多気町佐奈に鎮座するのは、天孫降臨にも供奉し、『古事記』には「手力男神者、坐佐那々県也」と、この佐那の地に鎮座していると記されている天手力男命です。旧熊野街道と国道42号線沿い、佐奈小学校の西隣にある佐那神社は、神話に出てくる由緒ある神社で神宮とも深くかかわっています。
佐那神社には、天手力男命を主神として、天宇受賣命など23柱祭神不詳2座をお祀りしています。創立年代は不詳ですが、古事記(712年)に「次手力男神有坐佐那県也」とあり、延喜式神名帳には「多気郡52座」とあることから千有余年移譲を経過している古社であることは明らかです。
南北朝以降、室町時代、江戸時代初期まで伊勢神宮、特に外宮とは深く関わっていたようです。神宮の宮造使によって、20年に一度の社殿造り替えをした12社中の一社であったのです。その際、外宮の社殿だった木材が一部使われていたようです。
また、斎宮の祈年祭に預かれる神社であったことや外宮禰宜の労社として、祝の制を定め、神田を設け、毎年2月神事が行われていました。
天岩戸に御隠れになった天照大神に何とか出てきてもらおうと踊る天宇受売命と大岩をこじ開ける天手力男命の絵が奉納されています。
本殿に隣接して「和玉神社」が配祀されています。古事記に従い「曙立王神」を氏神さまと奉祀していて、佐那神社の創設と深い係わりのある神と考えられています。
天手力男命は、皇大神宮では相殿神として天照大御神の脇に控えるなど、天照大御神の近侍という感じの神様です。
本殿前には、ご神木「手力の大桧」の雄姿があります。
大桧の横に「熊野三山遥拝所」があり、遠くの「本宮大社」「速玉大社」「那智大社」を拝むことができます。その横には、本殿の下にお祀りされていたという「やすらぎの神様」です。
天宇受賣命の和魂(左)と荒魂(右)がお祀りされています。
表参道から少し入ったところに、夫婦杉と名付けられた大杉があります。
180年前に植えられ立派な二本の杉に成長しています。
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