丹生大師として親しまれている神宮寺の正式名称は、「女人高野丹生山神宮寺成就院」です。774年(宝亀5)光仁天皇の勅願により、空海(弘法大師)の師である勤操大徳によって開創された、真言宗山階派のお寺さんとなっています。
大師堂の御本尊である「弘法大師像」は、御大師様四十二歳の厄年の自画像で、衆生の厄除と未来結縁のために弘法大師様自らが刻まれたと言われています。1200年もの時をえて無事に御鎮座され、今日なお霊験あらたかであられることは奇跡としかいようがないです。
弘仁四年(813年)弘法大師様が伊勢神宮御参拝の途中、この地を訪れた際に来山され、御自分の師の開創された寺である事を知られ、「我は高野の聖地に、真言密教の根本道場を創立する誓願を建てているが、まずこの地に諸堂を建立し、庶民の苦悩を救わん」と言われ、弘仁六年(815年)に至って七堂伽藍(不動堂・鐘楼堂・閣魔堂・地蔵堂・観音堂・薬師堂・大師堂)を建立されました。
「観音堂」
「薬師堂」
白壁の登廊もある 大師堂へ上る階段。
真言宗の総本山・高野山が女人禁制であったのに対し、神宮寺は女性の参詣を許されていたので、「女人高野」とも呼ばれ、多くの信者を集めてきた。丹生の街を見おろす雄大かつ壮大な山門をくぐり抜けると、境内には四季を通じて美しい風景が広がります。
同じ敷地にある丹生神社は、神宮寺とは神仏習合の歴史を物語るものでしょう。真言宗の進出先に丹生神社が多いのは、弘法大師空海は丹生都批賣命の導きで、高野山に真言密教の根本道場を創建したとされますが、丹生の神は、真言宗の守護神として崇敬されているからでしょう。弘法大師と水銀の発掘をしていた丹生族は、密接の関係だったのでしょう。
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