ちりめん細工・糸菊袋
秋も深まりあちらこちらから菊の話題も聞こえてくる季節になりました。
菊の花言葉は「高貴」。もちろん天皇家の家紋にも使われている、日本を代表する花の一つです。
菊は、江戸時代より栽培が流行し始め、現在に至るまで品種の改良と共に、その鉢植えの見事さを競う愛好家が多いことでも群を抜いています。
この袋は「糸菊袋」と名づけましたが、愛好家の人々の間では「管物」(くだもの)といわれたり、また「乱菊」と呼ぶこともあると聞いています。
もっとも一般的には乱菊という言葉は着物などの文様のことで、菊の種類を表すものではなさそうですが。(どうでもいい話で失礼)
でも糸菊袋と呼ぶよりはむしろ「乱菊袋」と呼んだほうが、よりいっそうこの袋の雰囲気が伝わるかもしれません。
ただし「管物袋」と言ってしまうと、何やら果物の袋に思ってしまいそうですね。
いずれにしてもこの作品は丁寧なつくりと共に、細い管状の花弁のしなやかで優雅な姿を、余すところなく伝えてくれる作品です。
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