日本最古の神社


   奈良県桜井にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、背後にある三輪山をご神体とする、御神殿を持たない日本古来の神道の形式を今に伝えています。神話にも登場し、大和朝廷の設立から存在しているので、「日本最古の神社」と呼ばれる歴史ある神社です。高さ32mの大鳥居が一の鳥居です。

  二の鳥居をくぐると、両側に杉や椎、樫、ケヤキの巨木が並ぶ参道が続く。参道の左側を御祓川が流れていて、涼しげなせせらぎの音が聞こえてくる。御祓川にかかる小さな木の橋を渡り、緩やかな石段を上るとすぐ左に手水舎があり、正面の石段の上に太い〆柱が建っている。

  〆柱から拝殿と巳の神杉を見ています。鳥居が独特で、2本の柱(標柱)の大注連縄がわたしてあります。最も大神神社らしい光景です。


  大神神社の「拝殿」は、寛文4年(1664)に徳川4代将軍家綱によって造営された。切妻造りで、正面に唐破風がつけてあり荘重な外観を呈している。中央部分の床が一段低い割拝殿形式になっている。江戸時代を代表する堂々とした建物で、重要文化財に指定されている。



  拝殿前には、斎庭の右側に玉垣で囲まれた二股の老杉がある。白蛇出現の信仰の対象とされている神木で、「巳の神杉」と呼ばれている。蛇の好物の卵と、御神酒がいつも備えられている。江戸時代には「雨降りの杉」と呼ばれていた記録がある。雨乞いのとき里の人々が集まり、この杉にお詣りをしていた。この老杉の根方にポッコリと穴があいており、そこに棲みついた蛇が御祭神の化身と畏敬され、いつの頃からか「巳の神杉」と呼ばれるようになったという。現在、杉の木の穴には長さ2mを越える青大将が数匹棲みついているそうです。

  三輪山には、神の御座である磐座として三カ所の巨石群が存在する。大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮まる奥津(おきつ)磐座、大己貴神(おおなむちのかみ)が鎮まる中津(なかつ)磐座、少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮まる辺津(へつ)磐座である。参拝者は拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して、これらの磐座を拝んでいるのであり、原初の神祀りの様が今に踏襲されている。


  参道左側に「夫婦岩」があります。これは、昔大和にそろって長命であった夫婦の古跡であるという。この岩に祈れば縁結び、夫婦円満、子宝に恵まれるといわれているようです。

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富士山信仰 浅間大社


 富士山本宮浅間大社は、806年に現在の地に建立された、全国の浅間神社の総本宮です。富士山を御神山とする社で、奥宮は富士山の頂上にあります(富士山の頂上は富士山本宮浅間大社の境内になります)。浅間大神と木花之佐久夜毘売命を祀ります。
 落ち着いた朱の社殿は徳川家康の寄進によるもので、浅間造りと呼ばれる独特のものです。
 富士山からの水が湧く湧玉池がパワースポット。富士登山者が登山の前に禊をする慣わしだった湧水で、その清らかな御神水は飲むこともできます。心が鎮まるような感じがします。富士山自体のエネルギーが強く影響しているのですが、ここ浅間大社はその富士山のパワーにまっすぐにつながる場所です。

 

  浅間神社は、第11代垂仁天皇が、富士山の噴火を鎮めるため、浅間大神を富士山麓に祀られたことに始まります。その後、大同元年(806)に、平城天皇の勅命により、坂上田村麻呂が現在の地に社殿を造営し、浅間大神を山宮より遷し祀られました。以来、全国1300余社に及ぶ浅間神社の総本宮、駿河国一の宮として全国的な崇敬を集める東海最古の名社です。
 ご神徳は、火難消除・安産・航海・漁業・農業・機械等の守護です。



  室町時代に始まった富士山信仰は、江戸時代に盛んとなり、多くの人が富士山に登るようになりましたが、その表口として浅間大社が賑ったようです。
 歴代武将も篤い崇敬を寄せたようで、源頼朝・北条義時・武田信玄勝頼親子・徳川家康が多くの寄進をしました。
 源頼朝公は、建久4年(1193)富士山麓において巻狩りを行った際、浅間大社に参拝し、流鏑馬を奉納されました。現在、流鏑馬祭としてとして伝えられています。そのほか社殿の修復なども行いました。


