麦秋の朔日餅


  衣替えが行われ、夏の装いになるのに六月は、麦刈りの季節ということから「麦秋」と呼ばれています。農家にとっては、梅雨の季節を迎え風水害に遭う前に収穫できる麦はありがたい穀物です。
 伊勢地域では、5月の田植から6月の麦刈りと繁忙期を終えた人々は、無事に収穫できた感謝のお祝いにつくったのが「麦手餅」です。

  赤福餅さんの六月の朔日餅は、もち麦粉が入った餅生地で黒砂糖の餡を包み、上から香ばしい麦粉をまぶした素朴な「麦手餅」です。小さい餡子の入ったお餅ですが、麦の香ばしさが楽しめます。

  包装紙は、麦畠を一面に施した伊勢千代紙で、豊作の喜びあふれる小麦色になっています。版画家の徳力富吉郎さんの作品だそうです。

  小津安二郎監督による1951年10月3日に公開された「麦秋」という映画がありましたね。英語題名は『Early Summer』です。

  赤福本店の毎月一日は、早朝4時には営業を始めて、お参りの方たちをもてなしています。夜が明ける前から朔日餅を買い求める人がいらっしゃるので、午前3時30分より本店前にて整理券を配布されています。また、電話で予約すると午前11時?午後3時の間に引き取ることができます。
 七月の朔日餅は、赤福の餡を特製した水ようかんを青竹に流し込み、笹の葉でふたをした大人気の「竹流し」ですから、これは是非いただきたいですね。

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絶品!さわ餅


  『さわ餅』は、伊勢神宮の別宮、志摩市磯部にある伊雑宮(いざわのみや)で毎年6月に行われる日本三大御田植祭のひとつである、伊雑宮御田植祭の竹取り神事にちなんで名づけられ、縦に並べた姿が竹笹に似ていることから笹餅が訛って『さわ餅』となったと言われています。
伊勢地方のお祝いの時や、お土産にと江戸時代より親しまれてきたそうです。
 松阪でもポピュラーで、餅を食べるというと「さわ餅」が出ます。

  松阪で「さわ餅」をいただける店が数店ありますが、伝統と味において絶対おすすめの老舗店があります。岡寺山の門前にある「伊賀屋」さんです。創業は文政2年と古びた看板に書いてある通り、1819年の江戸末期で、今も変わらず「さわ餅」のみを作って販売しています。


  厚みのあるお餅ですが、米の風味があるしっとり柔らかく歯ごたえもある匠の技です。つつまれている餡子は、小豆のうまみを残すためか、時間をかけず仕込まれて粒がしっかりしていますが、素晴らしい旨味を感じられます。よもぎ餅も優しい香りと味わいで、白餅と両方いただくと幸せになります。

  なんと毎日、午前中(11時頃)に売り切れるので、なかなか食べれないのが、幻の「さわ餅」として希少価値で人気を呼んでいるようです。また、店舗の場所も知る人ぞ知るという感じで、隠れた秘密のお店のようにになっています。店前に立つと川北店主が、商売熱心でないと思ってしまい、初めての人は、渋すぎて注文できないかもしれません。


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弥生の朔日餅


   伊勢「赤福」の3月1日は、朔日餅の日ですね。本日のおもてなしは、春の足音が感じられる「よもぎ餅」とお雛様にちなんだ「あられ茶」のおもてなしでした。

  栞によると、古来、よもぎは「魔除草」と呼ばれ、久しく食されてきました。昔、三月三日に蓬餅をお雛様にお供えしたのは、香り高く繁殖力の強いよもぎを餅にして子孫繁栄・無病息災を祈るためです。
 三月の「よもぎ餅」は、よもぎの持つ色と香りをそのまま練り込んだ餅生地で、つぶ餡を包んでいます。
 女児のすこやかな成長を祈る上巳(じょうし)の節句(桃の節句)にちなんだ餅菓子です。
  なるほど、弾力のあるお餅とまろやかな粒あんのコラボは、どんな厄介もはね飛ばすでしょうね。くせになる美味しさでした。


  焙じた番茶に色とりどりの香ばしいあられを浮かべたお茶は、見た目がにぎやかで、上品で独特の味でした。伊勢や松阪周辺では、田舎あられをお茶碗に入れ、お茶をかけて食べる習慣があります。

  赤福本店の店頭には、朱塗りの竈(かまど)を据えてあります。この独特な形の竈・三宝荒神(さんぽうこうじん)は、むかし伊勢参宮の折、お足の弱いご婦人らに愛用された三人乗りの馬の鞍「三宝荒神」を造詣化したものだそうです。三宝荒神には別の意味があり、三宝を守る火の神を「三宝荒神」と言い、これを竈の神さまとして祀っていて、赤福本店で出す番茶は、この竈で沸かした湯を使っています。130年続くのれんの下にある、おもてなしの象徴でもある竈ですね。

