丹生川上神社 上社


  水の神様『丹生川上神社』とは、675年の創建とされる歴史ある神社です。東吉野村に「中社」があり、川上村にある「上社」、下市町にある「下社」とともに、以前は同じ神社だったのだそうです。

  奈良県川上村にある上社ですが、ダム建設に伴い、山の中腹に建てられた本殿は、平成10年に造営され伊勢神宮旧社殿の古材を用いた三間社流造銅板葺です。


  高龗神(たかおかみのかみ)を主祭神に、 大山祇神・大雷神を配祀しています。以前は、罔象女神を主祭神としていましたが、大正11年(1922年)の丹生川上神社(中社)との併合に際して、高龗神に改められました。

  第二次大戦後の昭和27年(1952年)に独立して上社となりました。

  上社は、明治初年まで高龗神社という小規模な祠で、その由緒も不詳ですが、大滝ダム建設に伴う当時の境内の発掘調査により宮の平遺跡が発見され、本殿跡の真下から平安時代後半(11世紀末)以前に遡る自然石を敷き並べた祭壇跡が出土し、また付近からは、縄文時代中期末から後期初め(約4000年前)にかけての祭祀遺跡と見られる立石を伴う環状配石遺構が出土したため、途中奈良・古墳時代にかけての断絶が認められるものの、祭祀空間としての機能は縄文時代にまで遡る可能性がでてきています。

  拝殿前には、狛犬でなく馬があ・うんの呼吸でしょうか、守っています。これは、かつて奉幣に際し、祈雨の場合には黒馬を、止雨の場合には白馬を奉るのを常としていたことに因んでいるのでしょう。

  祭神である高龗神の文字の中にもあるように、龍神様をお祀りしていて、水に関係しています。今年は、辰年ですから龍神様と強い結びつきを持つといいでしょう。

  境内からの景色が素晴らしく、紀伊山地の山々に龍神様が舞い降りてくる気がします。清々しい気持ちでリフレッシュできる神社です。

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丹生川上神社 三社


  丹生川上神社の歴史は古く、千三百年余り前、第四十代天武天皇・白鳳四年(675年)「人聲の聞こえざる深山吉野の丹生川上に我が宮柱を立てて敬祀らば天下のために甘雨を降らし霖雨(長雨の事)を止めむ」との御神教により創祀せられ、雨師の明神、水神宗社として朝廷からの崇敬は篤かったようです。「延喜式」(927年)には名神大社に列せられ、平安時代中期以降は、祈雨の神として「二十二社」の一つに数えられました。祈雨には黒馬を、止雨には白馬又は赤馬を献じ朝廷の特に崇敬する重要な神社でありました。763年より応仁の乱の頃までは朝廷よりの雨乞い、雨止めの奉幣祈願が九六度されていることが記録されています。

  東吉野村高見川沿いにある『丹生川上神社・中社』、上社は、川上村の大滝ダム上にあり、下社は、下市町長谷の丹生川沿いにありますが、以前は同じ神社とされていました。

  丹生川上神社(中社)の古くは「雨師明神」と称され、江戸時代からは「蟻通明神」とも称されていました。ご祭神の罔象女神(みずはのめのかみ)は、伊勢神宮の天照大神とは姉妹の関係にあり、両親である伊邪奈伎、伊邪奈美の大神が具えていた神徳の内、水に関する一切の神徳を授けられた神であり、日本最古の水神とされています。

  雨乞い、止雨の祈願として、農家、水利業者の崇敬をあつめるとともに、水源地やダムの守護神としても崇敬され、電力会社、都市の水道関係からも篤く信仰されているようです。

「叶大杉」は、両手を木に当て願い事を唱えるとそれが叶えられるといいます。

    「丹生の真名井」と呼ばれるお清めの水「御神水」です。

   神社の前を流れる高見川の清流の清々し氣がとてもいいです。

  辰年の今年は、龍神様を祀る水の神様、丹生川上神社の三社をじっくり巡って、龍のパワーをいただいき難局を乗り越えていきましょう。

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天河大辨才天社の能舞台


  お導きがないと辿り着けないといわれる、天河神社の社殿の中に、なんとも立派な能舞台があることに驚きます。7月の例大祭や春秋の大祭には能楽奉納や演奏がされます。

  弁財天は、水の神であるとともに、芸能の神でもありますので、天河神社では、悪霊を鎮めたり祖霊を祀ったりするのに、昔から田楽が奉納されてきました。そのため、弁財天八楽とか弥山八面とか呼ばれる楽舞が伝統的に伝えられてきたといいます。

