「農耕用」であった牛たちが、「食肉用」に注目されることになり、農耕に3年程度使い働いた後に「野上がり牛」として1年間食べるための肥育した牛を「食肉(太牛)」として供給しはじめます。


  

  松阪牛の発祥地といわれる深野上郷地区は、白猪山の麓にあり、急な斜面に家々と田んぼや畑がひろがるところです。道が狭くて自動車が上っていけなかった時代に、農家のほとんどが農作業の為に牛を飼っており、軽トラックの代わりとして牛が重い荷車を引いて細い道を登っていました。

  今でも道が狭くて大型車は上がっていけません。山の斜面を利用した田圃は、小さくて段になっているので、田植えや稲刈りにご苦労が多いようです。
 しかし、景観は素晴らしくて、「深野だんだん田」として日本棚田百選にも選ばれているのです。

  集落全体が石積みの上に作られた本当に美しい地域です。山と谷川とともに自然をまじかに感じられ、勾配があるので体力アップと心を癒せる散歩コースですね。


  明治の鹿鳴館時代になると「牛肉を食す」ことは、「散切り頭」とともに文明開化のシンボルとなり、東京で「牛鍋(現在のすき焼き)」が大流行しました。
 松阪で和田金さんが鋤焼き(寿き焼)を始めたのは明治16年で、材料は「牛肉」「ネギ」のみを鉄鍋で焼き、味噌仕立てで食べていたそうです。
 

  松阪牛を東京や全国に広めたのは、明治5年から二十数年間続けられた「牛追い道中」と呼ばれる大行進で、ひとつのPRイベントだったのものです。
 これは、汽車もトラックもない時代に松阪の牛を集め、徒歩で一路、東京を目指し行進したことが全国からスポットを浴び、松阪牛の名前が広がることになりました。


  鉄道が整備されると、松阪駅に集められた牛を貨車に載せ 東京市場へ出荷され、「鹿鳴館」や「高級料理店」などからの特注が相次ぎ、その品質が認められていきました。今では、世界からも賞賛を受けるようになった松阪牛ですね。
  きっかけは、1935年(昭和10年)に東京芝浦市場で開かれた「全国肉用牛畜産博覧会」で最高の名誉を獲得し、全国に最高級肉牛「松阪牛」として名声を広めたといわれています。そして、80年近く女王の座に君臨し続ける品質は、関係者のご努力の賜物と絶賛です。

  松阪肉の「芸術的な霜降り」「肉質(柔らかさ)」「脂肪分の甘味、風味」は、厳選された飼料に食欲増進のためにビールを与えたり、血行、毛並みを良くし皮下脂肪を綺麗に付けるため、焼酎マッサージをしたりして愛情たっぷりで長期肥育し、行き届いた管理があってこそ生まれます。

  全国の方に、この松阪牛の里を見て、そして味わって感動していっていただきたく思います。


誰も教えてくれない神社参拝のマナー


  年の瀬を迎え、年越し参りや初詣にお出かけになることが多くなると思います。礼儀作法を重んじる方と、そうでない方がいらっしゃいますが、せっかく幸せの門の前に立っているのですから、神社での最低限の礼儀、マナーやルールをよく知っていただき、大きなご利益やパワーを得て、開運されることを願っております。

  会社や自宅に挨拶もせずにいきなり来て『今年こそ商売繁盛、家内安全でありますように!』だとか、『神様、この願いを叶えて!』なんて言われたらどうでしょうか。
 神様は怒りはしませんが、礼儀やルールを守らない人には何事も無かった様に無視します。
 鳥居から先は、神域で神様のいらっしゃる神聖な場所です。深く一礼をしてから入りましょう。鳥居があるところでは、一礼をしてから進みましょう。帰りは、最後の鳥居で、深く一礼をしてください。

  参道を進む時は、参道の中央を進んではいけません。参道の中央は「正中」といい、神様が通る道なので、我々が通るところではないので端を歩くようにしましょう。
 神社は、観光地ではありませんから、大きな声を出したりお喋りしたりせず、静かに内観しながら歩くことをおすすめします。

 心身を清める禊ぎの意味がある手水舎での作法について覚えてください。
1.まず御手水舎前で軽い一礼をします。

2.次に柄杓に水を汲むのですが、ほとんどの方がザバザバ何度も汲んで行っていますが、作法としては全ての動作を一回分 の水で行うので、たっぷりと汲んでください。

3.まず柄杓を右手に持ち、左手を清める。

4.次に柄杓を左手に持ち替え、右手を清める。

5.再度右手に柄杓を持ち替え、柄杓から左手のひらに水を溜めて、その水で口を軽くすすいで口を清める。

6.すすいだ後、再び左手を清める。

*なかには柄杓に口を付けて行う方がいらっしゃいますが迷惑なのでやめましょう。

7.最後に柄杓の持っていた柄の部分を清めるために、柄杓を垂直に立てて残りの水を流し、手とともに柄の部分を
清め、丁重に柄杓を戻して一礼します。



  私たちは、普段目には見えない自分についた「罪・穢れ」を祓うために手や口を洗うのです。崇高な神様のおそばへ行かせていただくのですから、少しでも清めてから神様にご挨拶をしましょう。

  正宮へ着いたら、神様に参拝します。まず、軽く一礼して、鈴があれば力強く鳴らしましょう。神様に自分が来たことをこれで知らせるわけです。次に、お賽銭を入れるのですが、お金を投げつけるようなことがあってはいけませんので、静かにおくように入れます。
 すべての基本は『感謝』なのです。そして「二拝二拍手一拝」を行います。

  拝殿前で神様に手を合わせるときは、ど真ん中での参拝はできれば避けたいものです。神さまが通られる参道の真ん中を歩かないことと同じですね。


  ◆二拝
神様の前に立ちここに参らせていただけたことへの感謝を込めて行います。  
 神前に向かって、最敬礼を二回行います。背中を平らにして、腰を90度折ります。

◆二拍手
神様に出てきていただきます。
 自分の住所と名前を告げます。(自分がどこの誰だか神様に知っていただくためです。神様といえども、どこの誰だか分からない人物には対処のしようがないのです。神様は、とても人間的なところがあるようです。)
 両手を胸の高さで合わせ、肩幅程度に両手を開いて、拍手を二回打つ。両手をあわせ、揃えて祈念をこめてから手を下ろします。

◆一拝
最後に深くおじぎをします。
「では、失礼します。●●神社の神々の皆様もお幸せであられますように」心の中で願いましょう。本殿をあとにする時に、もう一度深く頭を下げます。

  私たちが生きているのはすべて神様のおかげです。

家があること、家族がいること、仕事があること、健康であることなど、すべて偶然ではありません。こうした感謝をせずにお願い事だけを神様に伝えることは神様に失礼にあたります。

神さまが喜ばれる参拝は、感謝と「世のため人のため神さまのためにがんばります」という誓いです。努力と実践の誓いが大切です。


  柏手をパンパンと両手を合わせる動作は陰陽を調和させ、自分自身と森羅万象が一体になる事を意味していますが、出雲大社と宇佐神宮は四拍手であったり神社によって作法が違う場合があります。

  年初めは大きな神社へ参拝に行く方も多いですが、まずはあなたの住んでいる地域を守る氏神様の神社へ行ってご挨拶をするようにしましょう。
  今年の残り少ない日々を無事平穏に過ごされ、来る年が平和で健やかな1年でありますことを心からお祈り申し上げます。

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