
ちりめん細工・ふくら雀巾着
ふくら雀というと、つい帯結びを思い起こされる方も多いのでは。
ふり袖など、特にお嬢様向きの帯結びの一つですが、最近の現代風ふり袖柄にはちょっと不向きのようで、このところは以前ほどこの結び方も、見かけることが少なくなりました。
誰が名づけたかわかりませんが、よく似ていますね。
この意匠はどうやって考え出されたかは、もちろん定かではありません。
家紋にもこの意匠が取り入れられていて、紋帳(家紋を集めた書籍)では「膨ら雀」と書きます。
35年以上きもの屋さんの世界におりますが、たった一つのおうちだけ、この家紋を入れた紋付をつくらせていただいた記憶があります。珍しい家紋です。
単純に考えると、「ふっくらした雀」という意味のようで、やはり縁起物の一つと考えて間違いなさそうですね。
そしていろいろ思い出してみると、きものの意匠はもちろん、Tシャツにも、そしてブローチにもこの文様(柄)が使われているのを見たことがあるゾ。
意外と身近なところにも、ふくら雀は使われているかもしれません。
http://www.e-chirimen.com/
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。
http://www.mctv.ne.jp/~go-daito/
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。

ちりめん細工・創作 かごめの巾着
大きな牡丹柄のちりめんを、うまく生かした横幅が役20cmほどの巾着(袋)です。
一見どうということのない巾着に見えるのですが…..。

中をあけてみると、なんと中蓋がある!
大事なものを入れるときに壊れたり、つぶれたりしないように考えてあるのかな?
ウン!待てよ。
もしかするといわゆる二重底になっていて、下の部分は秘密のお部屋なのかな?
作者の意図は分かりませんが、見ているほうにとってはいろいろな想像ができて、本当に楽しい世界ですね。
と、こんなことを書いていると、作者はこれを読んで笑っているかもしれません。
まったく違う意図が込められていたりして…..。
この作品は、下記に詳しく紹介されています。
株式会社 パッチワーク通信社
平成15年3月20日発行
レッスンシリーズ ちりめんの小物
暮らしの手作り ちりめんの小物
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ちりめん細工・思い出袋
6人の子供が手をつないで袋を取り囲んでいます。
なぜ「思い出袋」という名前がついているのかわかりませんが、ほかにも呼び方があるようです。
松阪ちりめんお細工物の会の講習会では、5年目に制作する作品ですから、そこそこ時間も手間もかかるのでしょう。
袋の下のほうはテープを編んだようになっていますので、袋自体もなかなか難しそうな作品です。
仲良く手をつないだ子供たちのハンコの背中には、小さなくくり猿の背守りがついています。
もちろん実際に使える大きさですから、卒業式のはかま姿などにはピッタリかもしれませんよ。
「おじさぁ?ん。子供たちはどうしてかわいいお顔を見せてくれないの?」
「それはねお嬢ちゃん、きっと恥ずかしいからなんだよ。」
と、適当なお返事をしてしまいましたが、どうして内側を向いているのかわかりません。
そしてもうひとつ。
思い出袋という名称ですが、これもわかりません。
子供が思い出にふけるわけもありませんし…..。
ご存知の方はぜひ教えてください。
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ちりめん細工・朝顔袋
まだ梅雨の最中というのに、もうあちこちで朝顔の花を見かけるようになりました。
季節は暑い夏へと進行中です。
薄いピンクや紫、そしてブルーなどの花は、夏にふさわしい柔らかくてやさしい色合いで、暑い夏にも少しの涼をもたらしてくれます。
ちりめん細工の朝顔袋も、いよいよ出番の季節がやってきました。
ちりめん細工の朝顔は、上の部分が袋になっています。
たぶん大切な宝物を入れたり、お香などを入れて、におい袋などに使っていたものなのでしょう。
お部屋の片隅にちょっと飾ったりすると、蒸し暑い夏には一服の清涼剤にもなると思いませんか。
まさに見てよし、使ってよしと、ちりめん細工の醍醐味を味合わせてくれる、季節の一品と言うことができますね。
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ちりめん細工・鶴の押し絵箱
鶴をかたどった押し絵をした小箱で、2005年「松阪ちりめんお細工物の会」作品展に出品された作品です。
卵を産んだばかりの鶴が、巣の中で卵を抱いている様子に見えませんか?
私にはそのように見えるのですが…..。
「鶴の恩返し」に代表される鶴に関する民話は、全国各地に存在しています。
よく考えてみるとこの民話、なかなか複雑な要素を含んでいるように思うのです。
「自分が良いことをすると、必ず自分の身にも良いことが帰ってくる」という教訓を教えているようにも思います。
しかし「決してのぞいてはいけない」という約束を守れない、愚かな人間の心理を突いた、人間の持つ悲しさをも表現しているように思われます。
私のように頭がカラッポな人間は、つい難しいことも考えてしまいますが、実は、この箱は何かに似ていると、内心そんなことばかりを考えてしまうのであります。
つゆが明けると暑い夏。
子供たちにとっては、長ぁ?い夏休みがやってきます。
小学校の夏休みに行った、キャンプの夕ご飯。
薪で炊いたご飯に、ボンカレーなどをかけて食べた覚えはありませんか?
おいしかったですね。
そのときご飯を炊くのに使った物は?
そう、「飯ごう」です。
ごめんなさい。
けっしてこの押し絵の箱は、「飯ごう」ではありませんよ。
念のため。
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