和歌山街道、和歌山別街道は、江戸時代に紀州藩の本城と東の領地松阪城、田丸城を結ぶ街道として整備された紀伊半島を東西に横断する街道です。
さらに古くは伊勢参宮や熊野詣、吉野詣の巡礼道として、また伊勢志摩の海産物を大和地方に運ぶ交易路として栄えた街道でした。
和歌山街道は高見峠から飯高、飯南を経て、途中飯南町横野から小片野町まで伊勢本街道と重複するルートを通り松阪城に至ります。
和歌山別街道は飯南町粥見で和歌山街道から分岐し桜峠を超え丹生、野中を経由して玉城町田丸に至ります。
今もなお、道標や常夜灯、庚申堂が各地で見ることができます。松阪市市街では、日野町交差点と新町5丁目には、道標が残っています。
左くまのみち、右和歌山みち
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伊勢神宮の主祭神である天照大御神は、皇祖人であり、その祭りは、本来、天皇陛下自らが、神恩に感謝を捧げ、国の平安を祈る「親祭」であるため、五大祭には皇室から「幣帛」(神様への贈り物)の奉納があります。また、天皇陛下のお使いである「勅使」が神嘗祭、新嘗祭、祈年祭には、遣わされます。
これら神宮の祭りには、古来から日本の人々が営んできた農耕を中心とした国の平安への祈りと命の糧をもたらす自然を司る神への感謝のこころがあります。
今年、3月24日、天皇・皇后両陛下は、皇居内にある厩舎で伊勢神宮へ贈られることになった「国春」号を慰労されました。国春号はこれまで、古式馬術の伝承や、外交団接待用の乗馬として宮内庁車馬課主馬班で活躍してきましたが、高齢のため近く隠居の予定だったのを陛下が買い上げられ神宮へ寄贈することとなりました。
お祭りといえば、お神輿や屋台が出る賑やかなものというイメージですが、神宮でのお祭りは、新職たちが神前に額ずき、静かに祈りと感謝を捧げる神聖なものです。真っ白な「斎服」に身を包んだ神職たちが列をなして神前に進んでいく光景の厳かさには、こころを打たれます。
神宮では、年間になんと千八百回以上ものお祭りがあり、日々のお祭りから大祭、そして二十年に一度の「式年遷宮」など様々あります。
毎年決まった月日に行われる恒例祭典のうち、最も重要なのが十月の神嘗祭で、それに次ぐ六月と十二月の「月次祭」を合わせて「三節祭」と呼びます。これに三月の「祈年祭」と十一月の「新嘗祭」を加えて「五大祭」という。三節祭は、神宮独自のものですが、祈年祭と新嘗祭は、全国の神社でも行われます。
神恩に感謝を捧げ、平安を祈る。
営々と続けられてきた祭典の日
日本人の平均寿命が80歳以上である現代において、定年後の第二の人生を楽しく送りたいと考える人が80%以上とアンケート結果で出ています。「モノの豊かさ」から「心の豊かさ」へと個人のニーズも変ってきて、自由時間を重要と考えるようになってきました。社会的変化により、新たな価値観やライフスタイルの多様化が進み高齢化社会の到来にも大きな影響を与えていくと思います。
多気町天啓公園の近くからの夕焼け。
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