手毬を使ったつるし飾りです。
少し拡大してみましょう。
手毬のほかに椿袋なども下がっています。
つり雛、つるし雛、雛のつるし飾り、下げもん等々全国的にもいろいろな呼び名がありますが、私どもではこのような飾りを総称して、「つるし飾り(輪下げ)」と呼んでいます。
「つるし飾りには何をつるすの?」という質問をよく頂戴します。
古作を拝見していると特に決まったものはないようで、たとえば節句の飾り物にはその季節に合った花などが使われていたりします。
お雛様の脇飾りを目的に作られたものには、魔よけ、厄除けに加えて、お子様の健やかな成長と長寿を願う玩具や遊具などが使われているようです。
そしてつるす作品の数ですが、これもさまざまな説やいわれがあるのですが、松阪ちりめんお細工物の会では50個を基本にしています。
人生五十年と言われた時代に、人並みに長寿であって欲しいと願う気持ちが込められているのです。
いずれにしてもこのつるし飾りは、なにやら心を魅了するものが備わっていますね。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月6日(土)→3月14日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
※3月11日(木)は休まず営業
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