松浦武四郎とアイヌの人


  今日は、松浦武四郎記念館にお邪魔して、山本学芸員さんからお話を聞くことができました。松浦武四郎翁は、文化15年(1818年)2月6日、松阪市小野江町に松浦家の四男として武四郎は生まれました。父親は干支にちなみ「寅」と関わりの深い竹に、四男の「四」をつけ「竹四郎」と名づけられました。

  好奇心旺盛で、やると決めたらとことんやる性格の武四郎翁は、28歳で蝦夷に渡たり、最初、商人たちの援助を受けましたが、後は、自分で探索に道なき道をアイヌの人達に手伝ってもらいながら合計6回も行い、択捉島にも渡っています。そして見事に北海道の地図を書き上げています。

  航空機や電車,自動車のない時代に,アイヌ民族の協力を得て,歩いて調査をおこなった武四郎翁は,その土地の様子をスケッチし,アイヌ語の地名,地形,動植物,アイヌ文化など見聞きしたことを事細かに記録しています。
一私人として誰から頼まれたわけでもなく,個人の意志で始めた調査であったが,3回の調査を終え,詳細な調査記録をまとめた武四郎のもとには,ロシアとの対外関係の中で蝦夷地に関心を持っていた各地の大名が使いを送り,その記録を写しに来たといいます。

  武四郎翁は,アイヌ民族の若者が次々と漁場へと連れて行かれ,過酷な労働で倒れていく姿を目の当たりにし,幕府に対し,明日の開発はもちろん大事であるが,それよりもまず今日のアイヌ民族の命と文化を救うべきであるという内容を,調査報告書の随所で訴えている。そして,民族と文化を守るためには,まず人びとにアイヌ文化を正しく理解してもらうことが必要であるとし,アイヌ民族の紹介に努めました。


 お話しの中で、現在、松阪木綿がアイヌの民族衣装に好まれよく使われているということに驚きました。江戸時代に粋と言われ江戸中で好まれていた松阪もめんが、北海道から反物での注文がたくんあるようです。

  武四郎翁が目指していた北海道は,アイヌ民族が安心して暮らすことができる大地です。そのためには,江戸時代にアイヌ民族を苦しめていた「場所請負制度」の廃止と商人の排除などを強く訴えたが,商人たちも自分たちの利益を守るために,長官に賄賂を送るなどして抵抗した結果,武四郎翁は疎外され,意見が聞き入れられることはなかった。そればかりか,政府の開拓政策は先住民族であるアイヌの人びとが長く暮らしてきた土地や生活・文化を奪い,民族としての尊厳を傷つけていくことにつながっていきました。

武四郎翁は,長年の功績が認められ国から従五位という位を贈られていましたが,開拓使を半年ほどで辞職するとともに,この従五位を国へと返上している。そこには,政府のアイヌ民族に対する政策への反発とともに,地位や名誉ではなく,アイヌの人びとを守るために力を尽くしたが果たせなかった無念な気持ちでいっぱいだったことと思われます。

松浦武四郎記念館で、蝦夷地であった江戸から明治のしらざる知識をたくさんいただいことに感謝しています。

  今から150年前の江戸時代,武士を頂点とする社会では,すべての人びとが平等ではなく,人権という考え方は多くの人びとの心の中には芽生えていませんでした。

その中で,アイヌ民族の人権を守るために力を尽くした武四郎翁でしたが,ともすれば閉鎖的で同調を強いる社会構造の中で,彼はなぜアイヌ民族の文化を受け入れることができたのでしょうか。その答えは,彼が蝦夷地へ渡るまでの間にあると思われます。

武四郎翁の生家は伊勢参宮街道沿いにあり,小さい頃から多くの旅人を見て,その姿に刺激を受けて育ったいたのです。

そして,若い頃から全国各地を歩き,各地の文化に触れ,学者に出会い,見聞を広めることで,さまざまな考え方,価値観を受け入れることができる広い心をもつ人間へと成長していったのでしょう。

