お祭りといえば、お神輿や屋台が出る賑やかなものというイメージですが、神宮でのお祭りは、新職たちが神前に額ずき、静かに祈りと感謝を捧げる神聖なものです。真っ白な「斎服」に身を包んだ神職たちが列をなして神前に進んでいく光景の厳かさには、こころを打たれます。
神宮では、年間になんと千八百回以上ものお祭りがあり、日々のお祭りから大祭、そして二十年に一度の「式年遷宮」など様々あります。
毎年決まった月日に行われる恒例祭典のうち、最も重要なのが十月の神嘗祭で、それに次ぐ六月と十二月の「月次祭」を合わせて「三節祭」と呼びます。これに三月の「祈年祭」と十一月の「新嘗祭」を加えて「五大祭」という。三節祭は、神宮独自のものですが、祈年祭と新嘗祭は、全国の神社でも行われます。
神恩に感謝を捧げ、平安を祈る。
営々と続けられてきた祭典の日
神宮のまつり・行事
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