これはお雛様のお道具というより、お飾りと言ったほうがいいかもしれません。
定番左近の桜と右近の橘をイメージした、直径5cmにも満たない七宝手鞠のつるし飾りです。
そして七宝手毬の中や紐には、桜と橘の花もあしらわれています。
現代の雛飾りは、飾るお人形や調度が”定番化”していますが、その定番にいたる長い年月の過程では、流行の玩具やその地方の郷土玩具なども一緒に飾られていた時代もあったといわれています。
ずいぶん昔の写真には、何とフランス人形まで一緒に飾ってあるひな飾りまで見かけたことがありますから、思い出の品やお子様の健やかな成長を願うためのものは、まあ何でもよしと言うことなのでしょう。
たとえばちりめん細工で言えば、飾り物として犬張子、這子(”ほうこ”とも読みます)などの厄除け祓い物がそれにあたります。
この七宝手毬のつるし飾りも、お雛様のお飾りにはピッタリではないでしょうか。
それにしてもこんなに小さなものを作るには、根気と時間がいりそうですが、忍耐こそがちりめん細工の世界なのかもしれません。
根気もない忍耐もできない私には、とてもとても…..、遠ぉ?い世界の出来事です。
■□■□ 松阪ちりめんお細工物の会 作品展 ご案内 ■□■□
□日時:3月6日(土)→3月14日(日) 10:00→18:00
□場所:松阪市湊町196 優遊館きもの大藤
期間中半日体験コーナーを毎日開催。お早めにお申し込みください。
※3月11日(木)は休まず営業
松阪ちりめんお細工物の会ホームページへもどうぞ。
会員の作品もたくさんご紹介しています。
楽しいちりめん細工の作品を紹介しています。
ちりめん細工の材料、無地ちりめん、組紐などを販売しています。
ホームページにもぜひお立ち寄りください。