伊賀市青山町阿保にある大村神社は、延喜式神名帳に載っている古社で、主神の大村の神は、阿保氏族の始祖の息速別命と申し、約二千年前の神様で、第十一代垂仁天皇の皇子伊勢の神宮を奉鎮せられた倭姫命の弟君にあたられます。
この神社には、地震守護の要石、国の重要文化財「宝殿」、それに日本三大奇鐘のひとつ「虫喰鐘」があることで有名です。
旧阿保村は伊賀東南部に位置し、古くは奈良・京都から青山峠を越えて伊勢・東国に抜ける初瀬街道の要所で阿保頓宮も置かれていました。
国道165号線から赤い橋を渡ると、樹齢数百年の木々の森が目に入ります。鳥居をくぐって神域に入ると、清々しい空気に包まれた鎮守の森です。
ムササビやフクロウが生息し、キツネやイタチなどの小動物が共生しています。
今年、この神社が大きく脚光を浴びたのが、本殿の横にある、「地震守護 要石社」と書かれたお社の中にある石です。この石の下には、地震を呼ぶと言う巨大なナマズがいるとかで、このナマズが暴れないように要石が抑えているといわれています。それが由来で、大村神社は『地震の神さま』として、全国からの参拝客が多い神社なのです。
基底部は地中に埋まっていて、高さ46cm、周囲190cmほどの自然石で、地震守護の霊石であると伝えられています。江戸時代の安政大地震の時、たくさんの参詣でにぎわったといわれていて。大正12年の関東大震災の後も参詣者が多かったそうで、今年の東北大震災後も、県外からの参拝がすごく増えているそうです。
神社のご由緒によると、境内に「要石」が奉斎されております。創祀は、神護景雲元年(767年)、相殿奉祀の武甕槌命・経津主命は、常陸下総から三笠山遷幸の途次、当社にご休泊、「要石」を奉鎮せられました。この神石は大地をしっかり護って下さる有り難い霊石です。
ゆるぐとも
よもやぬけまじ要石
大村神のあらんかぎりは
この呪文は古くから伝えられ、地震守護を願う人々のあいだで唱えられて参りました。御霊験は著しく、ことに安政元年伊賀上野大地震には、不思議とこの地方は難にまぬがれたと伝えられています。
要石前のナマズの石像は、水をかけると願いが叶うといわれ、多くの人々が水をかけて願をかけていきます。
神社の神様のお使いもナマズだから、この言い伝えは本当かもしれませんね。
ナマズさんにお水をかけて災害のないことをお祈りするばかりです。
境内には大きな樹木があって、深い木立に下界と切り離されている感じです。
地震が心配な方は、一度お参りしてみてはいかがでしょうか。神社に参拝して、要石を拝み、ナマズさんにお水をかけてお願いして、お守りをいただけば少し安心できる気がします。
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