もう初夏の汗ばむような陽気が当たり前の時期なのに、なにやら寒い日が続きます。
それでも自然の中では、花に集まる蝶々の姿を見かけることが多くなってきました。
この巾着の蝶々は、最初押し絵かアップリケのように見えたのですが、よくよく見てみると黒い生地を切り抜いた中に蝶々がはめ込まれています。
「切りばめ」という技法を使った作品で、古作の中にはデザイン的にも、技術的にも、良くこんなものを作ることが出来たなと、感心するような切りばめ細工の作品を見ることが出来ます。
でも最近作られた作品は見かけた記憶がありません。
よほど難しいのだと思いますが、私には作者の苦労を知る由もありません。
しかし伝統の技法を伝えていくことは、今の時代に生きるものにとっても大切な使命のように思えるのです。
「松阪ちりめんお細工物の会」作品展には、ご遠方からもたくさんのご来場をいただき、まことにありがとうございました。
会員一同心よりお礼を申し上げます。
ホームページに作品展の会場を掲載しています。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。