桜井市の長谷寺は三輪山の麓にある檜原神社と伊勢の国斎宮跡を結ぶ一直線上に位置しています。この一直線は測量によって形成されるものであり、小川光三氏によって「太陽の道」と名づけられました。長谷寺の十一面観音は右手に錫杖、左手に水瓶を持って方形の大盤石という台座に立つ、いわゆる長谷寺式十一面観音菩薩です。右手に錫杖をもつ観音はわが国では、この長谷寺だけといわれています。
長谷寺の僧侶さんは、毎朝、東に向って拍手を打つといわれることからも太陽信仰と関係があるようです。
長谷寺は、三輪山との関係が深く太陽と水のバランスが取られています。
「五重塔」は戦争殉難者壇信徒慰霊と世界平和を祈願し、昭和29年(1954年)に建立され、平成元年(1989年)には興教大師の850年忌記念に際し修理が行われました。
五重塔の前には、豊臣秀頼によって再建されましたが、明治9年に落雷で焼失した三重塔跡が礎石のみを残しています。
一切経堂(いっさいきょうどう)は、1561年牧野備後守成貞によって再建され、唐木の一切経が治められていますが、現在立ち入り禁止になっています。外見だけ見ても風情があります。
「弘法大師御影堂」は弘法大師入定1150年忌を記念して昭和59年(1984年)に建立されました。
写経堂は、改装され新しくなっています。
長谷寺は、一年を通して美しい花の寺としても知られ多くの人が訪れます。
幻想的で威厳のあるたたずまいの長谷寺の観音様は、世間の苦しみと悩みを聞き届けてくれ癒してくださります。
長谷寺のパワー
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