愛知県蒲郡市にある竹島は、湘南の江の島を思わせ橋が架かっていて、市杵島姫命が御祭神であることから日本七大弁天の一つの竹島弁天といわれています。春の大潮の干潮時には歩いて渡れるます。
昭和7年に総コンクリート製の橋がかけられましたが、昭和34年の伊勢湾台風で竹島側の橋脚が破壊され橋が落ちました。現在の橋は、昭和61年に全長は387mに再建されたもので、手すりは潮風に強い軽合金製になっています。
竹島弁天の正式名は、八百富神社で、安徳天皇の養和元年(1181年)に、藤原俊成卿によって創建されたと伝えられています。
竹島は小面積の割に草木が密生し常緑樹が多く、対岸のクロマツ林とは景観が異なります。この植物群を保護する目的で、昭和5年8月25日、国の天然記念物に指定されました。
陸地に接近した島で、植物区系を異にする例は、東海地方では他にはなく、学術的価値が高いようです。
開運・安産・縁結びのご利益があるとされる八百富神社の本殿。
竹島という名の由来は藤原俊成卿が、三河守に在任中、琵琶湖の竹生島から市杵島姫命を歓請せられた事に始まるとされています。その他に、その際持ち込んだ島唯一の人口植栽と言われる2本のスホウチクの存在からという説もあり、本殿の右手に2本植えられていて、枝には元竹の札がかけられています。
マキノキ(細葉)がこの様に巨大なものは大変珍しいそうで、温帯気候と人の手が入っていない事で育ったようです。竹島のご神木になっています。その奥にあるヤマツバキは、お札授与所を建てる際、屋根にぶつかるため建物の屋根に穴を開けて伸びています。
竹島から眺めると山の上に経済産業省が認定する近代化産業遺産の一つ蒲郡プリンスホテルが美しいです。 小津安二郎監督の映画『彼岸花』のロケや華麗なる一族などたくさん撮影に使われています。
1934年(昭和9年)に蒲郡ホテルとして建てられた由緒あるホテルであり、城郭風の建築で知られ蒲郡のランドマーク的存在である蒲郡プリンスホテルですが、平成24年3月30日からエースイン松阪などのビジネスホテルを手掛ける呉竹グループに売られ蒲郡クラシックホテルとしてオープンします。
また、その真下に海辺の文学記念館があります。ここはかつて料亭常磐館があった場所で現在の建物は料亭では無く、蒲郡の歴史的建築物であった岡本医院の建物を再現したものです。
常磐館の庭園越しに眺める竹島は素晴らしいものだったようで、菊池寛、志賀直哉、川端康成等、多くの文学作品に登場します。
竹島へ渡る橋では、年末の落ちハゼシーズンにハゼ狙いの人たちの釣竿で一杯になるそうです。
竹島周辺は、潮干狩り場ともして知られ、春には多くの人出でにぎわいます。
大きな地図で
癒しの旅、歴史散策、神社スポット、寺院スポット、巡礼の旅、グルメな旅
三重県松阪市白粉町357-5
TEL 0598-23-0663 FAX 0598-23-0664
癒しの旅について等、お問い合わせありましたらお気軽にご連絡ください。 highlandybb@ybb.ne.jp TEL 0598-23-0663
ヒーリングツァー ホームページ http://healingtour.jp
★☆★☆大きい写真のブログも見てください・・・
http://healingtour.blog116.fc2.com
☆★☆★☆facebookで交流しましょう! 高岡良治
http://www.facebook.com/profile.php?id=100002213764767#!/profile.php?id=100002213764