「紋付網かご袋」などと勝手な名前をつけたのは私で、実際にはそんな名前のちりめん細工の古作は存在しません。
ご勘弁!
下の部分が細いテープのようなもので編み、上が何と紋付になっています。
古いちりめんの家紋の部分を使った小さな作品ですが、こういうアイデアも面白いですね。
ちりめん地に家紋のついた古布はよく見かけますが、今で言う色留袖やふり袖などには家紋を入れた時代が続きました。
特にふり袖などは今のように全体に柄があるより、すそ模様的な柄付けが流行した時期もあり、こういう柄には必ず家紋を入れたようです。
今では女性用の家紋の直径は、かなり小さくなっていますが、昔は直径一寸(3センチ強)くらいの大きな家紋を使っていた時代もありました。
家紋などもうまく利用すれば、また違った作品の味わいになるものですね。
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