  浅間神社の境内は、富士宮市街地に位置する本宮境内と、富士山頂上に位置する奥宮境内の2つに分けられている。境内(私有地)は広大であり、本宮で約17000平方メートルのほか、富士山の8合目より上の部分(約400万平方メートル)のうち、登山道、旧富士山測候所を除く約385万平方メートルが、浅間大社の境内のようです。ただし、静岡県、山梨県の県境が未確定のため、土地登記はしていないそうです。

  境内の隣には、湧玉池があり湧出する富士山からの湧水によってできている。何層にも重なった溶岩の間から湧出しており、特別天然記念物に指定されている。水源の岩上には朱塗りの水屋神社が鎮座しています。

  ペットボトルも売られていますので、気軽にこのご神水を持ち帰れます。飲むときっとご利益があるでしょう。ご祭神のコノハナノサクヤ姫は桜のように美しい神様といわれてますが、火の神とも言われていて、強い美しい女性になれるかもしれません。

  休日は、本殿での参拝者がいらっしゃるようで、巫女さんもご案内や準備で忙しいようです。これからも富士山信仰は、日本人の心のふるさとであり続けるでしょう。富士山頂の奥宮を訪問したものですが、体力に自信のない方は、麓の浅間大社にお参りください。きっと力強いパワーをいただけます。


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奇祭「ヤーヤ祭り」尾鷲神社


  三重県尾鷲市にある尾鷲神社では、毎年2月1日から5日まで「奇祭尾鷲ヤーヤ祭り」が行われます。期間中毎夜各町の若者衆が、町を練る行事「ヤーヤ」が通称となったもので、この「ヤーヤ」の名称は、戦国時代武士の立合いの名乗り(やあやあ我こそは、・・・)に由来するといわれています。白装束の男たちが喧嘩さながらの勇壮な練りをすることで知られています。

  1日の午前0時から宮司さんによる「扉開き神事」から祭りが始まります。これは、練や踊りを神さんにも楽しんでいただこうという中世からの伝統儀式だそうです。
 2日の夜から3連夜、練りのヤーヤが始まります。上半身シャツ姿、下半身は体操ズボンとなり、各町の若者衆は小頭の振る提灯の合図に従って一糸乱れぬ押し合いを当屋の町に仕掛けます。三回押し合った後は、当屋の町に合流して次に来る町の手伝いを待ちます。押し合いの時の掛け声は「チョウサじゃ」です。そして、各当務町のショードがヤーヤを従えて毎夜神社にお参りし、その際必ず海岸に立ち寄って当人・汐撫・弓射など主だった役人が身を清める意味で海水に飛び込む垢離(こり)をかく習わしとなっています。これは、真裸で泳ぐことになるようです。

  尾鷲神社の創基は、大宝年間(701?703)と伝えられる。牛頭親王(素盞鳴尊)を祭り、大宝天王といって尊崇されています。
 2月5日のお祭りの最終日は、尾鷲市内各所で、大名行列や道中手踊りが行われ、夕方からは神社の境内で弓を射る大弓の儀が行われた後、神宝獅子頭の出御(しゅつぎょ)、祷渡しの儀式があり、五日間にわたる祭りの幕を閉じます。
 そして東紀州に春が訪れるということになります。

  大楠伝説が残る尾鷲神社。鳥居の前に張り出したような二本対になっている楠があります。「夫婦楠」と書いてありましたが、夫婦とも巨大です。そして境内にも一本のクスノキ。幾分小さめですが、根でふさがれた空洞が何カ所もあり、まるで何かを隠しているかのようです。そして、社殿の裏にもクスノキが見えました。遠目に見てこれが一番大きく見えますが、残念ながら近づくことは出来ません。樹齢千年と書かれていますが、大迫力の夫婦楠で、夫婦円満に導いていただけるのと、こぶの部分を触ると安産が約束されるそうです。

