朔日参りのご来光


  9月1日に二見、夫婦岩の間から早朝のご来光をわずか5分ほど拝むことができました。ありがたい気持ちでいっぱいです!

  カメラマンや宿泊者の人たち大勢がご来光スポットに集まり歓声を上げたり、記念写真を撮ったりとにぎやかな雰囲気です。

  お白石持に参加する人たちが、禊となる二見興玉神社の浜参宮に訪れます。

  9月1日の外宮での行事をもってお白石持が終了して、10月2日の内宮と5日の外宮でのご遷宮がクライマックスを迎えることになります。

  ご来光の赤い光が海を直線で照らす、美しい光景がほんのわずか見れました!

  9月は、台風シーズンですが、自然災害が少しでも少なく済むようお祈りしました!


朔日参りの朝粥


  朔日参りの日は、早朝からおはらい町で朔日粥が食べることができます。

  神宮をお参拝された後、朝ごはんにと「すし久」をはじめ、10店舗ほどで、朝粥をはじめ、うどん、そば、餅にバイキングと楽しめます!

   早朝4:45に開店しますが、売り切れまで長蛇の列になります。

  伊勢では、昔から毎月朔日(ついたち)に神宮に参拝する「朔日参り」という風習があります。月の初めにいつもより早起きをして、昨日までを無事に過ごせたことに感謝してお参りするのです。

  おかげ横丁では、赤福の朔日餅をはじめ、朔日参りのお客さんに月替わりで旬の話題を提供して、お参りの後の楽しみになっています。

  月替わりで8月のお粥には、穴子が入っていて、美味しく季節の味が楽しめるので、大好評です!9月は、しめじ雑炊になります。


神宮ガイドボランティアさん


  伊勢市観光協会のボランティアガイドさんが、神宮を案内してくださいます!

  外宮(約60分)・内宮(約90分)・外宮と内宮(約3時間)をおもてなしの心でご案内していただきます。神宮のことをよく勉強していらっしゃいます。

  火除け橋を渡ったところにある「清盛楠」を丁寧に説明していただけます。

  神宮独特の建築方法や式年遷宮についても専門的にお話しいただきました。

  せんぐう館で神宮の魅力をもっと知っていただきたいとのことです!

  楽しく外宮を参拝することができ勉強になりました!山川様ありがとうございました!ご縁をいただきました豊受大神様に感謝です。


外宮の勾玉池


  外宮の勾玉池は、せんぐう館以前は、ぐるりと一周できて周遊散策で憩える庶民的な公園でした。現在は、せんぐう館の庭園となり、すっきりモダーンな雰囲気となりました。

  形が勾玉に似ているのが名前の由来で、池に浮かんでいるかのような舞台が特徴です。この舞台では、舞楽や能その他の郷土芸能が演じられます。

  「中秋の名月」の夜、この舞台で観月会を開催されます。全国から献詠いただいた短歌と俳句の秀作を古式に則り披講し、舞楽を奏する風雅な催しとなります。

  せんぐう館のあたりにも菖蒲の株が広がっていたこの池でしたが、まだ多くの花が残っていたり、植えられたりしている株が咲き始めています。

  これからたくさんの菖蒲やお花が咲く勾玉池周辺は、いつでも入れる外苑でしたが、せんぐう館ができて以降は、神宮の参拝時間に入れる内苑となっています。


遷宮への時間


   10月の式年遷宮にむけて正殿の建屋が順調に建築されています。

  出雲大社が今年60年に一度のご遷宮であるのに対し、伊勢神宮のご遷宮は、20年に一度行われる重要なお祭りです。神宮の建物を新しく建て直すとともに場所を遷し、さらに殿内の宝物もすべて新調します。

  階段下の参道わきに作業場が設けられ、木を切ったり組み合わせたりと多くの人が大作業に携わっています。

   同じ内宮にある外幣殿が3月に一足早く新しい建物になりました。

  伝統的な信仰や文化、建物などが世代を引き継ぐことで永遠の生命を維持するとともに、新しい社殿に遷っていただくことで、神々から新たなエネルギーをいただきたいという常若の精神があります。


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