松阪撫子は松阪三珍花のひとつでです
江戸時代、松阪市殿町に住む徳川藩士の継松栄二(1803?1866)が花弁が糸のように細く切れ長く垂れる本種の創始者となっています
伝えられるところによると第119代光格天皇はこの撫子をたいそう愛でられ御苑に飾ったところから「御所撫子」の名もあります
「伊勢撫子」の名もあり、もとはみな松阪が発祥の撫子たちです
光格天皇以来、ご本尊が二見浦から上がった観世音菩薩である京都宝鏡寺の皇女裕子内親王に委ねられ、現在もその子孫が愛培されています
本種の松阪撫子は20年前から松阪三珍花保存会が保存に努力しています
私たち、ミズ・ネットワーク松阪は2006年、保存会に入会し指導を受けながら自分達で種から育てた花で街なかを彩るお祭りを2007年より始めました