松と金木犀の香り


                松阪市の木は松に制定されています。

  蒲生氏郷公が1588年にこの地に開府した際に、大好きな松と大阪の阪を取って松阪と名付けられたといわれています。松はこの後に移封された会津の地でも若松としています。また、豊臣秀吉に敬意を見せるために坂を取ったようです。

  松は、冬も緑の葉を茂らせることから、若さ・不老長寿の象徴で縁起のよい木とされ ? 松、竹、梅の3つを松竹梅でめでたい樹と重宝されていますから末永い繁栄をしていくことを願っています。

  お城周辺は金木犀があちらこちらに植えられているので、この時期とてもいい香りがします。秋晴れの日は散歩にいいところです。

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庚申さん例大祭


  10月26日、松阪市新座町の庚申堂の秋季大祭が行われていました。

   いつも静かな路地に鎮座されていますので、気にせず通り過ぎますが、紅白の幕で飾られるとお参りしたくなり足を止めました!

  1588年、松阪を開いた蒲生氏郷公が守護神として祀ったと言い伝えられています。

  ご本尊の青面金剛童子は、1710年、宝永七年(庚寅)三月十二日に大阪の四天王寺から分祀されました。当時は、真言宗の清長院として山伏12人の修験道場となっていたようです。

  1836年、天保七年三月には、正一位百枝稲荷大明神を歓請してともに祀られるようになりました。

  このあたりでは、八丁四方の魔除け、無病息災、長寿繁昌の霊効があると信仰されています。

    新町通りから殿町へつながる道のそばに鎮座されています。

    いつもご近所の方々が大切にお守りされているのがわかります。

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織物の神様


  江戸時代、松阪には京都西陣から「衣服大祖」と月参するほど信仰をされていた神様が鎮座されています。それが何度もご紹介している皇大神宮の所管社である「神麻続機殿神社(かんおみはたどのじんじゃ)」「神服織機殿神社(かんはとりはたどのじんじゃ)」なんです。

  五世紀の後半、大陸から渡来した技術集団、漢織(あやはとり)、呉織(くれはとり)たちは、松阪市の東部一帯に住むようになり、その地にわが国初めて紡績のメカニズムが持ち込まれ、その高度な技術によって、古代日本の一大紡織の中心地になりました。その後六九八年、時の文武天皇から「連(むらじ」の姓を賜り、氏族と公認されて以後、服連(はとりのむらじ)麻続連(おみのむらじ)として、皇大神宮に織物を献納することになりました。

  太古の昔から変わらぬ姿であり続ける神の森では、伊勢神宮で春と秋に行われる「神御衣祭(かんみそさい)」にそなえられる絹布(和妙・にぎたえ)と麻布(荒妙・あらたえ)を織る二つの機殿神社で今も五月と十月に地元の方が御衣を奉織しています。

  両機殿の八尋殿で皇太神宮正宮と別宮の荒祭宮での神御衣祭に供える御衣を奉織することを地元で「おんぞさん」と呼ばれています。

  十五世紀、エジプトやインドを原産地とする木綿が日本に伝えられます。暖かく丈夫な木綿は「天下の霊財」とまで讃えられ、それはまさに衣料革命を引き起こすことになりました。良質な木綿栽培には、いくつかの条件があり、一つ目は気候が温暖なこと、二つ目は水はけの良い土地であること、そして三つめは、肥料としてイワシを干した燐酸件の「干鰯(ホンカ)」が欠かせないことでした。こうした条件を満たす地域が、伊勢湾岸と大阪湾岸でした。

  松阪を中心とした伊勢湾岸では、上物の木綿栽培の先進地として、江戸と上方の大消費地へと衣料革命を進めていきました。古代の紡織技術と木綿が結びついて、松阪もめんを全国へ広げていくことができたのです。

  粋を誇りとした江戸の庶民は、倹約令でお仕着せだった着物の中で、最大限のオシャレは「松阪ジマ」だったのです。粋とは、飾りたてず派手に目立たぬこと。すこし離れると地味な無地に見えるが、よく見れば繊細なすっきりとした縦縞が走る松阪もめんは、粋の感覚にピッタリだったようで当時の江戸の人口100万人に対し、なんと年間に50数万反もの売上げがありました。
 歌舞伎の役者さんが縞の着物を着ることを、今だに「マツサカを着る」と言うそうですが、それほど縞といえば松阪もめんが代表的だったということです。

              松阪は織物の聖地と言えるところです。

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松阪もめん手織りセンター


  松阪市本町にある松阪もめんの伝統を継承している手織りセンターは、江戸時代は豪商三井家の屋敷があったところです。

    約1時間ほどの1日織姫になってもめん織りの体験ができます。

  すべての松阪木綿が手織りされていた江戸時代を想像しつつ、細い糸が布になるという喜びと機織りの独特の音とともに奥深さを感じることができます。

  粋さを誇りとした江戸の庶民は、倹約令お仕着せだった綿服の中で、最大限のオシャレは「松阪じま」を着ることだったそうです。洗うほどに色のさえるあい色に、元来“島渡り”(舶来)のストライプは、江戸の店を構えた松阪商人の才覚と、松阪の女姓たちの美意識とで、洗練され続けてきました。

  「松阪縞」のルーツは、安南国(今のベトナム)中央部、むかし交趾(コーチ)といって日本人町も残っているホイアンあたりで織られていた「柳条布」であり、この織物を朱印船貿易で日本に紹介したのが、角屋家の次男、角屋七郎兵衛栄吉でした。

  松阪もめん手織りセンターは、1984年7月7日に開設され、現在織られている全柄(機械織り)と、手織りのオリジナル柄の反物販売や着物・作務衣・シャツ類・エプロン・手提げ・のれん他、小物類も多種多彩にありいずれも松阪のお土産にしても喜ばれます。

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B-1グランプリの魅力


  B-1グランプリでは、日本全国の自慢の料理が提供されます。しかし料理を売ること自体を目的としているのではく、料理を通じて「地域をPRする」ことで、一人でも多くのお客さんに現地に足を運んでもらおうという、地域活性化を目的とした「まちおこしイベント」なのです。

  安くて旨くて地元の人に愛されている地域の名物料理や郷土料理を「B級ご当地グルメ」と定義していて、出展団体は、自分たちの町をPRするための地域資源として「B級ご当地グルメ」を活用し、B-1グランプリ当日には、味だけではなくお客様に対する対応やPRパフォーマンス等も競い合います。

  箸による投票は、エコロジー的な考え方で、箸を回収することが目的でしたが、今やB‐1グランプリを象徴する投票方法として親しまれています。


  二日間の投票された箸の重さを計量し、最も重かったメニューがゴールドグランプリを獲得します。第二位のシルバー、第三位のブロンズまで、箸のトロフィーが送られます。また順位は10位までが発表です。

  甲府のみなさまの縁をとりもつ隊・甲府鶏もつ煮は、一昨年のゴールドグランプリを取った実力から終日大勢の人が並んでいて、行列制限が出ていました。

    四日市とんてきも30分から1時間待ちの状態が続く盛況でした!

 2日目の日曜日は途切れることなく人が訪れ、40万人を記録することになりました。

  来年は、豊川市で開催されることが決定していて、松阪から鶏焼肉で参戦することを目指しています!

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