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行燈で送り火


  お盆を迎え各地で盆踊りや灯籠流しなどの行事が行われていますが、松坂城下の御城番屋敷の小路に行燈が並べられ幻想的な雰囲気になっています。

 江戸時代から残る小路は、石畳に整備され風情ある佇まいになっています。

   槇垣に囲まれた武家長屋には、5軒の末裔の方が住まわれています。

      人通りがほとんどなく、静かなお盆の夜となっています。

  全国的に現存例の少ない武士の組屋敷である松阪御城番の住まいは、小路を挟んで主家2棟からなる構成で残されているのは全国でもここだけです。主屋2棟・前庭・畑・南竜神社・土蔵よりなり、周囲に槇垣が巡らされて、江戸時代にタイムスリップします。

  御城番の先祖は、徳川家康に仕えた横須賀党の勇猛な武士団でした。横須賀党は、家康の息子・徳川頼宣のお付きとなり、紀伊の国へ。しかし、和歌山城勤めではなく、南の田辺の勤務となりました。当時、田辺城主は安藤家が務めており、「田辺与力」の名前で安藤家で仕事をしていたそうです。現代社会でいう「出向」ですね。
 安政2年(1855年)に、安藤家の家臣になるよう命令が下された田辺与力らは、徳川家直系でいたいと猛然と抗議しましたが、認められませんでした。そこで、藩士の身分を捨てて浪人になる道を選んだのです。
 仕事を辞めた彼らは、6年にも及ぶ浪人生活という苦渋の間、藩復帰のために様々な活動を続けた後、紀州徳川家の菩提寺である長保寺の住職・海弁僧正の支援により、松阪城の御城番として藩に復帰することとなりました。こうして御城番屋敷が建設されたのです。

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流しそうめん


   夏と言えば、花火や海水浴とともに「流しそうめん」が風物詩ですね。

   長い竹を切ってきて、二つに分けてつなぎ合わせ節を取って完成。

  雨が降っていても屋根があれば安心!子供たちも夢中で食べました。

   そうめんだけでなく、ベトナムのフォーや缶詰のフルーツが流れてきて楽しい流しそうめんでした。

   隣のバーベキューでは、カルビや鶏肉に混ざって、犬肉もありました(*_*)

               スイカ割りも楽しみました。

               もちろん花火は外せませんね!

               夏の楽しい思い出になりましたね。

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四萬六千日は観音菩薩の功徳日


  8月9日の夕方から 「四萬六千日会式(通夜)」が岡寺山 継松寺において厳かに執り行われました。

  この日お参りをすると 四萬六千日分の御利益があると言われる観音菩薩の功徳日なんです。 

   岡寺山継松寺は、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が創建したと言われていて、聖武天皇42歳の厄年の際に、継松寺のご本尊の「如意輪観世音菩薩」を宮中にお奉りし祈願した後、再び松阪に戻して安置したことから厄除け観音として地域に定着したものです。

  四万六千日という数字の由来は、白米一升分が四万六千粒で、この日観音様に詣でると一生(一升)食いはぐれること無く、息災に過ごせるのだそうです。  

  この日は、ミズネットワークの皆さんが、屋台を出し、
着物ショーを開いて、お参りに来る人をおもてなしされました。

      ゆかたや着物の魅力を会場に人たちに魅せてくれました。

                東日本大震災への鎮魂の祈り!

       子供たちが行燈に思い思いの絵を描いてくれました。 


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伊勢志摩国立公園「御座白浜」


  志摩半島の先端にある御座白浜海岸は、全国有数の綺麗な砂浜です。

     県内外から大勢の海水浴客がやってきてとても賑やかです

    白い砂と遠浅の海岸で、「快水浴場百選」に選ばれています。

               透明度が抜群のビーチですね。

    砂浜だけでなく、岩場もありますので、貝や鮑が獲れたりします。

  ビーチのそばには、海の家や民宿、キャンプ場もあるので、家族連れやグループでも楽しむことができます。

  海女小屋体験「磯人」は、現役の海女さんがとってきた新鮮な魚貝類を再現した海女小屋で食べることができテレビにもよく出てくるお店です。

  志摩半島の入口の町、鵜方から40分ほどかかるところですが、リアス式海岸の風景を楽しみながら御座まで気持ちよくドライブできるのが嬉しいです。

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