熊野灘の荒波にもまれてきた複雑怪奇な鬼の城のごとき岩盤と美しい海です。
案内板に「鬼ケ城は、海風蝕と数回の大地震で隆起した凝灰岩の大岸壁。東口から西口の弁天神社まで約1kmの間には、大小無数の洞窟が階段状に並び、奇岩奇勝で知られる名勝である。その昔、桓武天皇(737?806)の頃、この地に隠れて熊野の海を荒らし廻り、鬼と恐れられた海賊多娥丸(たがまる)を、天皇の命を受けた坂上田村麻呂(751?811)が征伐した。その伝説に基づいて鬼の岩屋と呼ばれたが、後に鬼ケ城といわれるようになった。」とあります。
遊歩道を行くと東口から順に、千畳敷、奥の木戸、猿戻り、鬼の風呂桶、犬戻り、神楽岩、木喰岩、鰐(ワニ)岩、潮吹、飛渡り、鬼の見張場、水谷、鬼の洗濯場、波切不動、蜂の巣となります。
1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定された後、1958年(昭和33年)に獅子巌が追加指定され、名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」となりました。2004年7月に、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録されています。また、日本百景に選定されている風光明媚な所です。
熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並んだものが「鬼が城」と呼ばれるようになりました。
「鬼ヶ城」は、伊勢志摩から延々と続くリアス式海岸の最南の地で、ここから南はなだらかな七里御浜の風景が広がり和歌山県境の熊野川まで続き、大自然の雄大さを感じることができます。
鬼ヶ城の奇岩
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