八十八夜摘み新茶の引渡しが始まって1週間近く経ちました。新茶の風味はいかがだったでしょうか?
毎年皆様のお声を戴くまでは、結構ドキドキしています。
今年の「金」と「銀」に関しては、風味の違いを大きく変えてみました。感じられましたでしょうか?
「金」は新茶の持つ甘みを全面的に感じていただく茶葉。口に含んだ瞬間から濃厚でやさしい甘みが口に広がり、しばらくこの甘みが残ります。
「銀」はまるで新茶時期の茶園にいるかのような爽やかさを感じる口当たりに、やがて旨みと甘みがゆっくり感じられる茶葉。
どちらもこの時節にしか感じられない風味であり、飲後もしばらくの間口の中に旨みが残るため、唾液の分泌が止まらないですね。
今年は2品種の各2種類、計4種類の茶葉をブレンド。
それぞれの特徴を知り、2品種の茶葉を2:8、3:7、4:6、5:5、6:4…というように試験していきます。最終的に配合率を決めます。そしてできた2品種ブレンドを、さらに他の2品種ブレンドと同じように試験していきます。
このようにして、今年の「八十八夜摘み新茶」は3日間をかけて選定しております。4種茶葉ブレンドは、それだけ納得いくまでが難しかったという事です。
画像はその試験の様子です。この作業を決着するまでひたすら繰り返すだけです。
追加購入されるお客様が多いため、例年通り今年も各50個ほど余分にご用意させていただいておりましたが、残りも少なくなってきましたのでお早めにお越しください!
そして明日からは、本格的に地元・松阪産、三重県産の新茶が始まります。
昨日5月5日より店舗にて、八十八夜摘み新茶の商品お渡しが始まりました。また全国発送もさせていただきましたので、明日明後日には新茶をお愉しみいただけると思います。
レターパックご希望の方は、ポストに投函されるはずですのでご確認ください。
①新茶は鮮度が大切です。初夏の香りを感じるこの時節にお早めにお飲みください。
②封を開けたら、まず香りをかいでください。
③容器の中に「新茶のしおり」が同封されていますので、茶葉の量、お湯の量、お湯の温度、抽出時間をご確認ください。
④淹れたてのお茶も良いですが、湯呑に入れたまま冷めたお茶を飲まれると、より一層甘みや旨みを感じ易くなります。
⑤水出し煎茶としても美味です!
⑥二煎目は少し高めのお湯で淹れてみてください。
⑦開封後は容器を密閉し、冷蔵庫で保管してください。(直射日光や高温多湿な場所は厳禁です)
平袋購入の方は、遮光密閉できる容器に移し替えてください。
⑧二煎目まで淹れ終わった茶殻は、捨てることなく料理に活用してください。殆ど栄養素が残っています。
◆ポン酢をかけたり、酢の物に。
◆味噌と絡めて和え物に。
◆微塵にしてオリーブオイルと混ぜ、茹でたパスタと和えてジェノベーゼ風に。(バジルの代用)
など。
今年の新茶は昨年と違い、「金」と「銀」の風味の違いを大きく変えてみました。
ブレンド作業に3日間かけて導き出した「金」と「銀」。
まずはご自身の感性を信じて率直な風味を感じてみてください。また近々評論させていただきます。
緑茶は抗ウィルス作用があるとして知られております。ただCOVID-19に対してはまだ効果が確認できていません。
でも外出自粛が続く毎日の中で、一時の癒しになると確信しております。時間がありゆっくりできる今こそ、新茶の可能性をお愉しみください!
毎年好評をいただいております当店の極上の新茶、八十八夜摘み新茶。
今年もご予約を開始いたしました。
すでにフライング予約もいただいております♪✨✨
この八十八夜新茶は、全国から選りすぐった数品種を当店独自の配合率でブレンドした逸品です。
新茶らしい瑞々しさと爽やかな薫りをお愉しみいただきたく、そして茶重のお茶が好きなお客様に満足いただけるように店主がこだわって厳選しブレンドいたします。
今までは単品はお茶筒でのみのご予約でしたが、昨年試験的に平袋の予約を受け付けました。送料の値上りや自宅用なので…ということで袋タイプも大変多くの方からご予約いただいたため、今年からは本格的にパンフレットにも掲載することといたしました。
パッケージはこれまで通りご予約御礼のサービスとして、茶筒も袋も値段は同一です
ようやく当店ブランドの煎茶が新茶になりつつあります。
あとは、水沢地区のかぶせ茶「高利-Takatoshi-」のみ。
かぶせ茶は今しばらくお待ちくださいませ。
そして、ほぼ煎茶が揃った今は、「茎茶」と「粉茶」の新茶販売に向けて準備が始まりました。
当店の茎茶は、「茎茶」として販売するだけではなく、「棒ほうじ茶」の原材料にもなります。
毎年好評で完売してしまう「棒ほうじ茶 松阪ほいろ」。
店主より、松阪ほいろについてお知らせです。
今年の茎茶
これらは茶葉の茎の部分。
松阪産の初摘みの茶葉から茎の部分だけを丁寧に選別し、長さを均一にするため切断したもの。
これから幾つかの段階を経て、薫る棒ほうじ茶へと加工します。
茎の部分は葉緑素をほとんど持たない分、カテキン(渋味)やカフェイン(苦味)を生成されず、茶葉本来の甘味が多いところ。
特にこの初摘みにこだわり、甘味の多い茎でつくるほうじ茶は極上です!
今年は4月に入ってから涼しい日が続き、生育がゆっくりだったため、茎の伸びが悪く、かなりの品薄です。
なので量もかなり少ないため「松阪ほいろ」の限定数販売となり、昨年よりも早くに完売する予定です。
今年は品薄でさらに手間をかけている分、勝手ながら少し値上げをさせていただきます。
ご了承くださいませ