昨年の10月、伊勢神宮で式年遷宮が行われましたが、京都で世界遺産になっている下鴨神社でも21年に1度式年遷宮が来年の4月行われています。
下鴨神社の式年遷宮は1056年が1回目で、来年4月27日に本殿祭神の遷宮があります。江戸時代までは全ての社殿を造り替えていましたが、国宝や重要文化財に指定されたため、大規模な修理になっています。
下鴨神社の正式名は、「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」です。京都は鴨川を中心に町づくりがなされており、鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨(しもがも)さん」と親しくよばれています。
西殿のご祭神、賀茂建角身命は、古代の京都をひらかれた神様で、山城の国一宮として京都の守護神。平安京が造営されるにあたって、下鴨神社に成功のご祈願が行われました。それ以来、国民の平安をご祈願する神社と定められました。
東殿の御子神、玉依媛命は、『風土記』に御神威が伝えられている。婦道の守護神として縁結び、安産、育児等。また、水を司られる神として著しい御神徳があります。
5月15日に行なわれる1400年以上もの歴史を持つ『葵祭(かつては賀茂祭)』は、京都3大祭の1つで、賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社の総称)の例祭です。平安装束に身を包んだ、500名以上もの時代行列が御所を出発し下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かう壮大なパレードです。
葵祭(あおいまつり)の主役である十二単に身を包んだ斎王代(さいおうだい)が約50名の女性(女人列)と供に境内の『みたらし池』にて、禊(みそぎ)を行い身を清める神事が見ものです。
遷宮にむけて、お白石持ち行事が始まりました!
下鴨神社の式年遷宮
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