国華会の菊


  毎年、神宮神苑で伊勢の国華会さんが特設花壇で菊の花を展示して、見事な大輪や珍しい菊が参拝者を楽しませています。菊は、日本在来の植物ではありませんが、わが国を代表する園芸植物のひとつです。平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることから、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。

  平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の中で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルに特権的な地位を築いていきました。

  江戸時代になると、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行し大衆化したようです。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊」です。

  伊勢菊は、古典菊と言われていて、特に松阪で発達した菊は、縮れた花びらが垂れ下がって咲きます。松阪撫子と似た趣がありますね。


 繊細で幽玄な美しさがあります。黄色の花はまるで錦糸玉子みたいやな!


  菊の展示が始まると神宮神苑の木々の葉に紅葉を見ることができます。

  五十鈴川の水が冷たくなり、晩秋から本格的な冬を迎えていくと、豊かな自然が残る神苑の風景が1年で一番色鮮やかな季節です。

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内宮の神馬


  伊勢神宮には、神馬といわれる神様に仕える馬が、内宮と外宮にそれぞれ2頭ずつ飼育されることになっています。空勇号(そらいさむごう)は、今年の9月27日に御馬牽進(みうまけんしん)式を行い、宮内庁御料牧場より天皇陛下によって奉納された18歳の牡馬です。

  神馬は、日本で神社に奉納された馬、あるいは祭事の際に使用される馬のことをいい、馬の種類には特に決まりはなく、神が乗るとされています。
  奈良時代から祈願のために馬を奉納する習わしがあり、奉納者は一般の民間人から皇族まで様々ですが、小規模な神社ではその世話などが大変なことと、高価であり献納する側にとっても大きな負担となることから、絵馬などに置き換わっていった。また、等身大の馬の像をもって神馬とする所も多いようです。
  実際に神馬を飼っている神社は、伊勢神宮や多度大社、住吉大社、日光東照宮など十社ほどです。

  内宮では、毎月、1日、十一日、二十一日の朝の八時頃に正宮下で神馬が参拝をします。雨の日は行われないことがあります。


  神職さんに合わせて天照大神様にお辞儀をする姿は、神々しいですね。



  雨を願うときには黒毛の馬を、晴れを願うときには白毛馬をそれぞれ献納するという風習があったようです。中世の武士は戦争での勝利を祈願するために神馬を奉納したものです。古くからの神社の中に「神馬舎」・「神厩舎」が馬の存在如何を問わずに設置されている所があるのは、神馬の風習の名残でしょう。

    参拝の後、厩に入った「空勇号」は、落ち着いていました。

  もう一頭の神馬の「国春号」は、厩の中をずっと歩き回っていました。

   毎月初めは、伊勢の人たちも早朝より神宮へお参りに出かけます。


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早朝、神宮を颯爽


  別宮「月読宮」の早朝の清々しい空気の中を、樹木の間から差し込む朝日を浴びながら歩く爽快感は、自然の中に生きていることを感じる瞬間で、魂が揺さぶられている感覚があります。

   月読宮の参道は緩やかにカーブを描き森の奥へ誘い込んでいきます。

  月読とは、昔の人々が月の満ち欠けを見て、農業のタイミングを計ったことからつけられたという事です。太陽神の天照大神の弟として、対極の夜を司る月の神様という事ですね。


  日本の国土と万物の神々を産んだという伊弉諾尊が、禊をしたときに生まれたといわれる月読尊をお祀りする月読宮には、四つの宮が並んでいます。月読宮に荒御魂宮と父神であるイザナギノミコトをお祀りする伊佐那岐宮、母神であるイザナミノミコトをお祀りする伊佐奈弥宮です。

     参道では大木が自然の芸術品を見せてくれます。

  月読宮は、優しい雰囲気のある森で、田舎のおばあちゃん家族が温かく迎えてくれるようで、人と人のつながりがあるように、神様のつながりや絆を感じさせてくれるところのような気がしました。


  あらゆるものに神様が宿っている気がして、森羅万象という事でしょうか。

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半日おすすめツアー


  快晴の伊勢志摩の半日おすすめツアーにご家族で参加いただきました。

 近鉄鳥羽駅でミーティングして、女性の願いを一つ叶えてくださると、この1年参拝者が急増している人気スポット「石神さん」のある神明神社へ参拝しました。

  平日でしたが、次々と女性の方がこられていました。駐車場には、名古屋や長野など他県ナンバーが並ぶほど全国的に有名になっているようです。

  海女さんが魔よけにしていた「セーマン」「ドーマン」がお守りとして作られていて、社務所で授かることができます。

  パールロードから海を眺めながら、道啓きの神様、「猿田彦神社」へご案内しました。猿田彦大神は、方位や交通安全の神様で新しいことを始める時、「はじめの一歩」お守りを身に着けるとうまくいきます。また、猿田彦大神の妻君をお祀りする、佐瑠女神社も境内にありますので、芸能と縁結びの神である天鈿女命にもお参りしました。

  月読宮、内宮とお参りしておはらい町を散策と買い物していただき外宮へお参りするころにはすっかり夜の帳が下りていました。秋の夕暮は、早くて冷たい空気に変えてしまいます。

  少し駆け足でしたが、日本人の心のふるさと神宮を感じていただいたと思います。平成25年に20年に一度の御遷宮を迎える伊勢は、ますます脚光を浴びていくことになります。神宮めぐりで魂をゆさぶられて、前向きに生きていきたいですね。


  江戸時代に盛んだったおかげ参りが平成になっても続いていきます。

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雨に煙る神宮


  10月に入り少し朝晩が寒くなって、秋の訪れを感じる季節です。雨が降ると気温が上がらず肌寒く、雨に濡れて体温が奪われるので、外に出たくないですね。こんな日は、神宮も訪れる人が少ないようです。

  宇治橋を渡ると神宮の神苑で、広々とした中に松や芝の緑が美しいです。そして、杉の大木をはじめとした木々に囲まれた森へ入っていくと、豊かな自然に包まれ、流れる時間までゆったりと感じます。

  内宮の神域を流れる五十鈴川は、倭姫命が衣の裾を洗ったという伝承から「御裳裾川(みもすそがわ)とも呼ばれます。天照大御神の御杖代として、ご鎮座されるよい場所を探していた倭姫命に御進言がありました。「宇治の五十鈴川の川上は、日本の中でもすぐれた霊地です。そこにまだ見知らぬ霊物があり、照り輝くそのさまは太陽や月のようです」
 その霊地を訪れた倭姫命は、都を離れ三十年余りたち御神託を受け、ついにこの五十鈴川上に皇大神宮を創建し永遠のご鎮座地が定まりました。

  神宮神域には、創始から二千年をえた今も、美しい自然が保たれていて、遥かな伝承の世界が息づいています。訪れる人をやさしく包んでくれる森は、晴れた日の木洩れ陽だけでなく雨のしずくでも癒しと元気をいただける聖地です。


  神宮には常若の精神が息づいていて、二十年に一度、式年遷宮という最大の祭典が平成二十五年に行われれます。それに先立って宇治橋では、平成二十年十一月三日から新しくなった橋を渡って参拝していきます。すべてを新しくした清々しい気持ちでいることが、大御神の力を大いに高め、日本全体が若々しい命に輝くことができます。それとともに自然へ感謝していくことが日本人のこころを永遠に伝えていけることになります。これこそ先人の人たちの知恵が生んだ日本ならではの営みといえるでしょう。


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