豊川市の妙厳寺は、稲荷堂が有名なので、「豊川稲荷」の名で広く知られています。豊川稲荷は神社ではないものの、商売繁盛の神様として知られており、境内の参道には鳥居が立っています。日本三大稲荷の1つとされています。
本殿参拝後、奥の方へ進むと、奥の院そして霊狐塚があります。
全国の稲荷に枳尼眞天のお使いに行く狐として、三百一体が安置されていましたが、その後信者が祈願と成就のお礼としてたくさん奉納しています。その数は1000以上あると思われますが、不明です。また、昭和のはじめ頃には、本物の狐が飼育されていたそうです
岩の隙間に願いをこめお賽銭を入れる人 隙間から熱心にお賽銭を取り出している人がいますが、この岩の隙間に入っているお賽銭を取り出してお守りにすると商売繁盛するということからです。儲かったらお礼に 頂いたお賽銭の数倍を 又この岩の隙間に入れに来ると言われています。まるで、ゲームのようですね!
豊川稲荷には、開基の今川義元公をはじめ、織田信長、豊臣秀吉、九鬼嘉隆、徳川家康、大岡忠相、渡邊崋山、有栖川宮熾仁親王等諸侯も深く信仰され、殊に有栖川宮は「豊川閣」の扁額を寄進せられました。また東京赤坂「豊川稲荷別院」は、江戸の名奉行と評された大岡越前守忠相公が生涯守護神とし深く信仰していて、江戸藩邸内に豊川稲荷社を祀っていましたた。この稲荷を明治20年(1887)に赤坂の地に移したものです。
豊川稲荷の狐塚
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