西国三十三ヶ所観音霊場の第十五番札所は、京都の東山三十六峰今熊野山のふところにいだかれた「観音寺」で、後白河法皇より山号を賜り、「新那智山」と称しています。
古くからの霊験記にも記されている通り「頭の観音さん」として広く人々の信仰をあつめ、善男善女が参拝や巡礼におとずれています。
弘法大師が唐の国で真言密教を学んで帰国された翌年の大同2年(807)熊野権現のご霊示を受けてこの地に庵をむすばれたところです。
弘法大師が、観世音をまつるのにふさわしい霊地を選ぶために錫杖をもって岩根をうたれると霊泉が湧き出しましたので、観音御利生の水として崇められ「五智水」と名付けられました。
御本尊は、弘法大師が熊野権現より授かった一寸八分の観音像を体内仏として自ら彫刻された十一面観世音菩薩であり秘仏となっています。
本尊と同じ姿をしているお前立ちと言われる仏像が厨子の前に立たれているので、それを拝観することが出来ます。
観音寺は、四季の自然を感じる別天地でまさに壮麗な堂宇が甍を連ねる幽閑脱俗の仙境、清浄無垢の法城といったところで、人心とも落ち着きます!
第十五番 今熊野観音寺
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