松阪商人のお正月

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江戸時代から続く松阪の商家のお正月に独自の文化を見ることができます!

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花餅は、白と黄色でお餅では着きぬくいため、あわゆき風にしたりと工夫されています。

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竃には、古来から神様が宿っていて神聖なものとしてお正月には祀られています。

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庭の松にお正月独特の飾りは、年によってお祀りする方角が違います。陰陽道  でその年の福徳をつかさどるとされる歳徳神という神様のいる方角があって、明きの方・恵方 といい、万事に吉といわれています。

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お庭には、鮮やかなピンクの椿の花が可憐に咲いています。

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梲が上がるお屋敷は、現在松阪には2軒しかありません。

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年明けも日曜日祭日は、長谷川邸の見学ができるのでたくさんの方が訪れています。

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松阪商人の館

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小津清左衛門を代々名乗る小津家は、旧伊勢街道の松阪大橋そばで紙を商う豪商として知られてきました。

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小津家から寄贈を受けた後、約6億円をかけて修繕し平成8年に「松阪商人の館」として開館してから間もなく20周年を迎えます。

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泥棒は全部持っていかないが、火事は全部持っていってしまうことから地中に埋められるよう鉄の万両箱が現存しています!江戸時代は、火事が多くて使用人にも火の用心を厳しく言って聞かせていたようです。

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江戸時代、伊勢へのおかげ参りが爆発的な流行となり、伊勢街道には、伊勢へ向かう人、帰る人であふれ、着のみ着のまま出てきた人もいたため、小津清左衛門の屋敷の傍にある松阪大橋の下には金もなくおなかをすかせて座り込む人たちでごった返していたことがありました。

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松阪の人たちは、伊勢まいりの人を大切にもてなして施行に励んでいました。施行を求める人は、手に柄杓を持つ人もいて、そこに食べ物やお金を恵んでもらって旅をするのでした。、もともと信心深く徳を積めると松阪の人は考え喜んでやったようです。

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小津本家の当主は、代々清左衛門と襲名していて、紙業や繰綿を扱う小津党第一の富商として成功しました。松阪の数多い江戸店持ちの豪商の中でも筆頭格にあげられ、1755(宝暦5)年に、紀州藩の御為替御用を命じられていたほどです。明治以降は、紡績会社や郵便船会社などの経営を行い、現在でも、不動産業を中心に営業を続けています。

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松阪の本町、魚町界隈には、今も豪商の屋敷が残り往時の繁栄を感じることができますので、ゆっくり散策されることをお奨めします。

 

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松阪もめんを紡ぐ


  機殿神社の近くの多気郡明和町養川(旧下御糸村)に松阪もめんを紡績する工場がたった1軒残っているのが「御絲織物(株)」です。

   創業明治7年、糸の染めから機織りまで、一貫して行っています。

    工場は、かなり古びてきて大きな煙突は現在使われていません。

  藍の原料を北海道や徳島から仕入れここで溶かして糸を染めていきます。

         藍の色合いを調整するのが大変な作業なんです。


             染められた糸を色別に管理していきます。


               年代物の紡織機が頑張っています!

            松阪もめん独特の縞模様が紡がれています。

          反物をじっくり検査して出荷されていきます。

  松阪もめんの伝統技術を手織りだけでなく機械織りで守っています。

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松阪豪商屋敷めぐり


  松阪は、江戸時代に繁栄した豪商が今も活躍する商売人の聖地ともいえるところです。誰もが知っている百貨店の老舗の三越とトップ商社三井物産など三井グループの発祥地が松阪市本町に一部残っています。

  三井家の高祖である、三井高利が産湯をつかった井戸が今も残されています。

  長谷川家は、今も大きなお屋敷が残っていて、松阪市に寄贈されることが決まっています。東京日本橋にマルサン長谷川株式会社して不動産業を主に営業しています。

  江戸時代は、木綿問屋の丹波屋として日本橋の大店として知られていました。

  いつもは中に入ることができませんが、今も、番頭さんが2人いらして、部屋や庭が綺麗に整備されていますので、気持ちよく中を見ることができます。

 池を巡る回遊式の庭園に山の神様をお祀りして蔵が6つもあります。

   うだつの上がる屋根が当時の豪商の屋敷であることを表しています。

  松阪商人の館として、一般公開されている小津家も豪商と言われています。

  ここの蔵にあったのは、千両箱でなく万両箱だったのです。倹約家の松阪商人ならではものでしょう。


  小津本家の当主は、代々清左衛門と襲名していて、紙業や繰綿を扱う小津党第一の富商として成功しました。松阪の数多い江戸店持ちの豪商の中でも筆頭格にあげられ、1755(宝暦5)年に、紀州藩の御為替御用を命じられていたほどです。明治以降は、紡績会社や郵便船会社などの経営を行い、現在でも、不動産業を中心に営業を続けています。

  国文学者の本居宣長の旧宅跡も長谷川家のそばにあり、ここも松阪商人として活躍していた名家だったのです。今は、松阪公園に移築され「鈴屋」として見学できます。

  本町、魚町界隈には、今も豪商の屋敷が残り往時の繁栄を感じることができます。ゆっくり散策されることをお奨めします。

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松阪もめんのルーツ


  松阪市の東部、斎宮に近いところに、太古の昔から変わらぬ姿であり続ける神の森があります。ここには、伊勢神宮で春と秋に行われる「神御衣祭(かんみそさい)」にそなえられる絹布(和妙・にぎたえ)と麻布(荒妙・あらたえ)を織る二つの機殿神社(はたどのじんじゃ)なんです。

  神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)は、絹布(和妙)を織り、神麻続機殿神社(かんおみはたどのじんじゃ)が麻布(荒妙)を織り奉ります。

  5世紀頃、大陸から紡織に優れた一団が移り住み、伊勢神宮の衣縫を担う服部神部(はとりかんべ)として織物地帯を形成していました。この名残は、機殿(はたどの)、御糸(みいと)、服部(はとり)、神部(じんぶ)という地名や苗字にもうかがえます。

  15世紀にインドから木綿が伝わり、松阪地域は雨が多く土壌に水分が多いところであったのと、近くの海で大量にイワシが獲れたのでそれを肥料として、木綿栽培に適した土地となりました。そして16世紀には、古代からの高度な織物技術が融合して「松阪もめん」が生まれました。


  安南(ベトナム)からは、柳条布という柳の葉の葉脈のような細い筋模様で、「千筋(せんすじ)」や「万筋(まんすじ)」などと呼ばれる松阪木綿の最も古典的な柄が伝わり、そこに松阪女性の高度な美意識があわさり独特の縞柄ができたのです

  江戸時代、このあたりで綿織物が多く作られ松阪木綿 伊勢木綿として、江戸をはじめ全国で売られ、松阪商人が活躍する時代を迎えました。

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