  天河神社に能楽との関わりが生じたきっかけは、「花伝書」で知られる能楽の大成者・世阿弥の嫡男だった十郎元雅が、天河神社で能「唐船」を奉納し、阿古父尉(あこぶじょう)の能面を寄進したことによるそうです。

  その後、能楽関係者から能楽の奉納、能面や能装束の寄進が続いたので、能関係の貴重な資料や能面など多数保存されています。室町時代から桃山、江戸時代にかけての能面31面、能装束30点のほか小道具、能楽謡本など能楽関係の資料が多数あり、その中には世阿弥が使ったとされる面や豊臣秀吉が寄進した絢爛豪華な能装束もあります。


  「天河大弁財天略縁起」によれば、役行者が大峯山の一つ、山上ケ岳で国の平和を祈願したところ、まず最初に弁財天が、それから男性の神、蔵王権現が姿を現した。弁財天は女神であるため、荒々しい山上ケ岳の守護にふさわしくないと判断し、役行者は、水の神の山である弥山(みせん)にこれを祀った。弥山は天河神社が隣接する山である。このように役行者による弁財天の祭祀が、この神社の始まりであり、天河大弁財天社と称される由縁であります。

  天河神社は世界にいくつか点在する、神聖なエネルギーに満ちた場所の一つとしてみなされていて、古代より社殿には磐座(いわくら)がありますが、この磐座とは非常に神聖なものであり、神様が住まわれているところです。

  7世紀頃、修験道の祖である役行者は、長年にわたり天河を活動の拠点とし、吉野の大峯山に75靡の道場を開山しました。また空海(弘法大師)は、天河神社で修業を行った後、高野山で真言宗を開山するに至りました。この2人の偉人は、天河の神聖によって影響を受けたのでありましょう。

  天河社社家は、役行者のお供「前鬼・後鬼」の子孫と伝えられているため、節分は鬼を迎え入れる儀式となります。2月2日には「鬼の宿」、3日には「節分祭」が行われます。

  奈良県出身のアーティストである「KinKi Kids」の堂本剛さんは、昨年4月に発売したソロの『縁を結いて』(えにをゆいて)という曲では、天河神社に滞在中、歌詞の原型を書き、ミュージックビデオもここで撮影したのだそうです。彼も天河神社のパワーに魅力を感じているように、多くの人がここの神気を強く感じ自分を見つめ直す機会と前向きな力を得るようです。

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天河大辨才天社の鈴


  天河大辨財天に古来より伝わる五十鈴は、独自の神器で、天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、岩屋戸の前にて舞を舞われ、神の御神力と御稜威をこい願われたことによって、岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられています。

  天河大辨財天社は、高野山、吉野山、熊野という日本の三大霊場を結んだ三角形の中心に位置していて、地元では、日本三大弁財天の筆頭・大峯本宮とされる霊験あらたかな神社とされ、芸能の神様としても知られています。

  霊山大峯の緑深い山懐にいだかれた天河神社は、役行者や空海、天武天皇の太古より聖域として崇められ、川の流れの如く星の瞬く如く、如何なる権力にも組せず“ありのまま”で在り続けてきた場所です。
 古より多くの聖人達がこの地を求めたのは、きっと“ありのままの本当の自分”に出会うためだったのでしょう。


  辨財天は、川の流れの妙なる様を神格化したとされる、古代インドのサラスヴァティー神であり、その本来の神徳は水の神、そして、水せせらぎの如く素直で妙なる弁舌や音楽の神であり、日本の古代より行われてきた水神の信仰とも結びついています。

  芸能界では、天宇受売命にあやかって俳優、舞踊、歌手、ラジオ、テレビタレントなどが、同床共殿のあり方と精神で奉載するようです。この三魂(みむすび)の調和統一に意を用いられ、芸能技芸練達に使われます。
 この五十鈴の特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ、
    ●「いくむすび」
    ●「たるむすび」
    ●「たまめむすび」
 という魂の進化にとって重要な三つの魂の状態(みむすびの精神)をあらわしています。