  NHKのスタッフが取材に来ていて、いつ放送かわかりませんが、伊勢神宮と赤福を特集するようです。きっと見る人を歴史と伝統が魅了することになりますよね。


  伊勢・内宮のお祓い町にある赤福本店は、伊勢らしい切妻屋根が高く、正面に掲げた横書きの大きな看板には金色で赤福と創業宝永四年のシンプルですが、重厚な文字がかかっている老舗です。お伊勢参りの後には一息つきたい処です。

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伊勢の名物「赤福餅」は♪ええじゃないか!


  日本のお土産売上トップの赤福餅は、江戸時代の1707年(宝永4年)に皇大神宮前の五十鈴川ほとりで販売されたと言い伝えられている。商品名の赤福は、まごころ(赤心)をつくすことで素直に他人の幸せを喜ぶことが出来る(慶福)という意味の「赤心慶福」(せきしんけいふく)に由来するとしている。名前の「赤」にちなんで包装も商品名のロゴも赤いが菓子自体の色は小豆色であり赤ではない。


  おはらい町、五十鈴川のほとりにある本店では、今朝も若い乙女が赤福餅をせっせと手作りしていました。寒い早朝からいくつものお社をお参りをして疲れた体には、熱いほうじ茶と美味しいあんこと餅によって癒されます。
 「赤福のれん」300年続いく伝統の味に感謝です。

  赤福餅の姿は、五十鈴川の清流にちなんで、白い餅でせせらぎの石を上にのせた漉し餡を指で押して二すじの波形を作って水の流れを表現しています。正岡子規は、「到来の赤福餅や伊勢の春」と詠まれました。

  今朝は、朔日餅も販売されていたので、早朝から多くの人が訪れているようです。赤福本店の建物は明治に造られて以来、130年以上大切にされています。 伊勢らしい切妻屋根は間口を広げるために高くし、正面に掲げた横書きの大きな看板には金色で赤福の二文字。妻入りの軒先にかかる海老茶色ののれんをくぐると、朱塗りのかまどから湯気が立ち昇っています。

  赤福本店の店頭には、朱塗りの竈(かまど)が据えてあります。この独特な形の竈・三宝荒神(さんぽうこうじん)と呼ばれるそうです。由来は、昔、伊勢参宮の時、足の弱いご婦人らに愛用された三人乗りの馬の鞍「三宝荒神」を造詣化したものだそうです。三宝荒神には別の意味もあり、三宝を守る火の神を「三宝荒神」といい、これを竈の神さまとして祀っているとのこと。店で出す番茶は、この竈で沸かした湯を使い、おもてなしの象徴でもある竈ですね。


  二月の朔日餅(ついたちもち)は、「立春大吉餅」でした。黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福で、一つは、大粒の黒大豆とこし餡を餅生地で包み、もう一つは、こし餡と大豆を包んだ餅生地にきな粉をまぶしましたものでした。しっかりした餅とあんこの風味がとてもいい感じで、美味しくいただきました。
ごちそうさまでした・・・。また、食べたいです。

   赤福のテレビCMで長年、赤太郎という侍をイメージしたマンガのキャラクターが登場し「伊勢の名物・赤福餅はええじゃないか」とよく放映されていました。東海、関西では知らない人はいないのでは・・・。近頃はあまり目にしなくなったような気がしますので、懐かしく見ていただければ幸いです。
http://www.youtube.com/watch?v=MbUVT4NTscU&feature=player_embedded


  「立春」(二月四日)は、二十四節気の“元日”。前日の大晦日(二月三日)には、豆をまいて一年の邪気を打ちはらい、また新しい年を健康に過ごせるよう祈りましょう。
  包装紙の伊勢千代紙について、宮中や大奥から伝承されている文化を朔日餅の包装紙としてつつみ世の千代の繁栄を祈っているようです。

  赤福のれんは、順風満帆とはいかない時期がありました。2007年10月に消費期限及び製造日、原材料表示偽装事件が日本中を駆け巡り大変驚きました。
  2007年10月19日から2008年2月5日まで全店で営業を休止しました。2008年のお正月は、赤福餅が食べれないという今までにない経験をしましたが、今は、経営改善や意識改革によって、以前よりおいしくなった赤福餅が食べれるようになってよかったです。子供のころは、一箱全部食べれたら日本一幸せと思ってました。

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