紫陽花?鈴の森公園


  松阪市の鈴の森公園は、大正12年から平成5年までのおよそ70年間操業していた、カネボウ松阪工場跡地を利用して、平成13年に開園しました。広い芝生のほか散策路が設けられ、草花が多く植えられ自然溢れる中でゆったりとした時間を楽しむことができます。


  朝日に輝く紫陽花がとてもきれいですね。

  紫陽花は、咲いたばかりのときから花の終わりまでに色の変化が見られます。また、植えられている土壌のpHによっても色が変わるそうです。それで花言葉が「移り気」「心変わり」なのでしょうか。一方で、「 一家だんらん」「家族の結びつき」を象徴する花でもあるという人もいます。
 

  アジサイの原産地は、日本そして東南アジアがです。「ヤマアジサイ」「すみだの花火」などが日本原産といわれていますし、手まり型のアジサイにも日本古来のものがあります。アジサイは、日本から中国に渡り、それから1790年にヨーロッパへ渡りました。
 以来、欧米で改良が重ねられ,近代では青、ピンク、白などのあじさいの鉢物が、4月の復活祭(イースター)に盛んに使われています。日本で「ハイドランジア」と呼んでいる鉢物の系統は、逆輸入されたものです。

  レンガ造りの建物は、鐘淵紡績松阪支店原綿倉庫として建設されました。桁行約74m,梁間10.6mの主体部の内部は桁行きに4室に区画し,正面には片流れの庇を付ける。煉瓦造イギリス積みで柱型を現した長大な外観を良くとどめるとともに、内部はギャラリーとして公開されています。

  この倉庫を保存・活用することを目的に、大規模な補強・改修をおこない展示室・ギャラリー・収蔵庫として再生し、隣接地に管理棟を新築し、平成8年10月に松阪市文化財センターが開館しました。


  図書館や文化会館と隣接しているので、天気がいいと訪れる人が多いです。




 はにわ館では、宝塚古墳から出土した船形埴輪類を常設展示しています。
公園とともに倉庫を活用したギャラリーは、市民の芸術活動の場として活用されています。


花菖蒲?鈴の森公園


  梅雨の中休み、松阪市川井町の鈴の森公園の朝、さわやかな風に緑と花が気持ちいいです。朝からパワーをいただけますね。

  花菖蒲が見頃を迎えています。


  花菖蒲の栽培は、一般に江戸中期に本格的に始まったとされています。江戸の最盛期には400に近い品種が育成され、江戸(東京)や伊勢(松阪)、肥後(熊本)などで発展しました。

  伊勢系の花菖蒲は、花弁が垂れた三英咲きが基本で、雄しべの先にトサカ状の切れ込み(くも手といわれる。)が見られるのが特徴です。草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さはほぼ同じで、男性的な肥後系に対して、花は優美で女性的な感じを受けるものが多く見られます。


  紋白蝶が花から花へ飛び回っていました。


鈴の森公園は、松阪市民憩いの場としてたくさんの方が訪れる人気スポットです。

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豪商屋敷が残る町


  松阪市射和町(いざわちょう)は、櫛田川の流れに沿って古い町があり、両郡橋を渡ると多気町相可です。この界隈の繁栄は、室町時代から明治初期頃までと長い歴史を持ったところです。

  両郡橋の射和町の交差点の所には、食品会社で知られている国分家、その前には、射和文庫をつくった竹川竹斎の竹川家と古くからの家があります。


  国分家は、醤油醸造場を土浦市に設け、江戸日本橋本町に店を構えて、屋号を「大国屋」と称しました。「亀甲大」印の醤油として評判が良かったようで、銘柄「むらさき」は、高級醤油として有名になり、今でも料亭や寿司屋でしょうゆを「むらさき」と呼ばれています。

  竹川竹斎翁は、書籍1万巻、古書画、古物等を集めて開いたのが、「射和文庫書院」です。また、地場産業として「射和萬古」や「お茶」、「桑」の生産も始めました。竹斎翁は、裏千家や勝海舟と親交があり「海防護国論」や「護国後論」を著しています。

  櫛田川の上流の丹生で採れた丹砂(水銀鉱石)を加工して造る軽粉(伊勢白粉)によって中世以来繁栄し、室町時代後半以降、伊勢神宮の御師が布教とともに各地に軽粉を持ち運び、伊勢白粉として全国に知られました。明治になるまで軽粉業は繁栄を極め、最盛期の室町末期には釜元が83軒もあったそうです。

  射和の著名な豪商に富山家・家城家・国分家・竹川家・山本家・長井家・小野寺家などがあります。
 国道のバイパスができ、両郡橋の交通量が少なくなり、古い街並みの界隈は、静かにゆっく散策できます。

  隣の中万町にもいくつかの豪商の家を見ることができます。軽粉や木綿を扱い繁栄した、紺田家・堀木家・竹口家・山上家などの豪商です。

  富山家は江戸に呉服の店を出していた豪商で、「伊勢の射和(いざわ)の富山さまは、四方白壁八棟造り、前は切石切戸の御門、裏は大川船が着く」と江戸のわらべ唄に歌われたほどです。


