9月6日に開催された、「第19回東海北陸おかみさんサミットin南知多」に参加してきました~!
たくさんのおかみさんに出会い、それぞれ頑張っていらっしゃるお話をたくさん伺うことができました。
今回は、「次世代へつなぐ」「事業継承」をテーマとし、それぞれの地域・個店などがどのように頑張っているのか講演&報告がありました!
基調講演1
「海栄RYOKANS女将 渡邉栄子氏 と まちづくり仕掛人 綱島信一氏との対談」
渡邉さんは、今回のおかみさんサミットが開催された、南知多の旅館「花乃丸」の経営者であり、全国で18の旅館を経営されている女将さんです。
そして、綱島さんは、東京のしながわ観光協会の常任理事であり、全国のおかみさんサミットをはじめ、地域の町おこしのアドバイザーとして、それぞれの地域の中で頑張る人を応援し、全国各地のまちづくりにご尽力されています。
渡邉さんは、36年前、もともと会社員だったご主人と一緒に旅館経営を始められました。
そして、現在では、冒頭にも述べたように、18の旅館をまとめるまでに成長されている旅館グループです。
女将が常に心掛けているのが「元気で明るく」ということ。
苦しくても、やっているからには「やり遂げる」という強い意志。
女将には、3人の子供がいらっしゃいます。
うち、2人の息子さんは、それぞれの旅館を任せています。
今回のテーマ「子供への継承」。
「自発的に次の世代が戻ってきてくれるような旅館にしたかった」と女将は話していました。
時には喧嘩をすることもありそうです。
若い世代との価値観の違いや差。
若い世代が得意とするメディアやネット社会への発信は任せつつも、
接客や旅館経営の中で大切にしてきたことや、古い考えはしっかり伝え、ぶつけ、本音で喧嘩をすることが大切とのことでした。
もし、親子間で溝があると、従業員に迷惑がかかるため、本音で話し合うということを大切にされていました。
「女将」のグループ
現在渡邉女将がメインで女将をしている蒲郡温泉の旅館。
この地域の旅館女将11人で女将グループ「こはぜの会」を結成されています。
当時8名の女将がおり、グループ「こはぜの会」をつくり、女将で何かしようと動いたそうです。
その会の条件が「気楽にできること」「時間やお金はかけない」ということ。
こはぜの会では現在、「女将スイーツ」として、食後のデザートを一人1品考え、月1で「女将スイーツカフェ」をいうイベントをされているそうです。
ほんの一口のデザート8種類をワンプレートに乗せる。
毎週好評で予約がすぐに埋まってしまうとか。
こはぜの会は、月1回集まっている会とのこと。
身の丈に合うものにするため、参加できなくてもよいというもの。
とても若い女将もおり、女将の悩みを相談・共有し、一緒に考えることができる場だそうです。
こはぜの会
http://www.gamagori.jp/tokusyu/okami/
最後に渡邉女将から
「おもてなしは無限大。アイデアはいろいろある」と楽しそうに語られていました。