  拝殿前になぜか観光地などにある記念写真をどうぞと尾鷲節、ヤーヤ祭りの立札と顔が出せるパネルが置いてありました。お祭りの時だけのサービスかも…。

  全国有数のサンマやかつおの水揚げを誇る尾鷲港でしたが、近年は漁獲高は減少しているようです。市場内では、2月から12月の第1土曜には、「尾鷲イタダキ市」と呼ばれる朝市が開かれ大勢の人でにぎわいます。早起きして、新鮮な美味しいさかなや干物を買いたいですね。

  尾鷲湾には、中部電力三田火力発電所の大きな煙突の鉄塔がそびえてランドマークとなっています。尾鷲は明治以来三重県東紀州地域の中心とされ、大正10年(1921年)より本格的な港湾事業が実施された。昭和42年(1967年)に重要港湾の指定を受けている。最近は、遠洋漁業や地場産業の輸送拠点、インドネシア、ベトナム等からの原油輸入拠点としての機能を持つ。また、三重県の「三重サンベルトゾーン構想」の重要拠点としても位置づけられている。
 尾鷲港には第4管区海上保安本部尾鷲海上保安部が置かれ、沿岸警備・海洋情報収集の他、尾鷲港における日出没・潮汐が常時観測されています。
 また、日本で最も雨の多い市で「雨の都、尾鷲」と言われています。

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神社の境内にJRの線路がある!


  松阪市山添町の神山(こうやま)神社は、飯野高宮といわれ櫛田川の近くの山麓にありますが、もともとは、山上にあったようです。参道を進むとJR紀勢本線のレールがあり、踏切を渡って階段を上り参拝します。

  神山神社の地は、天照大神が倭姫命を御杖代として、大宮地を求めて諸国を遷行された際、藤方片樋宮より遷幸し、4年間奉齋されたところで飯野高宮の地といわれています。また元伊勢神社ともいわれます。

  倭姫命が伊勢へ遷幸された後、ご祭神を猿田彦命、天鈿女命を仮主としてお祀りして以来、約2000年鎮座されているということです。
 猿田彦命は私たちすべて善い方にみちびき守ってくださる神様で、天鈿女命は天の岩戸の前で舞をした芸能の神様でもあります。


  狛犬たちが睨みを利かせています。

      境内には安産の神様!

      10体もの大小様々な山の神様!

   踏切に近ずくと列車に注意をするようにアナウンスが流れます。


  櫛田川を渡ると、伊勢と熊野への分岐するJR多気駅です。

  新しいしめ縄が各所に置かれて新春らしさがあり、気持ちいい気がたっぷり感じられます。

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初詣


  元旦は、初日の出がのぼってから、近くの神社(氏神さま)にお参りにいきましょう。お正月は家に年神さまを迎えるので、元旦は、家の中で過ごし、どうしても出かける用事があるときは、2時間以内に戻ってくること。遠くに行く場合は3日以降が良いですね。
 初詣で幸運を引き寄せるために、行く前、家では願い事を炭で紙に書き出しましょう。できれば100個くらい書くと良いのですが、もっとも重要な願いを3つ書いてください。初詣にはそれを持って行き、3日間同じことを誓うと叶いやすいといわれています。また、神様はお酒やみかんなど香るものが好きなので、その土地で収穫したものに「ありがとう」という想いを込めてお供えすることをおすすめします。人が頑張って作ったものは神様も喜びます。

  破魔矢の祀り方について、基本的に神社で頂いた縁起物や御札は東か南に向くように祀っておくようです。
祀る際には目線よりも上に祀り、神様を見下ろさないようにします。
破魔矢は名前から「魔を破る矢」と思われがちですが、本来「破魔矢」の「ハマ」は弓射に用いた的の事を指し、元々は年占の際に弓で競って作物の豊凶を占ったものです。それが後に当て字がなされいつの間にか「魔を破る矢」と呼ばれるようになりました。
上棟祭の時に鬼門と裏鬼門に飾り矢弓を設けることもありますが、通常の破魔矢は上棟祭のよう特に方角は決められていません。
ただ、神社では太陽神である天照様を中心としていますので、太陽に矢の先が向かないようするのも大切だと思います。

  清々しい気持ちで、新年の誓いを立て、今年も一年のお陰をいただき、ご縁を広げて生きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

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