  竹口家は、ちくま味噌で有名な老舗ですが、HPによると「当社は初代竹口作兵衛松方(さくべいよししも)が元禄初(1688)年深川永代橋にて味噌醸造を始めたことを創業としております。 味噌で「ちくま」というと信州の「千曲」を想像されることと思いますが、当社の「ちくま」は創業者の故郷の地名、伊勢国乳熊郷(ちくま)郷(現在の三重県松阪市中万町)から由来しています。」と説明されています。

  いにしえの繁栄を想い歩いてみると時代の移り変わりを感じます。

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小津安二郎青春館


  松阪が生んだ映画の巨匠・小津安二郎は、東京の深川で生まれましたが、父の希望により、故郷の松阪で10歳から教育を受けたのち、1年間代用教員をしました。20歳になると憧れであった映画界に進むため、東京・蒲田の撮影所に撮影助手として入り、その後演出部に移り、大久保忠素の助監督となりました。そして、映画界の巨匠といわれるまでになりました。

  自宅が松阪の歓楽街の真ん中にあり、周りの環境は大人社会でとてもませた少年だったようです。近所にあった「神楽座」という映画館が人生に大きな影響を与えたのです。旧制宇治山田中等学校(現・三重県立宇治山田高等学校)に入学しましたが、映画に熱中し、寄宿舎からよく抜け出して映画館に通っていたそうで、その見た映画に魅了され、後に「映画研究クラブ」を結成するなど熱狂的な映画ファンになっていったそうです。あまりにも規則を守らないので、寄宿舎を出され、列車通学になった後も、下級生に列車内でよく映画の話をしたようです。当時、映画に学生が行くことは禁止だったので、かなりの無茶をしてたようです。

  2003年(平成15年)12月12日、生誕100年を迎えたのを記念して、小津安二郎監督の松阪の実家のところに、松阪市と松阪小津組が協力して「小津安二郎青春館」を開設し、青春時代を彷彿させる品物や関係写真などが展示しています。

  小津安二郎監督の映画スタイルは非常に独特で、自分のスタイルにわがままにこだわった監督だったようです。小津映画は雰囲気からして他の映画とは性質が異なり、何か落ち着いた空間美を感じさせる。ゆえに小津映画は見れば見るほど味わい深く、心に優しく残ります。

  小津映画のテーマは「親子」だったのです。日本の一般的な家庭の何でもない日常を描いた。その飾らないストーリーと、絵画的ともいえる頑固なスタイルが、人気を得ることになったのだと思われます。ハリウッドでも高い評価です。
  大震災に見舞われ「絆」が大切にされるようになりました。小津映画はそういう意味においても価値が高い。若い世代のためにも、戦後間もない日本家庭の生活感を伝える遺産として、もっと紹介されていってほしいですね。


  青春館は、参宮街道(旧伊勢街道)に面しており、大正ロマンを感じる造りです。一度お立ち寄りください。

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松阪新名所 四方の桜


  ミズ・ネットワーク松阪(女性の視点から街の活性化を考える会)では、市街地に桜を咲かせて名所を作ろうと活動されています。昨年は、平生町「夢の樹通り」のポケットパークに「夢をかなえる桜」を植樹され、きれいなしだれ桜が見ることができました。そして今年は、三か所に植樹され「四方(よも)の桜」として、各所を巡って見ることができます。


  今年新たに植えられた桜の一つは、松阪駅前の第三銀行本店駐車場出口付近に植えられた「萬両桜」です。これは、松阪商人の活躍にあやかり松阪を訪れる人や松阪に住む人たちの隆盛を願って植樹されました。松阪商人の繁栄ぶりを偲ぶ「萬両箱」が本町にある「松阪商人の館(旧小津清左衛門宅)」に展示されています。


  新町通りの三重銀行駐車場には、「あきないの桜」が植えられました。この桜に寄せられた思いを紹介します。”先人が残した商いの道、松阪商人の技の術、生み出す力を教えていただこう、桜よ 見事に咲いて、その一ひらを私の人生にお与え下さい!と私は祈ります。”


  よいほモールの浜口農園前には、「出逢の桜」が植えられました。この桜への思いは、”物ごとは出合から始まることが多い、歴史の詩に出合って感動し、花に出合ってよろこび、人に出逢って愛が生まれる、桜よ 祈って出会いのチャンスを、私にお与えください。”

  昨年、植えられました平生町夢の樹通りの「夢を叶える桜」には、”人生は夢一杯、でも叶えられない夢もあります。自然が導く何かの力が足りないからでしょう、そう この天空からずーっと枝垂れ咲く桜、宇宙からの贈りもの、私に夢を叶える力を授けて下さい・・・と、祈ります”
  この四か所を巡っていただき祈願して御縁をもらって下さい。街中には、「鈴の音」「夢休庵」「すずらん」というおもてなし処がありますので、休憩しながらゆっくりと楽しんでいただけます。

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