  五十鈴の清流のような妙なる音の響きによって、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてくるといわれます。特に芸術・芸能の世界で精進される方々(俳優、舞踊、歌手、ラジオ、テレビタレントなど)が、天宇受売命の故事にあやかり、これを奉載され、この三魂(みむすび)の調和統一に意を用いられ、芸能技芸練達の器教とされています。

  本殿への石段脇に鎮座する五つの社殿があります。手前から、龍の化身「龍神大社」、森本神社御祭神「大将軍大神」、天照大御神の別名「大日孁貴神」、菅原道真公の「天神大神」、琵琶山の地主守神「大地主大神」と祀られています。

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水神 丹生川上神社


 奈良県東吉野村小(おむら)にある丹生川上神社は、水を司る「罔象女神(みずはのめのかみ)」を祀った、歴史ある神社。地元では蟻通さんといわれています。今は上社・中社・下社の3つに分かれているため、それほど大きな規模ではありませんが、二十二社の一つで、近代も官幣大社に選ばれているお社なのです。神社の目の前を流れる高見川の自然ともども、色々と楽しめるところです。
  ところで、二十二社というのは国家の一大事(天変地異・戦乱)の祭に国から特別予算を割り当てられる22の神社の事です。成立時期は白河法皇の治世。摂関政治から脱却し、院政つまり天皇家主導の政治が行われるようになった時期です。

  丹生川神社は、応仁の乱以後、たとえば『親長卿記』明応五年(一四九六)には既に祈雨奉幣のための資力がないというような記事があり、丹生川上神社そのものの所在すら消息を失ってしまった。明治四年(一八七一)に、丹生大明神社(現下社)を官幣大社丹生川上神社としたが、これに対して寛平七年の太政官符にのる四至に適合しない、としてむしろ現、上社をあてるべきとする『大日本史』に従い、同七年、高靇神社を官幣大社丹生川上神社奥宮とした。が、これにも異義の生ずるところとなり、同二九年、丹生川上神社を下社、奥宮を上社とした。さらに東吉野村の蟻通神社が、その社辺をとおる高見川を古代の丹生川であるとして請願したことからこれを中社と認定するに至り、このとき中社の祭神を罔象女神、上社を罔象女神から高靇神へ、下社は高靇神から闇靇神へ改められたという経緯があります。

  この神木には「ふくろう」が住みついて境内の夜の番人となっているそうです。その事に因んで、奉納された木彫りのなでフクロウが置かれています。
 ふくろうは不苦労、福来朗、幸福ろうと読むことから縁起の良い鳥として、なでると福が来るとされています。

  「丹生の真名井」と呼ばれる湧水の採水場があります。本殿裏の乎牟漏岳からの地下水脈を水源とし、本殿地下を通り、この「丹生の真名井」にて湧出している御神水です。
 丹生川上神社は、「水の神様のみずみずしい清めのお水、生命のお水を戴いて活力ある日々をお過ごし下さい。」と呼びかけています。

  境内には、樹齢1000年を超えるとされる高さ51.5m、幹廻り7.1mの古杉が堂々と立っています。「叶えの大杉」と言われています。
 この幹に手を当てて祈ると願いが叶えられるそうです。

  拝殿・本殿などは、それほど大きなものではありませんが、とてもシンプルで質実剛健的な美しさがあります。

  すぐ隣に木材、林産業の守りの神の木霊神社があります。昭和57年に、小川郷の木材林産協同組合市場開設30周年を記念し、和歌山の伊太祁曽神社から勧請したということです。現在は、丹生川上神社の末社になっています。
 祭神の五十猛命は須佐之男命の御子神で、林業の神として信仰されています。

  神社の前には、綺麗な高見川の流れを見ることができます。少し上流には、「夢淵」と呼ばれる聖域があります。境内東にある「高見川」「日裏川」、そして「四郷川」が合流する深い淵。この「丹生川上の紺碧の深い淵」、「夢淵」は、古来より信仰の対象とされてきました。その風光明媚な景観には誰しもが心を奪われるほどです。古来より水神をまつる神社の聖域です。

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